Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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辻井伸行
 辻井伸行と話すのは、本当に楽しい。
 今日は、サントリーホールでコンサート終了後、インタビューを行った。
 プログラムはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。下野竜也指揮東京都交響楽団との共演で、長大な第1楽章からエネルギー全開、オーケストラとの雄弁な対話を聴かせた。
 第2楽章はチャイコフスキーならではの抒情的で美しい歌心あふれる旋律が特徴。辻井はゆったりとしたテンポで朗々とフランス民謡から取られた主題をうたわせた。
 第3楽章はスラヴ風の主題が登場するロシア的な楽章で、ここでは素朴で土の香りのするような音色を響かせ、フィナーレに近づくにつれ、荒々しさみなぎる音楽と化していった。
 終演後、楽屋でUCカードの会報誌「てんとう虫」の取材を行った。
 コンサート後にあいさつをすることは多かったが、インタビューは久しぶりだったため、それを伝えると、「伊熊さん、元日のテレビありがとうございました。いろんなことをたくさん話してくれて…」といわれてしまった。
 いえいえ、こちらこそ、といいながらすぐにインタビューに入った。
 彼は最近アシュケナージ、ゲルギエフ、ペトレンコをはじめとする多くの著名な指揮者と共演を重ねている。その指揮者の話から始まり、ショパン・コンクールやヴァン・クライバーン・コンクールの思い出、ショパンゆかりの地を訪ねたときの話、ロシア作品に関すること、ベートーヴェンのピアノ・ソナタについて、そしてこれからの夢など、多岐に渡ることを話してくれた。
 辻井伸行は、私の質問に対して、いつも嬉々とした表情をもって一生懸命話してくれる。その純粋で一途で飾らない語り口に、私はつい涙がこぼれそうになり、それをこらえるのに必死だ。
 でも、彼は楽しそうにユーモアを交えながらひたむきに話し、私は徐々に早口になり、それにつられて彼もどんどんしゃべる。
 写真撮影もあったため、できる限り密度濃い内容を聞き、短時間でインタビューを終わらせるようにした。
 今年のスケジュールを見せてもらったが、長期的な日本ツアーもあり、海外公演も多く組まれ、辻井伸行にとって超多忙な年となりそうだ。
 今年は、1月1日に放映された辻井伸行のテレビ番組にちょこっと出演したり、今年初めてのインタビューが彼だったことを考えると、私にとっても辻井イヤーになりそうだ。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。撮影用にセッティングされていたところで、私もさっと撮らせてもらった。こういうセットって、照明がすばらしく、すごくプロっぽく撮れるんだよね。
 でも、インタビューのときは表情豊かに楽しそうに話していたが、写真撮影になったら、ちょっと緊張気味だった。


 
 
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