Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ユジャ・ワン
 今日は、サントリーホールにユジャ・ワンのリサイタルを聴きにいった。
 プログラムは事前に発表されていたものから大幅に変更され、前半は、シューマンの「クライスレリアーナ」からスタート。カプースチンの変奏曲作品41へと進み、ショパンのバラード第1番が演奏された。
 後半は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」。いずれも、ユジャ・ワンならではの超絶技巧をものともしない圧巻のテクニックと、ピアノを存分に鳴らし、語らせ、うたう奏法だったが、やはり「ハンマークラヴィーア」がこの夜の白眉だった。
 ところが、リサイタルはこれでは終わらなかった。
 彼女は鳴りやまない拍手に応えて、シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番より「トッカータ」、ビゼー(ホロヴィッツ編)の「カルメン」の主題による変奏曲、モーツァルトの「トルコ行進曲」(ヴォロドス、サイ編)、カプースチンのトッカティーナ、ラフマニノフの「悲歌」、グルック(ズガンバーティ編)の「メロディ」と次々にアンコールを演奏。聴衆はやんやの喝采になるから、彼女もやめられない。
 この公演評は「モーストリー・クラシック」に書く予定だが、まさに「ユジャ・ワン劇場」のような趣を呈した。
 彼女はエンターテイナーである。すごいよねえ、アンコールだけでひとつのプログラムのような雰囲気なんだから。
 こういう人は疲れを知らない。聴き手も拍手で盛り上げ、エネルギーをもらい、そしてストレスを発散する。
 いやはや、すごい一夜でした。
 今日の写真は、リサイタルのチラシ。彼女はインタビューでも結構派手な服装をして現れるが、今日のドレスも金のスパンコールがきらきらした、からだにピッタリとフィットした黄金色のドレスだった。

| クラシックを愛す | 23:46 | - | -
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