Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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私の二都物語
 チャールズ・ディケンズの「二都物語」は、私の昔からの愛読書である。内容は悲劇的な恋を描いたものだが、この題名に若いころはとても惹きつけられた。 
 それぞれの人に自分の好きな「二都物語」、いわゆる大好きな都市があると思うが、私がひんぱんに訪れているのは、パリと京都である。
 ちょっと本の内容とはかけ離れてしまったが、ここはふたつの都市ということで、堅いことは抜きといきましょう(笑)。
 しかしながら、こう締め切りが重なり、休みも取れない状況に陥ると、旅に出ることもままならず、想像力を働かせて空想の旅を楽しむしかない。
 そこで、書店を巡り、何かいい本がないかと探すことになる。そんな私に、いまピッタリのパリと京都のカフェ&レストランの本が見つかった。
「アラン・デュカスのおいしいパリ」と「京都カフェ2016」(ともに朝日新聞出版)である。
 パリの天才シェフと称されるアラン・デュカスが、パリのカフェやレストランを食べ歩き、本当に気に入った美食アドレス100を紹介する本で、何より私が感動したのがおしゃれな装丁とスナップ写真のような写真満載なところ。
 私は編集者だったため、こういう本に遭遇するとエディター根性が出て、「ああ、こういう粋な本が作りたい」と思ってしまう。
 もう1冊は、京都の多種多様なカフェがずらりと紹介されているガイド本。「カフェの進化がとまらない」というのがサブタイトルだ。
 この2冊は、疲れたからだと頭をリフレッシュさせてくれ、旅心を刺激し、しばし夢を見させてくれる。
 この本を見ていたら、こういう楽しさと遊び心とかろやかさが感じられるクラシックの本ができないだろうか、と考えてしまった。さらりと読めて、しかも奥が深い。そしていつ、どのページから読んでも、にんまりとしてしまう。
 なんだか、心が温かくなり、気分転換に最適なのである。
 今日の写真は、私の疲弊した心身をしばし癒してくれる2冊。次なる旅には、これを「友」として携えていこうっと。 


 
 
| 麗しき旅の記憶 | 22:14 | - | -
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