Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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イェフィム・ブロンフマン
 今日もブロンフマンのコンサートの話題。
 いま、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団が日本ツアーを行っているが、今日はサントリーホールでストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」(1910年原典版)の演奏が行われた。
 前半にはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が組まれ、そのソリストがイェフィム・ブロンフマンだ。
 プログラムの原稿にも綴ったが、ブロンフマンはインタビューで、「チャイコフスキーなどの作品を演奏するときには想像力と美しい音色、このふたつの要素に重点を置きます」と語っている。
 そのことば通り、チャイコフスキ―ではスケールの大きな迫力のあるピアニズムを披露すると同時に、緩徐楽章などはすこぶる幻想的で美しい響きが発揮された。
 ブロンフマンは、先日のリサイタルの記事にも書いたように、弱音の美しさが際立っている。今日もコンチェルトのあと鳴りやまない拍手に応え、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番より第3楽章に続き、ショパンの「12の練習曲集」より作品10ー8を演奏した。その美しさといったらない。
 完璧な脱力ができた状態で、どこにも力が入っていない自然な打鍵を見せ、繊細かつ優美なショパンを奏でた。
 ああ、ため息が出そうだワ(笑)。
 その後、「火の鳥」が演奏され、こうした作品を得意とするサロネンは、色彩感とストーリー性と斬新な書法を浮き彫りにし、オーケストラから生気あふれる響きを導き出した。いつもサロネンの演奏を聴くと、その手腕に深い感動を覚える。
 こうしたすばらしいコンサートが続いているため、原稿がどんどんたまって困ってしまう。いろいろ遅れていて、担当者のみなさま、ごめんなさいと、ここであやまってしまおう。
 明日は、やはりフィルハーモニア管のコンサートがあり、ヒラリー・ハーンのソロでブラームスのヴァイオリン協奏曲が組まれているけど、ここはひとつぐっとがまんしてパソコンにかじりつかなくてはならない。
 土曜日と日曜日の2日間で、なんとか原稿を終わらせなくては…。
 
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