Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ジャン・ロンドー 
 いま、東京を訪れる海外の観光客や仕事で来日している人は、桜を観ることを楽しみにしている人が多い。
 先日、ジャン・ロンドーのインタビューの日にも、お父さんとお兄さんと一緒にインタビュー前に桜を観に出かけたとか。
「大丈夫かなあ、ちゃんとレコード会社の場所がわかるだろうか」と、みんなで心配していたのだが、時間通りにインタビュー会場に現れた。
 インタビューでは、チェンバロを始めたきっかけからその後の歩み、恩師の教え、コンクールのこと、レコーディングに関すること、趣味、現在の時間の使い方、今後のレパートリーや録音計画まで幅広く聞いたが、もっとも印象に残ったのは、彼の人生観だった。
 フランス人は、こうした精神性の高い話や哲学的な内容になると、一気に雄弁になる人が多い。ジャン・ロンドーも、長く伸ばしたあごひげを手で触りながら、ひとことひとことかみしめるように話す。
「ところで、どうして髪を伸ばしたの?」と聞いたら、「まだ、髪が薄くなっていないので、大丈夫かなと思って伸ばしている」という答え。ここで、インタビューに同席した関係者一同、大爆笑となった。
「忙しすぎて、自宅にもほとんどいられないし、床屋さんにいく暇もない」というのが本音らしい。
 このインタビューは、「日経新聞」、私のHP「音楽を語ろうよ」に書く予定である。先日のリサイタルの公演評は、「公明新聞」に書くことになっている。
 私がステージでズラタン・イブラヒモヴィッチのような髪型をしていたけど、というと、「ああ、大嫌いなんだ。サッカーはとにかく嫌い」とひとこと。あらら、そうですか、それば残念。
 彼はチェンバロのレパートリーは300年分あるから、弾きたい作品が山ほどあるといい、作品論も語ってくれた。
 自宅にある楽器はフランスのエムシュのレプリカだそうだが、先日弾いた楽器はドイツのミートケのレプリカのようだった。
 今日の写真は、インタビュー後の1枚。「リラックスしてね」といったら、「僕はいつでもリラックスしているよ」との答えが戻ってきた。



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