Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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樫本大進
 昨日はベルリン・フィルの来日公演で日本に帰国している樫本大進を囲み、ANAインターコンチネンタルホテル東京で記者懇親会が行われた。
 今回のベルリン・フィルは、5月11日から15日まで5日間サントリーホールでベートーヴェン・ツィクルスを行ったが、それを成功裡に終え、彼は次なる室内楽へと目を向けている。
 5月30日には東京オペラシティコンサートホールで、樫本大進、小菅優、クラウディオ・ボルケスのトリオの演奏が控えているからだ。
 ここでもプログラムは、ベートーヴェン。ピアノ三重奏曲第3番、第6番、第7番「大公」が組まれている。
「本当に今年はベートーヴェンを演奏する機会に恵まれ、作曲家に近づくことができます。交響曲、ピアノ三重奏曲、そして秋にはヴァイオリン協奏曲を演奏する予定になっていますから」
 大進がこう語るのは、11月27日に横浜みなとみらいホール大ホールで、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との共演による演奏である。
「パーヴォとはベルリンで何度も会い、食事もしているのに、コンチェルトの共演は今回が初めてなんですよ」
 大進いわく、パーヴォ・ヤルヴィはとても優しい温かな性格の持ち主で、会った人をみな自然にその魅力で包み込んでしまうという。
「ですから一緒に演奏しようね、と何度も話していたのに、なぜか実現せず、このドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェンが初共演になるわけです。今年はぼくにとってベートーヴェン・イヤーになっているため、この共演ではぜひベートーヴェンのコンチェルトを演奏したいと思ったのです」
 彼は10年前から赤穂と姫路でル・ポン国際音楽祭を開催しているが、10周年を記念して初めて東京公演を行うことになった。
 音楽祭は10月8日から始まり、17日の最終日にサントリーホールで「東京特別公演」が開かれる。
 ル・ポン音楽祭の大きな特色は、ふだんあまり演奏される機会に恵まれないが、とてもすばらしい作品だと大進が考えてプログラムに載せる作品が多く登場すること。もちろん有名な作品も組まれているが、友情出演で各地から集まってくる名演奏家たちが、そうした作品で名妓を披露する。
 その音楽家たちはノーギャラでの出演だそうだ。それゆえ、チケットは1000円程度の安価に抑えられている。
「でも、その土地ならではのおいしい食べ物が毎日供されるし、お城で演奏したり、ふだんなかなか共演できない演奏家と一緒に演奏できるため、みんな好意的に参加してくれます」
 これはひとえに大進の人柄によるのだろう。
 彼はエマニュエル・パユ、ポール・メイエ、エリック・ル・サージュが主宰している南仏のサロン・ド・プロヴァンス音楽祭に初めて参加したときに、手作りのあったかい雰囲気を備えた上質な音楽祭の雰囲気に魅せられ、自分でもこういう音楽祭ができたらいいなと憧れを抱いてきた。
 今回、東京公演の最後に演奏されるブラームスのセレナーデ第1番は、初めてその音楽祭に参加したときに演奏した思い出の作品。もちろんパユ、メイエ、ル・サージュも今回のル・ポンには参加する予定だ。ちなみに、ル・ポンとは、フランス語で架け橋を意味している。
 デビュー当時から大進を応援し続けているが、本当に年々ビッグになっていく。でも、素顔はまったく変わらず、自然体。
 今日の写真は、左が姫路市東京事務所の阪口昌弘氏、中央は樫本大進、右が公益財団法人赤穂市文化とみどり財団理事長の岡島三郎氏。



 
 
 
| 親しき友との語らい | 22:49 | - | -
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