Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ザ・フィルハーモニクス
 ウィーン・フィルのメンバーは超タフな人ばかり。昨夜のコンサート終了後、夜中までレセプションに加わり、今日は12時から中学・高校生を対象とした学校単位で参加する「青少年プログラム」で演奏。
 そして、午後1時過ぎから「ザ・フィルハーモニクス」の3人のメンバーは、新聞や雑誌のインタビューを受けた。その後、彼らは夜の本番が控えている。
 私のインタビューは午後2時から。
「ザ・フィルハーモニクス」については、2014年6月20日に東京芸術劇場で行われたコンサートのことをブログでも綴ったが、メチャクチャ楽しい音楽で、ウィーン・フィルのメンバーら7人による演奏は、世界の聴衆をみな笑顔にしている。
 今日は、そのメンバーのなかのティロ・フェヒナー(ヴィオラ)、エーデン・ラーツ(コントラバス)、ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)がインタビューに応じてくれた。
 このアンサンブルは、クラシックをもとに各地の民謡、民俗音楽、ジャズ、ポップス、タンゴまで幅広くレパートリーに入れ、さまざまな編曲によって耳慣れた作品に新たな光を当てている。
 彼らは日本でしゃぶしゃぶを食べながら「何かおもしろいことができないだろうか」と話したのがきっかけで、メンバー結成となったという。
「すごく仲良く見えるって? そんなことはないよ。いつもは喧嘩しながら、いいたいことをいいあって、意見をバチバチだしあって、全員が本音で話すからすさまじいよ」
「でも、喧嘩する方がいいんだよ。みんなそれぞれいたいことをしっかりいうし、やるべきことはきっちりやる。プロだからね」
「どんなに意見が食い違ったときでも、いざ本番が始まってしまえば、ステージではどんどん音楽がよくなって、ステージで問題解決となるんだ」
 ひとつの質問をすると、3人が我先にとワーッという感じで話し出す。それが演奏を連想させ、まさに声のアンサンブル。
 マーラーの交響曲でシリアスな演奏をずっとしていて、さあ、ザ・フィルハーモニクスのリハーサルだとなると、全員が解放的で情熱的で自由な雰囲気になり、顔つきが一変するのだそうだ。
 7人は各々ものすごく個性が強い。その個性がぶつかりあい、切磋琢磨し、ひとつのアンサンブルとして超絶技巧をものともしない、嬉々とした音楽を生み出す。
 彼らは2015年10月から11月にかけて、再来日が予定されている。そのためのプログラムを練りに練っているそうで、その前には新譜がリリースされることも決まっているという。
「でも、まだ録音については詳しく話せないんだよ。本当はライヴ収録を希望しているんだけど、ちょっと難しくて、おそらくスタジオではなくコンサートホールでレコ―ディンクすることになりそう。来秋の日本公演のときには新譜を携えてきたいんだけどね」
 演奏もノリノリだけど、インタビューでの会話もノリノリ。すごく疲れているみたいだったけど、そこはプロ。ジョークばかりいっていて、それに合わせてまた次のジョークが飛び出す。ここだけの話、なあんていうのもつい口からポロリ。大丈夫かなあ、なんだか疲れすぎて、いっちゃってるみたい(笑)。
 日本公演の直後はポーランド公演が控えているそうで、ザルツブルク音楽祭からずっと休みなしで突っ走っているとか。ホント、タフな人たちだ。
「来年の演奏、楽しみにしててね。バクハツするからサ」
 いやあ、まいりました。すごいパワー…。
 今日の写真はインタビュー中のショットと、インタビュー後の1枚。写真を撮っている間も、他の人をつっついたり、ジョークで悪口をいったり、かまったり…。なんだか、大きな子どものようだ。きっと、7人が集まったらすごいことになるんだろうな。ちょっと怖いけど、次は7人一緒のインタビューをしてみたいと、無謀なことを考えた。 
 写真の左からダニエル・オッテンザマー、エーデン・ラーツ、ティロ・フェヒナー。






 
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