Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ルノワール展
 4月27日から8月22日まで、国立新美術館で「ルノワール展」が開催されている。
 オルセー美術館とオランジュリー美術館所蔵の100点を超える絵画、彫刻、デッサン、パステルなどが展示され、ルノワールの全貌を知ることができる。
 とりわけ、今回は日本初公開のルノワールの最高傑作と称される「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(1876)が展示され、大きな話題を呼んでいる。
 会場を訪れると、やはりこの絵のところだけ人の数が違う。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と「田舎のダンス」「都会のダンス」の部屋は、他の部屋よりも広々とした空間がとってあり、人が多くても、じっくりと見ることができるよう工夫が施されている。
 私は、以前にもパリで見た、ルノワールのバラの絵が忘れられず、今回も「桟敷席に置かれたブーケ」の白いバラに魅了された。
 ルノワールは特有の人物画を描くことで知られているが、彼の静物画もまた実に色彩と陰影と存在感があり、バラの香り立つような美しさが際立っている。
 今回、実際の絵をゆっくり鑑賞して新たな発見があったのは、「草原の坂道」。ほのぼのとした絵で、淡い色彩と人物配置が、どこかのどかでぬくもりに満ちた空気を生み出している。
 もうひとつ、心惹かれたのは、ルノワールの絵具箱、パレット、絵具皿、容器、筆、ナイフ、チューブ入り油絵具。とてもリアルで、画家の存在を身近に感じることができた。
 会場には、ルノワールの晩年の映像もほんの短いながら映し出され、画家の素顔を垣間見ることができて興味深い。
 美しい絵を見ると、感性が磨かれ、精神的に豊かになる感じがする。
 今日の写真は、日本初公開の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(チケットより)。光の描写のすばらしさに見入ってしまう。





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