Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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服部百音
 新春早々に聴くヴィヴァルディの「四季」は、心がうきうきと高揚する。
 今日は、東京ヴィヴァルディ合奏団の「2016年ニューイヤーコンサート」を聴きに紀尾井ホールに出かけた。
 このコンサートは、後半にヴィヴァルディの「四季」が組まれ、そのソリストを務めるのが服部百音である。
 昨年、彼女にインタビューした折にいろいろこの作品について聞いたが、そのときにはまだ猛練習中だと語っていた。
 あれから3カ月、服部百音は完璧に暗譜し、怒涛の嵐のような「四季」を披露した。
 本人が、もっとも好きなのは「夏」だと語っていたように、今日の「夏」はまさにイタリアの焼けつくような太陽、急に降って来るにわか雨、はげしい雷雨などがリアルに表現され、合奏団のメンバーをぐんぐんリードするような意志の強さを見せた。
 彼女の演奏はフィナーレに向かうにつれ、いつもながらのテンポアップの状態になり、私はどこまで加速するのかと、手に汗握る思いだった。
「やっぱり走っていました?」
 終演後、楽屋に顔を出すと、服部百音は開口一番こう聞いた。
「走っているなんてもんじゃなかったわよ、すごいスピード。聴いているこっちが汗びっしょりになっちゃった」
 こういうと、彼女はケラケラと笑っていた。
 いま16歳。
 この年齢で室内合奏団をリードしながら「四季」を演奏するのは、大変なことである。
 しかし、彼女は初の試みに果敢に挑戦し、はげしく熱く前向きな「四季」を生み出した。
 こういう演奏を聴くと、活力をもらえる。
 もう1月も半ばを過ぎ、毎日締め切りに追われる生活をしていると、あっというまに月日が経ってしまうため焦るばかりだが、今日は若きヴァイオリニストの元気な演奏からエネルギーをもらった感じだ。
 今日の写真は、終演後のほっとした表情の百音ちゃん。いつもお祖母ちゃんが作ってくれるというドレスは、明るい白地にゴールドがアクセント。ステージでは、ライトを浴びてきらきらとドレスが光っていた。


 
 
 
 
| クラシックを愛す | 22:03 | - | -
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