Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ロイック・リョー
 モディリアーニ弦楽四重奏団が来日中で、先週の21日(土曜日)には神奈川県立音楽堂に演奏を聴きに行ったことは書いたが、今日は王子ホールで第2ヴァイオリンのロイック・リョーにインタビューを行った。
 今回は、チェロのフランソワ・キェフェルが事故で左肩を痛めたため来日できず、元イザイ弦楽四重奏団のマルク・コッペイが加わっている。
 ロイックによれば、12年間いつも4人で一緒に演奏してきたため、チェリストが変わったことにより、何かが変わるだろうと思っていたが、新たな発見がいくつもあったそうだ。
「ここはこう弾く、こう表現するという形ができていたところに、マルクの新たな表現が加わり、ああ、こういうこともできるんだと思った。3人がそれぞれいろんな発見をし、作品を見直す力も備わったよ。フランソワはゆっくり治療して、どんどんよくなっているから心配はいらないと思う。きっと、ひとり静かに休養することができて、喜んでいるんじゃないかな。ぼくたち、いつもみんなでワーワーしゃべりまくっているから、すごくうるさいんだよ」
 こう笑いながら話していた。
 このインタビューは、王子ホールの「The Magazine」に書くことになっている。モディリアーニ弦楽四重奏団は来年も来日公演を予定しており、その詳細はいずれ紹介したいと思う。
 彼らは学生時代の延長で非常に仲がよく、いつも一緒にいて飽きることはないという。
「でも、言い争いや喧嘩はしょっちゅうだよ。でも、最後はなんとなく意見がまとまって、元通りになる。お互いに知り尽くしているからね」
 今日の話のなかで、もっとも印象深かったのは、ふたりずつで練習することが多いということ。
「ぼくたちはそれぞれが練習して、集まったときに4人一緒に合わせることはもちろんだけど、ふたりずつの練習も多い。ヴァイオリンとヴィオラ、ヴァイオリンとチェロ、ヴィオラとチェロというふうに組んで練習する。これがとてもいい状況を作り出し、自分の音楽を練り直すことができるんだ」
 ロイックは、話のなかにユニークなたとえや、ジョークを織り交ぜていくのが好き。ハンサムな顔をくしゃくしゃに崩して大笑いしたり、目を見開いて相手の反応を見たり、身を乗り出して一気に話したりと、表情や表現が自由自在。
 今日の写真は、そのなかでも特にシリアスな表情。
 さて、明日は王子ホールでコンサートが行われる。「終わったら、絶対楽屋に来てよ」といわれたから、顔を出してインタビューのお礼をいわなくっちゃ。

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