Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ヴァレンティーナ・リシッツァ
 いまは、You Tube全盛時代で、さまざまな音楽を居ながらにして気楽に楽しむことができる。
 ウクライナ出身で、現在はアメリカを拠点に各地で活発な演奏活動を展開しているピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァは、そのYou Tubeに自らの演奏をアップし続け、公式チャンネル再生回数がいまや7400万回を超えたという驚きのアーティストである。
 リシッツァは1973年キエフ生まれ。3歳でピアノを始め、天才少女と称された。1991年にマレイ・ドラノフ2台ピアノ・コンクールにおいて、アレクセイ・クズネツォフとともに優勝を飾り、以後アメリカに移って活動を展開するようになる。
 しかし、さまざまな問題が起こり、ピアニストとしての活動もはかばかしくなくなり、一時はピアニストを断念する気持ちにまでなった。
 その後、演奏をひとりでも多くの人に聴いてほしいという思いから、演奏をYou Tubeにアップしたところ、世界中の人々が再生し、膨大な数に及んだわけである。
 先日、ベーゼンドルファーのスタジオでミニリサイタルと記者会見が行われ、彼女のピアノをごく間近で聴くことができた。ラフマニノフなどは楽器を大きく鳴らすエネルギッシュな奏法だったが、新譜は「ピアノ・レッスン〜リシッツァ・ブレイズ・ナイマン」(ユニバーサル)。収録されたナイマンの映画音楽も何曲か演奏されたが、こちらはロシア作品とは異なり、繊細で弱音の美しさを生かした瞑想的な演奏、幅広い奏法と解釈を印象づけた。
 翌日のインタビューでは、ナイマンの音楽の難しさ、録音が決まったときのこと、ジャケット写真撮影の裏話、苦難の時代を送ったころのこと、将来の夢までパワフルに雄弁に語り、演奏同様の情熱を感じさせた。
 このインタビューは、「CDジャーナル」に掲載されることになっている。
 今日の写真はインタビューのときのにこやかな表情と、コンベンションで演奏するリシッツァ。
 ぜひ、You Tubeを見てくださいな。元気が出ますよ!




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