Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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仲道郁代
 仲道郁代は、デビュー前のコンクールを受けていたころから取材を続けているピアニストである。
「本当に長いおつきあいですよね」
 今日は、彼女の自宅で新譜に関するインタビューがあり、開口一番こういわれた。
「そう、これまでいろんなお話を聞いてきたので、今日は重複しないようにしますね」
 私もこういって、いざインタビュー開始。
 新譜は、「ショパン:ワルツ集」(ソニー)で、19世紀のプレイエル(1842年製)と21世紀のスタインウェイ(2013年製)という2つの楽器でワルツ17曲を収録したもの。
 きっかけは2007年に彼女がプレイエルのピアノに触れたことに端を発する。
 ショパンが実際に弾いていた時代の楽器の音を体感し、さまざまな面でショパンの作品に近づいていくようになり、研究を重ねていく。
 そしていま、満を持してワルツを録音することになった。
 今日は、楽器のこと、ワルツに関すること、ショパンに対する思いなど雄弁に語ってくれ、この録音への熱い思いがその口調から伝わってきた。
 今日のインタビューは、次号の「CDジャーナル」に書くことになっている。
 仲道郁代に会うのは、「家庭画報」2015年新年号のベートーヴェン特集でインタビューしたとき以来である。
「あのときのボンは楽しかったですねえ。でも、もうすごく前のような気がする」
 こういわれ、私も月日の経つ速さを実感した。
 思えば、仲道郁代がジュネーヴやエリザベート国際コンクールを受けていたころから演奏を聴き続けている。
 いま、このショパンを聴き、鍛え抜かれ、成熟した演奏に感慨を新たにする。
 今日の写真は、インタビュー後のワンショット。美しいグリーンの洋服が、ひと足早く春の訪れを伝えるかのようだった。


 
 
 
 
| 親しき友との語らい | 21:41 | - | -
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