Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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三浦文彰
 メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、2大ヴァイオリン協奏曲として、「メン・チャイ」という愛称で親しまれている。
 その名曲の録音に、若きヴァイオリニスト、三浦文彰が挑戦した。この6月にベルリンのテルデックス・スタジオでハンヌ・リントゥ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団との共演によって行われたもので、9月16日にリリース予定だ(エイベックス)。
 先日、帰国したばかりの三浦文彰にインタビューを行った。彼は録音を終えて、南の島でバカンスを楽しんだようで、かなりこんがりと日焼けしていた。
「砂浜で寝ころんでいたら気持ちがよくて、つい水着のポケットにスマホを入れているのを忘れて、そのまま泳いじゃったんです。気が付いたときはすでに遅し。いま修復してもらっているんですが、ホント大変なんですよ」
 こういいながら、それでも日焼けした顔は笑っていた。
 録音はとてもスムーズにいったそうで、指揮者、オーケストラともにすばらしかったという。事前に、ピンカス・ズーカーマンに電話していろいろアドヴァイスしてもらったとか。
「もう、ぼくはピンカスの養子のような状態になっているんです」
 ズーカーマンは三浦文彰の才能を非常に高く評価し、大切に思っているのだろう。何でも詳しく教えてくれるそうだ。
 この録音のCDRを聴かせてもらったが、非常にのびやかで推進力に満ち、自信がみなぎる演奏になっている。彼はこの両作品をすでに世界各地で何度もいろんな指揮者、オーケストラと共演し、もっとも多く演奏しているコンチェルトだというから、演奏の完成度が高いのも当然だ。
「録音は、すっごく楽しかったですよ」
 こう明るくいいきることができるのも、若さの特権だろうか。現在、22歳。難関といわれるハノーファー国際コンクールで優勝の栄冠に輝いたのが16歳のとき。あれから一気に世界の舞台へと駆け上がり、現在はウィーンでさらなる研鑽を積んでいる。
 三浦文彰にはデビュー当初から話を聞いているが、いつもとても素直で自然で明るい。共演者に好かれるだろうな、と思わせる。だが、当時から顔つきは大きく変わった。目の表情が鋭くなり、プロフェッショナルな眼光になった。
 このインタビューは、「CDジャーナル」に書く予定になっている。
 今日の写真は、大人っぽい表情になった三浦文彰。2016年2月には、「辻井伸行×三浦文彰 究極の協奏曲コンサート2016」と題された演奏会が組まれ、日本各地でメンデルスゾーンとチャイコフスキーのコンチェルトが演奏される。さらにこのふたつのコンチェルトが磨かれるに違いない。


 
 
| 親しき友との語らい | 22:39 | - | -
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