Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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レオン・フライシャー
 レオン・フライシャーは、私が大好きなピアニストである。
 これまで何度かインタビューをしたことがあるが、いつも質問にていねいに答えてくれ、なごやかな雰囲気に包まれる。
 今日は練習の合間を縫って、「intoxicate」のインタビューが行われた。
 フライシャーは、11月11日に「フォー・ハンズ」(2014年5月録音)と「トゥー・ハンズ」(2004年のリイシュー)の2枚がリリースされた(ソニー)。
 両手ピアニストとして復帰後にリリースされた「トゥー・ハンズ」に関しては、当時インタビューで話をじっくり聞いたため、今回は夫人のキャサリン・ジェイコブソンとの連弾による「フォー・ハンズ」について、いろいろ話を聞いた。
 これはブラームスのワルツ集「愛の歌」、シューベルトの「幻想曲」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」に加え、1938年アメリカ生まれの作曲家、ウィリアム・ボルコムの「グレイスフル・ゴースト・ラグ(優雅な幽霊のラグ)」というプログラム構成だ。
 フライシャーによると、「すべての作品に舞曲の要素が含まれ、それがこのアルバムのコンセプト」とのこと。
 今日は、アルバムに関してはもちろんのこと、現在の体調、指揮活動のこと、4手の演奏についてなど、さまざまなことを聞いた。
 とりわけ印象的だったのが、ブラームスの「愛の歌」をルドルフ・ゼルキンとの連弾と歌手4人という構成で収録した1960年のレコーディング時の話。彼は昔をなつかしむように、録音のいきさつから収録時の様子までことこまかに語った。
 フライシャーは、私の「アーティスト・レシピ」の本に登場しているアーティストのひとり。今日はインタビュー後、本にサインをしてもらった。
 フライシャーのレシピは、「きのこのリゾット」。本とレシピの説明をすると、「ほおーっ」といって写真を眺め、「うれしいねえ。このリゾット、作り方が難しいんじゃないかい」といっていた。
 今日の写真は、コワモテ風の迫力のある表情のフライシャー。私が「ちょっとシリアスすぎるから、もう1枚撮りますか?」と聞くと、「いやいや、これでいいよ、よく撮れている」と、OKが出てしまった。
 でも、話しているときの表情は、もっとやわらかいんですよ。


 
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