Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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アルゲリッチ 私こそ、音楽!
 現在最高のピアニストのひとりといわれるマルタ・アルゲリッチ。その3女で、同じくピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィッチを父にもつステファニー・アルゲリッチが監督を務めた、音楽ドキュメンタリー映画「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」が2014年秋、Bunkamuraル・シネマ他で公開されることになった。
 その映画の日本版の監修を務めることになった。
 すでに試写を見て、字幕をはじめとするあらゆる資料をもとに、特に音楽面でのチェックをする準備にとりかかっている。
 映画の監修という仕事は初めてゆえ、何から始めたらいいのかわからないが、ひとつひとつ時間をかけて確実にこなしていくしかない。
 先日、来日中のステファニーにインタビューし、さまざまな角度からの質問を試みた。
 とてもチャーミングな人で、いずれの質問にもことばを慎重に選び、じっくりと答えてくれた。
 このインタビューは、「フィガロ・ジャポン」の9月20日発売の号に掲載されることになっている。
 ステファニーは、映画は音楽ファンのみならず、一般の人々に見てもらいたいと思って制作したという。
 親との確執があったり、家族関係に問題を抱えている人など、幅広い人たちに向けた映画を作りたかったと。
 ステファニー自身、幼いころから有名なピアニストの子どもとして、大変な人生を送ってきた。それがいま、自分が母親になったことで、超多忙なピアニストである母を理解することができるようになったのだという。
 アルゲリッチ、コヴァセヴィッチ、そしてふたりの姉も映画に理解を示してくれ、家族としてひとつのハードルをクリアしたようだ。
 この映画は、素顔のアルゲリッチが数多く登場。娘ならではの視点で描かれ、ふだん見ることのできないアルゲリッチの日常が全編にちりばめられている。もちろん、彼女の音楽やこれまでの歩みなども盛り込まれている。
 今日の写真は、インタビュー時のステファニー。彼女はカメラをもっていて、インタビューの間ずっと私の顔を撮影していた。
 う〜ん、やめてくれともいえないし、まいったなあ。監督業だから、人を撮るのが好きなのかしら。
 彼女は映画会社の人から私が監修の仕事をすると聞いて、にっこりと笑顔を向けてくれた。そうです、その仕事をきちんとしなくちゃね。


 
 
 
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