Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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上原彩子
 上原彩子がチャイコフスキー国際コンクールで優勝の栄冠に輝いてから、はや12年が経った。この間、彼女の人生は大きく変わり、ソリストとして活躍する一方、プライヴェートでは結婚、出産を経験。いまや3人の女の子の母親である。
 デビュー当初から取材を続けてきた私は、彼女に会うたびに、演奏を聴くたびに、ぐんぐんたくましくなっていく姿に驚かされる。
 そんな上原彩子が、7年ぶりに新譜を録音した。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」で、プレトニョフ編と上原彩子の編曲も加えた意欲作となっている(キングレコード)。
 先日、久しぶりにインタビューを行い、録音のことから現在の心境まで、幅広い話を聞くことができた。
 以前は子育てに忙しく、ピアノの練習時間を確保するのが非常に困難だといっていたが、現在は子どもが小学校や保育園にいっている間に集中的に練習しているそうだ。
 このインタビューは、次号の「intoxicate」に書く予定である。
 デビューアルバムにチャイコフスキーを選んだ彼女は、レコード会社が変わり、新たな気持ちをもって録音に臨んだようだが、やはり大好きなチャイコフスキーを選んでいる。
 今回、上原彩子のことばでもっとも印象に残ったのが、「ある時期ものすごく練習をしたため、それがいまの自分を支えていると思う」と語ったこと。ピアニストは過酷な練習を自身に課すが、彼女もコンクール前からずっと練習に明け暮れていた。それがいま財産になっているのだろう。
 このアルバムは12月24日に発売され、2015年は年明け早々から各地でリサイタルが続く。これからはモーツァルトに目を向けているという話も飛び出し、ソロのみならずモーツァルトのヴァイオリン・ソナタも演奏したいと熱く語った。
 上原彩子というとソリストというイメージが強く、室内楽はあまり演奏しないと思われがちだが、ご本人はアンサンブルに意欲満々。
「だれか、一緒に合わせ物をしてくれないかしら」
 ぜひ、どなたか、立候補してくださいな。
 今日の写真はインタビュー前の1枚。レコード会社の屋上でパチリ。充実した表情をしているでしょう。

| 親しき友との語らい | 21:35 | - | -
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