Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< カルロ・ベルゴンツィ | main | 塩レモン >>
朴葵姫(ぱくきゅひ)
 今年はワールドカップの開催により、ブラジルに世界の目が向けられている。
 南米にはもともと個性的な作曲家が数多く存在するが、今年のブラジル・イヤーに因み、ギタリストの朴葵姫が「Saudade―ブラジルギター作品集―」(コロムビア)と題したアルバムを完成させた(9月17日発売)。
 今日はそのアルバムに関することなどを聞くため、朴葵姫にインタビューを行った。
 彼女は1985年韓国生まれ。3歳のときに横浜でギターを始め、2004年東京音楽大学に入学。2006年9月からはウィーン国立音楽大学でアルヴァロ・ピエッリに師事して研鑽を積んでいるが、この先生はウルグアイ出身で、ブラジル作品もレッスンでひんばんに取り上げるため、長年こうした作品に親しんできたという。
 Saudadeサウダーヂとは「郷愁」と訳されるが、もっと深い意味合いが含まれ、音楽を表現するときにはさまざまな感情や内的要素が必要となる。
 今日のインタビューは、まずこのサウダーヂに関していろいろ意見交換することから始まった。
 彼女は今回ものすごく多くの候補曲のなかから、CD1枚に収録する曲を選ぶのに大変な時間をかけたという。
 アルバムはジスモンチ、ヴィラ=ロボスからカルロス・ジョビンまで多岐にわたり、全編にサウダーヂの空気が色濃く流れている。
 このインタビューは、「CDジャーナル」の9月20日発売号に掲載される予定。愛器ダニエル・フリードリッシュを手に入れた秘話から、コンクールに落選したときの失意と優勝したときの喜び、手が小さくて苦労していること、今後の方向性まで、ことばを尽くして話してくれた。どうぞ、雑誌をお楽しみに!!
 インタビューを終え、彼女は本当に努力家だと感じ入った。すべてを正直に、飾らずに話してくれる姿勢にも好感がもてた。その率直さ、自然な感覚がすべて音楽に映し出されていると思う。
 CD発売記念コンサートも予定され、10月1日に浜離宮朝日ホールで開催されることになっている。
 今日の写真はインタビュー後の朴葵姫。前髪を切ったためか、以前の写真とは少し雰囲気が異なり、柔らかい印象になった。彼女の抱えている楽器が、名器の誉れ高いフリードリッシュのギターですゾ。


 

 
 
 
| クラシックを愛す | 22:56 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE