Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ウィンナ―・シュニッツェル
 ウィーンを旅すると、みんなが必ず食べるのがウィンナー・シュニッツェルだ。でも、すべてのお店のシュニッツェルがおいしいというわけではない。
 仔牛肉の厚さ、揚げ油の鮮度、衣の内容など、本当にさまざまである。それらが見事にマッチしたときに、美味なるシュニッツェルが生まれる。
 今回、ウィーンのホテルと観光局の担当者のお薦めが一致し、訪れたのがhuth。Schellinggasse5に位置するオーストリア料理のレストランで、通りをはさんで2軒あり、ひとつはバーガーが主体。そしてもうひとつは、シュニッツェルがおいしいレストランである。
 ワインも豊富にそろっていて、ウィンナー・シュニッツェルも付け合わせのポテトサラダもとてもおいしかった。
 実は、最初に訪れたときは、そんなに混んでいるとは知らず、予約をしないでいったところ、どちらのお店も満杯状態。そこで翌日、予約をしてから再訪したという次第である。
 よく、ウィーンのレストランでは、厨房の奥から仔牛肉を肉たたきでドンドンと叩いている音が聞こえてくるが、huthでも、シュニッツェル用にお肉をたたいている音が聞こえていた。
 今回の旅では、その音に特徴があったのがもうひとつのお店。アーティストにインタビューをするため、ウィーン国立歌劇場を訪れたのだが、その待ち合わせ場所がオペラ座のなかのレストランというか、いわゆる社員食堂。オペラ座関係の仕事をしているさまざまな人たち、そして幕間や休憩時間には指揮者、歌手、ウィーン・フィルの人たちも訪れるところである。
 これまで楽屋には入ったことがあるが、食堂は初めてだった。
 とても素朴な作りで、トレーをもって並び、飲み物や食べ物を受け取り、その場で支払いを済ませるスタイル。
 この場所は、私には特別なところに映った。なぜなら、壁一面に歴代の指揮者やオペラ歌手の写真が飾られていたからである。
 ただし、こういうところは仕事でパスを受け取って入れてもらうため、写真を撮ることは控えた。
 もう亡くなってしまった偉大な歌手たちのスナップ写真や舞台衣裳を着けた写真を眺めていると、ここが伝統を受け継ぐオペラの殿堂だということがわかる。
 そのお店の奥からも、お肉をドンドンとたたく音が聞こえてきたため、シュニッツェルの伝統も引き継がれていることを実感した。
 今日の写真は、すべてにバランスがとれた、huthのおいしいウィンナー・シュニッツェル。よくお皿からはみ出た、ものすごく巨大なシュニッツェルがあるが、ここはほどよい大きさだった。もちろん完食です!


 
| 麗しき旅の記憶 | 22:38 | - | -
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