Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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徳永二男
 2011年から宮崎国際音楽祭の音楽監督を務めているヴァイオリニストの徳永二男は、今年20周年を迎えた音楽祭に関し、万感の思いがあるようだ。
 今回の音楽祭では、宮崎国際音楽祭管弦楽団のコンサートマスターを務め、ソロや室内楽でも活躍し、さらにオーケストラの指揮も務めた。
 リハーサルの合間にインタビューを行ったが、いつもながらのおだやかな笑みをたたえながら、音楽祭に対する熱い思いを語ってくれた。
「私は船頭役で、ひとりで何でも決めているんですよ。その代わり、すべての責任も負っています」
 演奏者やプログラムからこまかいことまで、1年間かけてじっくり練っていくという。このインタビューは、ヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に書こうと思っている。
 徳永二男は、生まれたときに双子で、もうひとりの男の子はすぐに亡くなってしまったため、ふたり分生きてほしいという親の願いで、「二男(つぎお)」と名付けられたそうだ。
 彼はとても人当りがよく、ひたむきな話し方で、音楽に対する限りない熱意を感じる。
 今回、私が楽屋の部屋におじゃましたら、「何か飲まれますか。どんな物がいいですか。ああ、これいいんじゃないかなあ。女性には向いていると思うけど」といって、宮崎特産だというポリフェノールたっぷりのグレープジュースに似た味わいのジュースを冷蔵庫から出してくれた。
 そのおいしいことといったら…。こういうこまやかな心配りがさらりとできるところが、みんなに好かれる理由ではないだろうか。
 こうした地方の音楽祭を20年間続けるというのは、大変なことである。当初は、アイザック・スターンが顔となり、華々しく開幕したが、その後ウラディーミル・アシュケナージ、シャルル・デュトワへと受け継がれ、2011年に徳永二男が音楽監督に就任した。ただし、第1回から彼は音楽祭のオーケストラのコンサートマスターを務め、その人選も行っている。
 これから21年目に向かって、また新たな歩みを続けることになるわけだが、すでに新しいプロジェクトも考えているとか。
 今日の写真は、ことばを尽くして音楽祭の今後の展望を語る徳永二男。ごちそうになったジュースがあまりにもおいしかったため、いろんなところで探したが、ついに手に入れることはできなかった。
 銘柄を聞いておけばよかったなあ。食いしん坊の私は、後悔しきり(笑)。

 
 
 
| アーティスト・クローズアップ | 22:16 | - | -
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