Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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大好きなプチホテル
 旅に出ると、路地裏にひっそりとたたずむプチホテルを探して宿泊する。
 観光客でにぎわうマンモスホテルは設備も充実し、アクセスも便利で、朝食などもビュッフェスタイルで種類が多い。
 だが、ヨーロッパの貴族の館を改装したり、修道院をリノベーションしたり、個人宅を開放したりしているプチホテルは、別世界へといざなわれる特別な場所である。
 私が大好きなパリのプチホテルに、オテル・デ・サン・ペールがある。
 サンジェルマン・デ・プレ大通りから1本入った、とても静かなサン・ペール通りに面していて、気をつけていないと通り過ぎそうな感じの入口である。
 ドアを押して入ると、こぢんまりとしたロビーがあり、その奥のガラス扉を押すと中庭に出る。ここでは朝食を摂ることもできる。
 貴族の邸宅を改装したホテルで、ひとつ部屋ずつすべて内装が異なっている。
 私は最上階のメゾネットになった部屋が好きで、下の部屋から細いらせん階段を上ると、上階にバスルームがある。とても優雅なたたずまいである。
 ここはアルフレート・ブレンデルのパリの定宿だそうで、外の喧騒が嘘のように静かな落ち着いた雰囲気が彼のお気に入りなのかもしれない。
 このホテルは地下鉄の駅が近く、どこにいくのもとても便利。夜遅く帰っても、怖い感じがしない。
 こういう場所にゆっくり滞在すると、歴史の息吹を感じ、パリの奥深さを思い知らされる。ホテルの周辺は美術関係や骨とう品のお店も多く、芸術家が足しげく通ったカフェなども点在している。
 ああ、またオテル・デ・サン・ペールにいきたくなってきた。
 本を抱え、新譜をipodに入れ、旅に出たい。
 締め切りが重なって動きが取れないときに限って、こういう思いが頭のなかをグルグル、ちょっとアブナイ状況かも(笑)。
 今日の写真は、ホテルの外観とガラス扉の奥の中庭。ねっ、いい雰囲気でしょう。


 
| 麗しき旅の記憶 | 22:26 | - | -
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