Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ルノー・カプソン
 今日は、夕方からフジテレビに出向き、来年2月20日から3月2日まで全国8箇所で行われる「東芝グランドコンサート2015」のソリストにひとり、ヴァイオリンのルノー・カプソンに電話インタビューを行った。
 これはプログラムと「モーストリー・クラシック」のためのインタビューで、演奏旅行でドイツに滞在しているルノーに、フランス語の通訳Fさんを介して行われた。
 ルノー・カプソンはカピュソンとも表記される。1976年フランス生まれの実力派で、私はその官能的で幻想的な美音にほれ込んでいる。
 これまでナントや東京で何度かインタビューをしているが、いつもゆったりとことばを選んで話し、いつも夢見るような表情をしている。
 ところが、今日は電話インタビューということで、お互いの顔が見えないため、彼は私のいつもながらの早口の質問と通訳のFさんのテンポのいい訳に押されたのか、いつもとは打って変わって雄弁でどんどんしゃべる。
 ときおり咳をしたり、鼻をブーッとかむ音などが聞こえてきたが、しゃべっているときは元気な声だ。
 今回の日本公演のサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番について、共演者のトゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団について、使用している楽器について、これまで共演した指揮者について、これからの予定など、さまざまなことを話してくれた。
 ついさきごろリリースされた「フランク、グリーグ、ドヴォルザーク ヴァイオリンとピアノのための作品集」(ワーナー)のライナーを書いたため、その共演者であるピアノのカティア・ブニアティシヴィリについても話を聞いた。もう1枚、いま抱えているライナーノーツのマルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーとの共演による2002年、2003年のルガーノ音楽祭のライヴ(ワーナー、再発売)の話も聞くことができた。
 今日は、その場に居合わせた全員が納得するような密度濃い内容のインタビューとなり、ルノーの演奏に対する期待が高まった。
 この記事は、今月中に入稿し、担当者みんなが晴れやかな気持ちでお正月を迎えられるようにしなければならない。というわけで、私が急がなくっちゃね(笑)。
 インタビューが終わって、ルノーは「インタビューしてくれてありがとう」などといっていたが、きっと早口でガンガンいろんなことをしゃべらされて、さぞ疲れたに違いない。だって、いつもはホント、ゆったりペースだもんね。
 来日したら、こちらこそ、「インタビュー、ありがとう」といわなくては。
 サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番は、彼にとってとても大切な意味をもつコンチェルトだということがわかった。それを来春、日本公演でたっぷりと披露する。
 特有の美音に包まれた、熟成した演奏が待ち遠しい。
 
 
 
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