Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ウィーン・フィルのスケジュール
 ウィーンは音楽の都と称されるが、さまざまな場所にオペラやコンサートの予定を掲載した雑誌や新聞、情報誌が置かれている。
 なかでも、ウィーン楽友協会の「MUSIKFREUNDE」と題された隔月刊の雑誌は、見ごたえがあり、貴重な資料ともなる。
 9月・10月号の表紙は、リッカルド・シャイー。私がウィーンを訪れていたときに亡くなった(10月2日、享年92)サー・ネヴィル・マリナーのインタビューも掲載されている。
 マリナーの訃報が伝わったときには、楽友協会の表玄関に半旗が掲げられ、偉大なる指揮者に追悼の意を表していた。
 実は、10月4日にはマリナー指揮アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのコンサートが予定されていて、楽友協会では替わりの指揮者を立てず、指揮者なしでのコンサートとなった。
 その日に、楽友協会芸術監督のトーマス・アンギャン氏にマリナーについて聞くと、「とても謙虚で、音楽に対して常に真摯に向き合う人でした。一緒にたくさん話もしましたし、食事もしましたが、いつもすばらしい英国紳士という感じの方でした」と語っていた。
 もう1冊は、楽友協会の2016/2017年のシーズン・プログラム。「黄金のホール」に因んで、黄金色の表紙がゴージャスな感じだ。
 このプログラムを見ると、いまウィーンで愛されている音楽家、または国際舞台で活躍している音楽家が一目でわかり、非常に興味深い。
 こうしたウィーンの出版物は、編集者だった私を大いに刺激し、「日本でも、こんな冊子が作りたいなあ」という気持ちがむくむくと湧いてくる。
 特に「MUSIKFREUNDE」は、巻頭のインタビュー記事や特集ページが充実していて、デザインも粋で美しい。
 ホント、こういう冊子、作りたい。
 いまは活字離れが進み、雑誌も売れ行きがよくないといわれるが、もっているだけでなんだか心がウキウキしてくるようなこういう冊子なら、みんなが手にしたいと思うのではないだろうか。
 ウィーンは、いろんな意味で私の心を刺激する。
 今日の写真はその2冊。いいよねえ、こういうのって、眺めているだけで、どこかから音楽が流れてくる感じ…。


 
| 麗しき旅の記憶 | 23:19 | - | -
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