Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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カフェ・ラントマン
 ウィーンにはカフェ文化というものがある。
 ウィーンでカフェが誕生したのは1685年のことで、以来カフェはコーヒーを飲むだけではなく、人と待ち合わせをしたり打ち合わせや会合をしたり、備え付けの新聞をゆっくり読んだり、手紙を書いたり本を読んだりと、さまざまな用途に応じて利用する場所となった。
 人々はカフェで芸術論を戦わせ、文化を論じ、政治を語り、カフェは大切な交流の場という大切な役割を担ってきた。
 ここでは、1杯のコーヒーで長居をしても嫌な顔はされず、現在は自宅の延長として利用する人も多い。
 私がウィーンの数あるカフェでもっとも愛するのは、ブルク劇場の近くに位置するラントマン。1873年10月創業の優美で大人っぽい雰囲気を備えたところで、広い店内にはゆったりとしたソファが置かれている。創設者はフランツ・ラントマン。「ウィーンでもっともエレガントなカフェ」を目指した。
 ここはマーラー、クリムト、フロイトらが訪れたことで知られ、朝7時半から24時まで開いているため、とても便利。歴史と伝統を感じさせ、何度も訪れているためか、自分のカフェのような感じがして(勝手にそう思っているだけだが)、非常に居心地がいい。
 今回の出張でもスタッフ全員で訪れ、おいしいケーキとお茶をいただき、しばしリラックスした時間を過ごすことができた。
 このラントマン、実は海外第1号店が青山にある。青山通りに面し、地下鉄の表参道駅からすぐのところで、内装もメニューもウィーン本店と同様のスタイルを保持している。
 ここも、私が大好きなお店で、ゆったりくつろぐことができる。



 この写真は晴れた日にみんなが利用したがるテラス席。いまはちょっと寒いが、春から秋にかけては室内の席より人気だ。
 代表的なメニューは、ウィーン風のパンとスープ、ベーコンとキャベツのスパゲッティ、ヴィナーシュニッツェル。もちろんグラーシュもあるし、じゃがいものスープもある。
 このなかで、もっとも美味なのは、ベーコンとキャベツのスパゲッティ。キャベツがナマではなく、ザワークラウトを使っていて、その深みのある味わいが絶品。トッピングされたサワークリームとの見事なマッチングにより、すぐにまねしたくなるおいしさ。







 そしてデザートは、ザッハトルテとラントマントルテがお薦め。



 ウィーンの香りが堪能できるお店、ぜひ足を運んでみてくださいな。
 
 
| 美味なるダイアリー | 21:42 | - | -
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