Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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JOYCE&TONY
 昔から、カラヤン、ショルティをはじめ、ピアノが得意な指揮者は多い。
 最近では、レヴァイン、チョン・ミョンフン、ノセダが歌手や器楽奏者との共演で、その実力を示している。
 以前、プレヴィンが、マクネアーとジャズやアメリカン・ポップスをうたったアルバムがすばらしく、何度聴いても至福のひとときを過ごすことができたが、それに匹敵するスゴイふたりのアルバムが登場した。
「ジョイス・ディドナート&アントニオ・パッパーノ ライヴ・アット・ウィグモア・ホール」(ワーナー)と題されたライヴ録音で、いま絶好調のメゾ・ソプラノ、ディドナートがマエストロ・パッパーノのピアノに合わせ、天に飛翔していくような躍動感とエネルギーを発揮した、楽しさあふれるアルバムである。
 ディドナートは、今夏2枚の印象的なアルバムをリリースしたばかり。1枚は「ロッシーニ:オペラ・アリア集」で、これは「彼が愛したミューズ/コルブランに寄せた作品集」というサブタイトルが付けられている。そしてもう1枚は、メゾならではのオペラにおける男役(ズボン役)と女役の両方をうたった「ディーヴァ・ディーヴォ」というアルバム。これはヤマハの「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」で紹介したばかりだ。
 そこへ今回のパッパーノとの新譜が登場した。2014年9月にウィグモア・ホールで行われたライヴで、2枚組。1枚目はハイドンやサントリクイド、デ・クルティスらの作品がずらりと詰まっていて、まさにイタリア色満載。
 一方、2枚目は「ヤンキー・ディーヴァ」と自ら称するディドナートが、得意とするアメリカの曲、ジェローム・カーンをはじめとするミュージカルやキャバレー・ソングを嬉々としてうたい上げたもの。パッパーノも英国生まれのアメリカ育ち。絶妙のピアニズムでディドナートの歌に寄り添う。
 こういうアルバムは、ときどき無性に聴きたくなるものだ。イタリアのイラストレーターによるジャケットの絵も実に雰囲気があり、当日のデュオの様子をリアルに伝えている。今日の写真はそのジャケット。このふたりの表情、うまいよね〜。


 
 
 
 
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