Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ジャン=フィリップ・コラール
 フランスのベテラン・ピアニスト、ジャン=フィリップ・コラールが来日中である。
 今日は銀座のヤマハホールでリサイタルがあった。
 プログラムは、前半がショパンのノクターン第13番と第6番からスタート、ショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送」へとつなげた。
 後半はフォーレのノクターン第4番と「舟歌」、ノクターン第6番と続き、ラヴェルのソナティナ、そして最後はラヴェルの「鏡」より「悲しい鳥たち」「道化師の朝の歌」で締めくくられた。
 このプログラムはとても流れが自然で、コラールのクリアで凛とした響きによく合っていた。
 もちろん、いずれの作品も鍛え抜かれたテクニックと長年弾き込まれた熟成した音楽性に彩られたものだったが、実は今夜、私がもっとも感銘を受けたのは、アンコールに演奏されたショパンのノクターン作品9の2だった。
 ノクターンのなかでもっとも人気のある有名なこの作品を、コラールは粋で洒脱でクールかつ男性的な奏法で聴かせたのである。そのノクターンはけっして甘くなく、ある種の客観性をもって奏でられたため、作品の新たな面を発見することができた。
 コラールには、21日にインタビューをする予定である。今日の演奏を聴いて、いろんな質問が頭に湧いてきた。楽しみである。
 今日の会場には、ジャン=マルク・ルイサダの姿があった。久しぶりだったのであいさつにいくと、いつもながらのやわらかい笑顔が戻ってきた。
 なんでも、今日はお忍びで聴きにきたそうで、一番うしろの席にすわっていたが、演奏が終わると「ブラヴォー!」と叫んでいて、結局は目立っていた(笑)。
 

 
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