Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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ニルス・メンケマイヤー
 インタビューというのは、そのアーティストの素顔を垣間見ることができるが、本来の性格からその日の体調、時間的な問題、来日してから何日目にインタビューを行うかなど、さまざまな事情がからんでくるものである。
 今日の午後は、ドイツのヴィオラ奏者、ニルス・メンケマイヤーのインタビューを行うため渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールに出かけた。
 メンケマイヤーは、1978年ブレーメン生まれ。さまざまな国際コンクールで優勝を果たしているが、2006年モスクワで開催されたユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールで優勝し、この快挙が世界への扉を開いた。
 メンケマイヤーはソニーと契約し、録音も積極的に行っている。ある種のテーマに基づくアルバムを多くリリースし、ソロ、室内楽、コンチェルトと幅広くレコーディング。
 今日は、ヴィオラを始めた時の話から、現在の楽器との出合い、コンクールでの逸話、共演者のことなど、ヴィオラにまつわる幅広い話を聞かせてくれた。
 メンケマイヤーはとても人なつこい性格で、大の日本好き。話も非常に面白く、尽きるところがない。
「きみ、すごく難しいこと聞くんだねえ」
「その質問、ちょっと考えさせてくれる」
「いまの質問、答えが長くなってもいい?」
 メンケマイヤーはこんなことをいいながら、いずれの質問にも熱意をもって雄弁な答えを返してくれた。
 エピソードも多く、そのつど笑いが渦巻き、彼もずっと笑顔だった。
 このインタビューは、「intoxicate」に書く予定になっている。
 ニルス・メンケマイヤーのヴィオラは、深々とうたう低音の響きが心にストレートに響いてくる。情感豊かで、ドラマ性もあり、非常に説得力がある。いまは、フランスのアントワーヌ・タメスティとともに次代のヴィオラ界を担う存在として、世界中から注目されている。
 明日は、さくらホールでたった一夜だけのリサイタルが開かれる。バッハ、シューマン、ヒンデミットなど多彩なプログラムだ。
 ヴィオラの神髄を聴き取りたいと思う。
 今日の写真は、インタビュー後のニルス・メンケマイヤー。ずっと笑っていたけど、写真を撮る段階になったら、ちょっとシリアスな表情に。


| アーティスト・クローズアップ | 21:10 | - | -
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