Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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セドリック・ティベルギアン
 パリ音楽院出身で、1998年のロン=ティボー国際コンクールで優勝の栄冠に輝き、合わせて5つの特別賞も受賞したピアニスト、セドリック・ティベルギアンは、ヴァイオリニストのアリーナ・イブラギモヴァと組んでヴァイオリン・ソナタを数多く演奏している。
 明日から3日間、王子ホールでふたりのデュオが行われ、今回はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全5回)の3回が予定されている。
 それに先駆け、今日はヤマハの銀座店のアーティストサービスの部屋で、セドリックにインタビューを行った。
 朝10時からのインタビューで、彼はアリーナとともに11時から練習に入るという。その前の1時間をもらったわけだが、部屋を訪れるとアリーナもいて、以前インタビューしたのを覚えていてくれた。
 さて、セドリックへのインタビューは、このモーツァルトの来年の2回、2016年3月24日と、25日の第4回と第5回に向けての内容となった。
 彼はひとつの質問にさまざまなことばを尽くしてじっくりと答えてくれ、モーツァルトのシリーズの前に行ったベートーヴェンやシューベルトのシリーズのこと、アリーナとの出会いのこと、ソリストとしての活動、子ども時代のピアノとのつきあい、室内楽と協奏曲が好きなことなど、多くを語ってくれた。
 もっとも印象的だったのは、何かひとつの作品の楽譜を見始めると、早く達成したいという気持ちが募り、初見がきくため、あっというまに最後まで弾き通してしまうといったことだ。
「昔からこの性格は変わらず、いつも何か新しい作品に出合うと、早く早く全部弾きたいと思ってしまうんです。最後まで弾かないと、気が収まらないんですよね」
 こう笑いながら話すが、この才能と性格、初見の早さは、音楽家にとってとても重要なことであり、特質である。
 セドリックの子ども時代の話もとてもおもしろく、こうしたいわゆる秘話は、インタビュー記事でどんどん紹介していきたいと思う。ちなみに、今回のインタビューは、HPのリニューアル後のインタビューページに掲載する予定である。
 今日の写真は、おだやかな笑みを見せながらインタビューに応じるセドリック・ティベルギアン。彼のピアノは、美しい弱音が最大の特徴。その弱音は、一度聴いたら、忘れられないインパクトの強さ。「弱音は、聴き手の集中力を促す」と語っていた。


 
 
| アーティスト・クローズアップ | 21:35 | - | -
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