Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

<< ゆのたに 心亭 | main | ベアトリーチェ・ラナ >>
ベアトリーチェ・ラナ
 最近、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を演奏する若手ピアニストが多い。
 先日は、ジャン・ロンドーがチェンバロでとても個性的で印象深い「ゴルトベルク変奏曲」を披露したばかりだが、明日はトッパンホールでベアトリーチェ・ラナが日本初リサイタルにこの作品を選んでいる。
 ベアトリーチェ・ラナは、イタリアから世界の舞台へと飛翔した若き逸材。2011年に18歳でモントリオール国際音楽コンクールに優勝し、2013年にはヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝いた。
 2012年には浜松国際ピアノアカデミーのでコンクールで第1位(牛田智大と同位を分け合う)となり、日本でもおなじみの存在となった。
 今日は、来日中のラナにインタビュー。ピアノを始めたきっかけからピアニストの両親のこと、コンクールに関すること、レパートリー、「ゴルトベルク変奏曲」に関して、アントニオ・パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とのプロコフィエフとチャイコフスキーのコンチェルトの録音に着いてなど、幅広く話を聞いた(ワーナー)。
 ラナはとても落ち着いた話し方をする人で、表面は淡々としているが、その奥にイタリア人らしい情熱を秘めているタイプ。
 録音に聴く演奏も、情熱と若々しいエネルギーに満ちあふれ、しかも知的で楽譜の裏側まで読み込む洞察力の深さを感じさせる。
 ここしばらく、イタリアからは若き女性のピアニストの出現はなかったため、彼女に注目が集まっている。パッパーノや、今回N響との共演でタクトを振ったファビオ・ルイージをはじめとするイタリアの指揮者たちが絶賛している。
 今日のインタビューは、「CDジャーナル」に書く予定である。
 写真は、インタビュー後の1枚。とても美しい人で、うたうように、あるリズムをもった話し方をする。さすがイタリア人である。
 明日の「ゴルトベルク変奏曲」では、どんな世界が広がるだろうか。録音とは、またひと味異なった新たな世界が展開されるに違いない。

| アーティスト・クローズアップ | 22:40 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE