Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< 斎藤雅広 | main | リュカ・ドゥバルグ >>
アントン・ブルックナー
 1994年3月、JTBが企画した「旅のシラブル 伊熊よし子と行く音楽家ゆかりの地」と題するツアーで、アントン・ブルックナーゆかりのオーストリア・リンツにあるサンクト・フローリアン修道院を訪れた。
 ものすごく寒い季節で、リンツの深い森のなかをバスで進むうちに、参加者はみな凍えそうな寒さにブルブル。修道院に着いてからも、極寒のなかでの見学となった。
 ただし、ブルックナーが弾いていたオルガンや、広大な図書館などを見て、とても深い感動が心に押し寄せてきたことを覚えている。
 参加者にいろんなことを説明するなかで、私自身もブルックナーの交響曲がこうした深い森に根差していることを実感した。
 今秋、ウィーンを訪れた際、ブルックナーの最晩年の住居、ベルヴェデーレ宮殿の一角にある家を訪れた。
 ここは、1895年に皇帝フランツ・ヨーゼフ2世が無償貸与した家で、足が弱ってきたブルックナーのために1階の部屋が用意されたという。
 何度も訪れているが、またゆっくり訪れてみると、あの深い森の深遠さと静謐さが蘇り、交響曲を聴きたくなった。ブルックナーはこの家で1896年10月11日に息を引き取っている。
 ブルックナーの遺体は、生前の希望により、サンクト・フローリアン修道院の教会地下納骨所、パイプオルガンの真下に安置されている。
 今日の写真は、ベルヴェデーレ宮殿の家の外観と記念の碑板、ウィーン市立公園の記念像。





| 麗しき旅の記憶 | 22:49 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE