Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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諏訪内晶子
「音楽家はタフでないと続けられない」ということばは、よくアーティストから聞く。
 昨日、諏訪内晶子にインタビューで会ったとき、つくづくこのことを痛感した。
 彼女は先週パリで新譜の録音を行い、土日でその編集作業をし、今週の月曜日に飛行機に乗って日本に帰国、その翌日、つまり昨日インタビューを受けたのである。
「今回もまた、いろんなことがあってね。すごく大変だったけど、出来上がった録音は、納得のいく音楽になっていたわ」
 新譜は「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ他」で、共演のピアニストはエンリコ・バーチェ。
 そのバーチェとの録音の様子が非常におもしろく、あまりにも雄弁なバーチェの話を聞き続け、とても大変だったそうだ。
 彼は録音中まったく食べない、飲まない、延々と音楽の話を続け、卓越したピアノを弾き続ける。
「バーチェさんのR.シュトラウスはすばらしいの。以前、彼の演奏を聴いて、シュトラウスを録音するんだったら、絶対彼と組みたいと思ったわけ。でも、おしゃべりがすごく長くてねえ…」
 もう済んだことだから、と笑いながら話していたが、おしゃべりはかなり長かったようだ。
 だが、私たちは出来上がった演奏を聴くわけだから、その裏にどんな苦労があったか、どんなドラマがあったのかは、知る由もない 
 しかし、諏訪内晶子は、そんなハードなレコーディングを終えてすぐに帰国し、時差ボケも疲れもまったく見せず、インタビューの間中にこやかな笑顔で話し続ける。
 う〜ん、やはり音楽家はタフでないと続けられないのねえ。
 このインタビューは、「CDジャーナル」に書く予定になっている。
 こうした取材をいくつか受け、彼女は今週だけ日本にいて、すぐにまたパリへと発つ予定だ。
 この新譜は4月6日リリース予定(ユニバーサル)。4月にはエンリコ・バーチェとの日本ツアーが組まれていてこのフランクとグリーグのソナタ第3番を演奏。5月にはテミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク交響楽団とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を、9月にはストラディヴァリウス・コンサートに出演、11月にはブロムシュテット指揮バンベルク交響楽団との共演でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏する予定である。
 今日の写真は、インタビュー中のワンショット。本当に、まったく疲れが見られない。すごいよね。
 


| 親しき友との語らい | 23:16 | - | -
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