Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ベストCD、コンサート・ベストテン
 この時期になると、各誌の年間「コンサート・ベストテン」や「ベストCD&DVD」などの原稿が重なる。
 これを書いていると、「ああ、もう今年も終わりなんだ」と、なんだか気持ちが焦ったり、ちょっと寂しくなったり、「いったい今年は何をしてきたんだろう」と、過ぎた時間の早さに思いを馳せ、何かを残しただろうかと考えたりする。
 今年もいろんなコンサートや録音&録画で演奏を聴いてきたが、年間でもっとも優れた演奏を5とか10とか選び出すというのは、至難の業だ。
 私はノートを見ながらひとつずつコンサートを思い出し、また、CDなどのリストを眺めながら、それぞれの録音を脳裏に蘇らせていく。
 しかし、やはりベストワンというのはすぐに決まる。例年それは同じで、私にとって年間を通じてもっともすばらしい演奏というのは、年末になってからでも鮮明に覚えているからである。
 さあ、また新譜を聴かなくちゃ。来週は音楽専門誌や新聞のCD評の原稿締め切りが待っている。年末入稿ゆえ、各社ともに前倒しのスケジュールだ。
 これから聴こうと思っているのは、ワーナー・クラシックスが有するテルデック、エラートの古楽カタログを復活させた「オリジナーレ」の2枚。
 私はベルギー出身の古楽の大家、フィリップ・ヘレヴェッヘが大好きなのだが、彼が創設したコレギウム・ヴォカーレ・ヘントを指揮したJ.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」と、もう1枚は同じくバッハの「4つのミサ曲、サンクトゥス」が収録されたディスクが今夜の友。
 ヘレヴェッヘは、1947年ヘント(ゲント)生まれ。ピアノと医学と精神医学を学び、ルネサンスから現代にいたる合唱曲を演奏し、バロック時代のピリオド楽器を用いたオーケストラの指揮も行い、古楽の研究にも携わっている。
 心に染み入る伝統的な奏法のなかに、常に新しさを追求する進取の気性に満ち、その演奏はみずみずしくヒューマンな温かさにあふれている。
 今日の写真は、その2枚のジャケット写真。
 夜は長い。これからじっくり聴くとしましょうか。


  
 
| クラシックを愛す | 22:53 | - | -
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