Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ニコライ・ホジャイノフ
 ロシアの若手ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフのインタビューは何度目になるだろうか。
 2010年のショパン・コンクール時から取材を続け、来日のたびに演奏を聴き、インタビューを続けてきた。
 先日、彼はサントリーホールでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏、25日には浜離宮朝日ホールでリサイタルを行う。
 今日は、そのチャイコフスキーのコンチェルトの話から始めたのだが、いつもながら作品をとても深く研究していて、新たな視点を示してくれた。
 このインタビューは、ヤマハのWEB「ピアニスト・ラウンジ」に書く予定になっている。結構、文字数があるから、詳しく書けそうだ。
 ホジャイノフは、つい先ごろ流ちょうな日本語によるあいさつを動画にアップ、発音も舌を巻くほどうまく、語彙も豊富。ごく自然な話し方にびっくり仰天。
 開口一番、その日本語がすばらしいとほめると、「えへへ」という感じで照れていた。
 彼は毎年のように日本を訪れているが、今年は全部で4回来日。コンチェルトとリサイタルで日本のファンにさまざまなレパートリーを披露している。
 インタビューでは、プログラムを常に熟考しているといい、しかも直前になって変えることもあるといって、主催者をあわてさせた。11月のリサイタルの曲目が変更になるかもしれないと、匂わせたからだ。
 ホジャイノフの話は、とても22歳とは思えない成熟したもの。作品の解釈について語っているときも、昔の偉大な作曲家や作家、哲学者、政治家、詩人らが語ったことばが次々に挟み込まれる。読書家である彼ならではの引用もある。
 25日のリサイタルでは、シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」、ショパンのピアノ・ソナタ第3番がメイン・プログラム。このリサイタルのチラシの原稿を書いたのだが、私はそこに「彼は指の練習をするよりも、楽譜を読み込み、作曲家が何をいいたかったかを考える時間のほうが長い」と書いた。
 ホジャイノフは、まさにそういうピアニストである。リサイタルでは、シューマンの空想の世界に迷い込むような作品と、ショパンの最高傑作のひとつが、洞察力に富む演奏で展開されるに違いない。
 今日の写真は、ピアノの前で撮影に臨むホジャイノフと、インタビュー後の1枚。いつ会っても、本当におしゃれ…。





 
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