Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

ブログ

ジャックマール・アンドレ美術館
 今回のパリの旅で、おいしいランチをいただいた。
 8区にあるジャックマール・アンドレ美術館のカフェでのこと。この美術館は銀行家のエドゥアール・アンドレと、画家である妻のネリー・ジャックマールが収集した美術品を彼らの邸宅に展示したもの。立派な石造りの館で、庭も広大。
 邸宅には18世紀フランスとイタリア・ルネサンスの作品群が所狭しと並べられ、ため息が出るほどの優雅さ。
 ルーベンス、フラゴナール、ボッティチェリらの傑作をゆっくりと見ることができる。
 なかでも圧巻はティエポロの天井画を持つ広々としたゴージャスなダイニング。ここが一般に開放され、ティールームとなっている。
 夏期にはそのダイニングからテラスに出ることができ、屋外がカフェになっていて、庭をながめながらランチを取ることができる。
 ふだんは予約でいっぱいだそうだが、少し早目の時間に行ったら、ラッキーなことにテラス席に案内してもらうことができた。
 ここで過ごしたランチタイムのなんと印象深かったことか。そよそよと風に吹かれ、おしゃれなひと皿をいただく。周囲は知的で上品で物静かな人ばかり。みんな美術品をたっぷりと堪能し、このカフェでしばし貴族になったような気分を味わう。
 今日の写真はその日のスペシャリテ。上は牛肉のタルタル。下はホウレンソウとサーモンのキッシュ。盛り付けも色合いもとてもしゃれていて、つい見とれてしまった。
 もちろん、味もよかったし、パンも紅茶もデザートも美味だった。
 あまりたくさんの人は訪れないが、こういう静けさに包まれた上質な個人の美術館は、ほっと心がなごむ。
 なんといっても、邸宅自体がすばらしい。ぜひ、訪れてみて!!



| 美味なるダイアリー | 22:33 | - | -
血流がよくなる
 1カ月半ぶりに、フィットネスのクラスに顔を出した。からだがなまって、バリバリになってきたからだ。
「久しぶりだから、しっかり動きましょう」
「頑張って精一杯伸ばしてみて」
 トレーナーにはげまされ、いやしぼられたといったほうがいいか、目いっぱい頑張っていたら、めまいがしそうになった(笑)。
「忙しいのはわかるけど、からだのためには定期的にこなきゃダメよ」
「会費がもったいないじゃない。できるだけ日にちを空けずにこなくちゃ」 
 親しい会員のかたにもさんざんいわれ、サボっていた私は「明日も続けてくること」という会員のことばについうなずき、「8月ももう終わりなんだからね」というシビアな発言に「そうか、今月はようやく2回だ」と思い、一番最後の6時のクラスに行くことになった。
 でも、今日は終わったら、一気に血流がよくなった感じで、からだ全体が軽くなった。やっぱり、ちゃんと通わなくては、と実感した次第だ。
 ちょっと間が空いたら、夏期限定の新しいクラスができていて、これが大人気とか。夏の疲労回復に効果的なツボとストレッチを組み合わせた内容で、どこを押せばいいかをていねいに教えてくれるという。
 さて、9月になったら、その人気クラスの予約を入れようかな。
 というわけで、今夜は血流もよくなったし、さぞ夜の原稿書きがはかどるだろうと思ったら、急に眠気が襲ってきた。
「今夜はぐっすり眠れますよー」
 トレーナーのことばは、まさにこれだったのね。
 あああ、バッターン、キュー……。
 
| 日々つづれ織り | 21:57 | - | -
クリムト 接吻
 先日、出版社の単行本の担当のかたと打ち合わせをした。
 彼女は、つい先ごろウィーン出張から戻ったばかり。そのお土産に、クリムトの代表作「接吻」の絵が描かれた紅茶缶をいただいた。
 なんでも、空き時間にベルヴェデーレ宮殿でこのクリムトの絵を見たとか。ウワーっ、うらやましい。私もぜひ見たいのに…。
 今年はクリムトの生誕150年のメモリアルイヤー。ウィーンでは、10の博物館・美術館で特別展覧会が開催されている。
 ふだんはなかなか見られないクリムトの作品。ウィーンに行くなら今年ですよね、絶対。
 でも、行かれるわけはないし。いただいた紅茶の缶をながめて、がまんするっきゃないな。
 でも、この缶、本当に素敵。「DEMMERS TEEHAUS」と書いてある。紅茶を飲んでから仕事机の上に置いて、ステーショナリーを入れるのにピッタリだ。毎日ながめられるし。
 クリムトの生きた時代、ウィーンではマーラーをはじめとする音楽家や建築家、画家、文学者たちが個性的な作品を発表し、文化・芸術が百花繚乱のときを迎えていた。この絵をながめていると、その馨しい香りがただよってくる感じがする。
 Oさん、ありがとう。しばし、夢見心地の時間を過ごすことができました。というわけで、紅茶を早速いただきまーす。

| クラシックを愛す | 21:48 | - | -
エマニュエル・パユ
 ステージで演奏する姿を見たり、実際の演奏を聴いたり、またあらゆる写真の表情を見たりしていると、そのアーティストの性格や素顔をある程度想像してしまうものだが、インタビューで会ってみると、まったく自分の考えていた人とは異なる場合がある。
 フルートのエマニュエル・パユがまさしくそんなひとり。いつも雑誌にはいわゆるイケメンの写真ばかり掲載され、CDのジャケット写真もクールな表情。だが、実際はものすごく気さくで、日本の居酒屋が大好きという、自称「おやじ系」の親しみやすい人柄だった。
「インタビュー・アーカイヴ」の第42回はそのパユの登場だ。

[intoxicate 2007年12月号]

さまざまな版の研究、人の話を聞いて解釈を掘り下げたニールセン

 多彩なレパートリーを誇るフルーティストのエマニュエル・パユが、長年あたためてきた大切な作品、ニールセンのフルート協奏曲をついに録音した。共演はサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルという豪華な布陣だ。
「10年ほど前からニールセンのコンチェルトを録音したいと思い、あらゆる版の研究を続けてきました。これまでコペンハーゲンのデンマークラジオシンフォニーと2度演奏する機会があり、そのときにニールセンゆかりの人々から数々のコメントを取り、音楽家にも作曲家や作品に対する思いを聞き、そうしたことを踏まえながら作品の解釈をより深めるよう努力してきました」
 パユはベルリン・フィルの首席奏者を務め、作品の世界初演も行うほどの名手として知られるが、新たな作品と対峙するときは常に人々の意見に広く耳を傾ける。
「私の作品に対するアプローチは昔から変わっていません。作曲家がその作品をいかなる状況で書いたのか、精神状態はどうだったのか、時代背景から歴史、文化まであらゆる状態を調べ、音楽家や研究家からその土地に住む人々まで取材してまわり、作品の内奥に迫っていきます。ニールセンはこのコンチェルトを書いたとき、旅から旅の日々を送っていた。そして体調はすぐれず、その心の痛みや悲痛な叫びまでをも音に託した。強い感情表現がフルートのカデンツァなどに込められています」
 これは非常な難曲とされている。テクニック、表現、解釈などすべてにおいて最高のものが要求される作品である。ラトルはニールセンの交響曲を得意としているため、ライヴ録音は熱い火花が散った。
「長年熟成させた作品をラトルと録音することができ、ラッキーでした。彼とベルリン・フィルはコンビを組んで5年目に入ります。最初は両者が多少とまどいながら歩みを進めてきましたが、いまはラトルが私たちから何を引き出してくれるかが明確にわかるようになりました。仲間がみんな一丸となって同じ方向を目指して進んでいます。管楽五重奏曲はまさにそんな仲間とのコラボレーション。全員一緒に息ができた、という感じです」
 パユは夢を追いかけるのではなく、実現に移す実践派。2008年1月にはJ.S.バッハのソナタを録音する予定だが、ここではずっと尊敬してきたトレヴァー・ピノックとの共演が実現することになっている。
「以前、ピノックが演奏するバッハの《ブランデンブルク協奏曲》を聴いて、特別な何かがその音楽に宿っていることに気づきました。それ以来、大ファン(笑)。今夏、私たちが主宰しているサロン・ド・プロヴァンス音楽祭で共演したんだけど、人間的にもすばらしい! 非常に多くのことを教えられた。録音が本当に待ち遠しいよ」 
 先輩からは多くを学び、それを後輩に伝えていこうと樫本大進や趙静らとの共演を積極的に行う。食事をする時間も惜しいというほどの仕事人間は、常に前進あるのみ。中学時代から1日も休みをとっていないとか…。

 今日の写真はその雑誌の一部。パユは「本当は少し休みをとるようにしないといけないんだけどね」といいながら、すぐに仕事の話を始める。「日本にくるとみんな夜中まで働いていて、それが自然に受け入れられているからすごく安心。ワーカホリックだといわれないからね」と笑う。
 唯一の息抜きは居酒屋で和食に舌鼓を打つこと。それも高価なものではなく、揚げ出し豆腐や焼き鶏や煮物などが好物。楊枝でチッチとやるのをまねして面白がっている。イケメンなのに、困ったもんだ(笑)。




| インタビュー・アーカイヴ | 23:18 | - | -
モスグリーン好き
 物ごころついたころからずっと、一番好きな色はモスグリーンである。学生時代には、複数の色の物があると、「これは、よっちゃんね」といって、友だちがグリーン系の物を必ず私にとっておいてくれた。
 それはいまでも変わらず、パソコンからマウス、洋服、ピアス、携帯のストラップ、文房具からごみ箱まで(笑)、ほとんどがグリーン系。
 夏の素足の時期になると、ペディキュア用のモスグリーンのマニキュアを探すのだが、どこのお店にもあるのは原色の派手なグリーンか、ぼんやりしたような黄緑色に近い色だけ。とうしてもステキな色が見つからない。
 以前、フランス製のモスグリーンのいい色合いの物を見つけてずっと使っていたけど、そろそろ底が見えてきてしまった。
 そこで、今回パリでコスメショップを見つけては探しまくり。
 そして、とうとう見つけました。ルーヴルの近くのおしゃれなショップで。それもほんの1本だけ。あとのグリーンはやっぱりギンギラの色だった。
 さて、今年の夏はこのペディキュアでいこう!! パリの色じゃー。
 今日の写真は左が以前の物、右が新加入の物。いい色でしょう(ひとりでにんまり)。


 
| 麗しき旅の記憶 | 22:55 | - | -
イリーナ・メジューエワ
 今日は朝日カルチャーセンターで、イリーナ・メジューエワとJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の講座を行った。
 最初の30分余りを彼女と作品について、バッハについて、ロシアにおけるバッハ教育についてなどの話をし、その後55分ほどメジューエワが演奏を行うというスタイル。
 彼女とは久しぶりの再会で、講座が始まる前に近況を伺った。いまは京都にも部屋があり、東京と行ったり来たりの生活だという。
 ロシアではバッハを音楽教育の基本に据えていて、ほとんどのピアニストがバッハを勉強し、それゆえ名手も多く生まれているそうだ。
 彼女自身もバッハの偉大なる作品である「ゴルトベルク変奏曲」をいつか弾いてみたいと長年願っていたが、いまようやく演奏に踏み切ることができたという。今後は、より内容と技巧と表現を磨いて、録音もぜひ行いたいと意欲を示す。
「ゴルトベルク変奏曲」といえばグレン・グールドの名がすぐに浮かぶが、メジューエワも彼の録音から大いに触発された。ただし、グールドがロシア公演を行ったときはまだ生まれていなかったため、その感動はグールドの公演を聴いた恩師のトロップ教授から聞かされた。
 今夜は初めて人前で演奏するという日で、その場に居合わせた私はとても幸せだ。一途に作品と対峙する、真摯な演奏を聴くことができたから。
「ゴルトベルク変奏曲」はさまざまなピアニスト、チェンバリストで何度も聴いているが、本当に演奏家によって多種多様な解釈がある。それがバッハの偉大さなのだろう。メジューエワもバッハのすばらしさ、作品のすごさ、長大な作品ゆえの難しさを口にした。
 ひとりの音楽家を聴き続けることは非常に意義がある。その人の人生がそこに投影され、演奏が変容していくからである。次にメジューエワの「ゴルトベルク変奏曲」を聴いたら、きっと大きな変貌を遂げているに違いない。
 今日の写真は演奏前のメジューエワ。楚々とした美しさ、演奏の清涼さとひたむきな姿勢、優しい語り口はいつ会っても変わらない。
 和食が大好きだという彼女。京都はおいしいものが多いからうれしいといっていた。最近は、ロシア料理はほとんど食べなくなってしまったそうだ。肌もきれい、そしてすごくスリム。これも和食のおかげかな(笑)。

| 親しき友との語らい | 23:21 | - | -
マイユのマスタード
 パリに着いた翌日、すぐに大好きなブティック・マイユに足を運んだ。もちろん、マドレーヌ寺院の周辺で調べ物をしてからである。ちゃんと仕事は優先しているんですよ(笑)。
 今回もありました、新製品。ハーブ入りやニンニクとパプリカ入り、ブルーベリー入りなどが。早速、3種類選んでレジに並んでいると、前の渋いパリジャンが、できたてのマスタードの量り売りを購入していた。
 これは生ビールを注ぐように瓶にその場で入れてくれ、紙を乗せてコルクでビシッと栓をしてくれるもの。私もそれにしたいのだが、やはり帰国便のことを考えると、通常の栓がしっかりされているものを選んでしまう。
 このレジの周辺には新製品の試食がたくさん並べられていて、どれも美味。お店の雰囲気もステキで、いつ訪れても楽しい。
 今日の写真はそのこの夏イチオシの新製品の3種類。これらはオーガニックのソーセージや厚切りのハム、ゆでたてのじゃがいも、ズッキーニやナスやキノコ類の友に最適。少しずつ味が違うので、決して飽きない。
 実は、このマスタードにはレシピがついていた。それがフランス語(あたりまえか)だけ。というわけで、辞書を片手に調べているのだが、なかなかこれが複雑なレシピ。うーん、いつになったら調理できるのだろうか。
 マスタードって、ただつけるだけではないのね。こんなにも複雑なお料理に使えるとは…。時間ができたら、挑戦してみようっと。
 まずは、ソーセージやじゃがいもでいいや。簡単でおいしいから。


 
 
| 美味なるダイアリー | 22:55 | - | -
アロンドラ・デ・ラ・パーラ
 昨年9月に初来日し、勢いに満ちたすばらしい演奏を聴かせてくれたメキシコの美貌の指揮者、アロンドラ・デ・ラ・パーラが、再び9月に来日することになった。
 今回は東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会の客演指揮で、12日、13日、15日にタクトを振る。
 それに先立ち、オーケストラの担当のかたからプログラムの原稿依頼があった。
 いまは新たな仕事は入れられない状況なのだが、担当者は私が昨年インタビューした「フィガロ・ジャポン」の記事とブログを読んでくれたそうで、それがよかったのでアロンドラの魅力をぜひ伝えてほしいとのこと。こういわれると、弱いんだよね。
「○○もおだてりゃ木に登る」っていう感じかしら(笑)。
 そこで急いで原稿を入稿したら、「読み進めるほどにクレッシェンドする高揚感を味わい…」というお礼のメールが入ってきた。
 うーん、なかなかすごいことをいってくれるよなあ。
 アロンドラは以前も書いたが、完全なワーカホリック。休暇もとらず、趣味の時間も省いて、ひたすら勉強あるのみ。前進する姿勢を崩さない。
 それを「夢をかなえるためだから何とも思わない。指揮者として自分に何ができるかを徹底的に追求していく」とさらりという。
 あまりに美しいため、ついその美貌に目が奪われがちだが、指揮も生命力あふれる前向きなもの。そんな彼女が再び来日し、華麗なる演奏を披露してくれる。
 こういうひたむきに自己の道を邁進し、夢に向かって突っ走っていく人を見ていると、勇気が湧いてくる。
 私も忙しくて他のことが何もできない、などと文句をいうのはやめよう。部屋がとっちらかっても、ネガティブに考えるのはよそう。パソコンと仲良くしすぎで疲労困憊だけど、少しでもいい文章が書けるよう前向きになろう。
 なあんて、一瞬はいい人ぶっても、長続きしない。やっぱり、「ああ、もうどこかにパーっと遊びに行きたい」「だれかと思いっきりおしゃべりしたい」「ストレスよ、飛んで行けー」というのが本音。
 アロンドラさーん、こういう凡人はどうしたらいいんでしょうね。
 今日の写真はそのコンサートのチラシ。美しく力強くポジティブ。ああ、爪の垢でも煎じたい…。

| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:08 | - | -
ビアパーティ
 今日は、編集プロダクションを経営している友人から、「日ごろの憂さを晴らして大いに盛り上がりましょう」という主旨のビアパーティのお誘いをいただいたが、残念ながらいまは参加することができないので、断腸の思いでお断りした。
 本当は、彼の元気な顔を見てエネルギーをもらいたかったが、ここで遊びに出かけていると、あとで泣きを見るのは明らかだ。とはいえ、こもりっきりというのも、なかなか辛いものがある。 
 最近はインタビューの仕事も全部パスしているため、このブログにもアーティストがまったく登場してこない。読んでくれる人は、さぞつまらないと思っているでしょうね。
 コンサートも現在はシーズンオフ。仕事仲間にも長らく会っていないことになる。
 ただひたすら原稿と向き合う日々のなかに突如現れたビアパーティのお誘いだったから、すごく行きたーいと思ったが、自制あるのみ…。
 ああ、悔しいから原稿がひと段落したら、一杯飲んじゃおうっと(笑)。
 
 
| 日々つづれ織り | 22:59 | - | -
シャ・ノワール
 パリの旅でモンマルトルを訪れないことはない。ここはいつも変わらぬ素朴さと、芸術的雰囲気と、ボヘミアンな空気で旅人を温かく迎え入れてくれる。
 今回はエリック・サティのことを調べていたため、サティの家やモンマルトル博物館を訪れた。
 その博物館の入口に、真っ黒な猫がいた。サティはこの地でシャ・ノワール(黒猫)という文学酒場といおうか、音楽喫茶というべきか、キャバレーの一種でピアノを弾いて生計を立てていた。
 なんという偶然だろうか。黒猫が迎えてくれるとは…。
 しかし、この日はあいにくの雨模様。黒猫は呼んでも葉っぱの陰から出ようとしない。
「クロちゃん、おいで。ほらほら、日本から会いにきたよ。きみはサティを知っているかい」
 こう呼んでみたけど、じっとこちらを見ているだけで、そのうちにあきれてプイッと行ってしまった。
 やっぱりフランス語で話しかけないと、ダメなのかしらん。
 今回の旅は作曲家に関するところをいろいろ巡り、それぞれの場所でインスピレーションが湧いた。これを本に生かそうと思う。
 モンマルトル博物館のグッズ売り場には、存在感のある黒猫を描いたマグカップを売っていた。今日の写真は気まぐれなシャ・ノワールと、そのマグカップ。 これだけでも、サティの音楽を連想させるに十分でしょ(笑)。 



 
 
| 麗しき旅の記憶 | 22:53 | - | -
パリから東京へ
 今回の旅もまた、飛行機のトラブルに巻き込まれた。以前のスペインの旅では、10日間ロストパゲージでサバイバルな日々だったが、今回は帰国便が機材の不具合で飛ばなくなり、1泊空港の近くのホテルに泊まるはめに。
 あーあ、どうしてこんなことに、と考え出すと気が滅入るので、こういうときは腹をくくるしかない。
 しかし、仕事の取材や調べ物に関しては、内容の濃い旅になったため、最後のアクシデントは目をつぶるしかないかも。
 というわけで、2日かかって帰国したような気分。
 ところが、日本に着いてハッと気がついた。1日前だから余裕だと思っていた原稿締め切りが、実は明日の午前中。すぐにとりかからないとまにあわない。
 時差にもめげず、気温差にもめげず、まして飛行機のトラブルにもめげず、すぐに仕事モードに入らなくてはならない。
 あーあ、やっぱり、なんでこうなるのという感じだ。
 ともかく嫌なことは忘れて集中、集中っと。

 さて、原稿がひと段落したため、久しぶりのブログだ。何の話題にしようかなと考えていたら、あまりに暑い東京から頭のなかがビューンっと湿度の低いパリへ戻り、アイスクリームが浮かんできた。
 私はサン・ルイ島が大好きなのだが、ここはおいしいアイスクリームのお店が多いことで有名だ。
 この時期のパリは、地元っ子はみんなバカンスでいなくなり、どこを歩いても世界中の観光客であふれている。それもハンパではない多さ。2階建てのシティラマの観光バスやセーヌ川を走るバトームーシュも人、人、人。美術館もカフェもレストランも、すべて人で埋め尽くされている。
 でも、きっとサン・ルイ島だったら観光名所はないし、ゆったりと散策ができるのではないだろうか、と思ったのがおおまちがい。メインストリートは観光客でごったがえしていた。
 それでもようやくサロン・ド・テの席を確保し、おいしい紅茶とアイスクリームに舌鼓を打つことができた。やれやれ…。
 今日の写真はその紅茶とアイスクリーム。これ、白いほうはココナッツ味なの。メッチャ、おいしかった。
 それにしても、あの静かな気品に満ちたサン・ルイ島はどこに行ってしまったのだろうか。今回は夏のパリの喧騒のなかに巻き込まれた感じがする。
 さて、明日からまた日常が戻ってくる。旅の記憶を大切に、仕事に励まなくては…。

| 麗しき旅の記憶 | 23:57 | - | -
旅の必需品
 旅の必需品はいくつかあるが、ノイズキャンセリングは私にとって必要不可欠なものである。
 飛行機の騒音を防いでくれるし、i-podで音楽を聴くこともできる。
 以前、宿泊したホテルの廊下の音や隣室の音がすごくうるさかったとき、このノイズキャンセリングに救いを求めたら、ゆっくり休むことができた。健康の面でも、これがないと体調を崩してしまう。
 昔は耳せんをいろいろ買い求め、さまざまなところで試してみたが、耳せんはやはり完全には騒音を防いでくれない。
 大きな音がしても気にせずに眠れる人はいいかもしれないが、私は音に敏感なため、やたらに気になってしまう。
 時差にも気温差にも決して強くないし、乗り物も本当は好きではない。飛行機も電車もクルマも、みんな苦手だ。
「それにしては、海外によくいくよね」とか「出張が多いのに、どうして慣れないの」などといわれるけど、クラシックの仕事をしている以上、出かけることはどうしても多くなる。
 そこで、長旅の最中、なんとか快適に過ごす工夫を凝らすわけだ。
 一番の救世主は、やはりいい音楽。ふだんからいろいろ録音しておいて、ゆっくり聴いていく。本を読むのも好きだけど、飛行機のなかで読むと、眼精疲労が一気に増すから困る。
 さて、明日は早朝から出かけなくちゃ。有意義な旅になるよう、願うばかりだ。写真もいっぱい撮ってこようっと。
今日の写真は私の旅の友、ノイズキャンセリング。忘れないようにしなくちゃ。

| 麗しき旅の記憶 | 20:51 | - | -
ノルマ達成!!
 ようやくすべての雑誌とプログラムと新聞の締め切りが終わり、今日は荷造りをした。
 その間にも校正が送られてくるため、荷造りを中断してまた仕事に戻り、終わるとすぐに荷造り。
 いつもヨーロッパに行くときは、気温差が一番気になる。日本は猛暑だが、向こうの空港に着いた途端、ブルブルッと寒気に襲われることが多いからだ。
 そのため、私はいつも3種類の洋服を用意することにしている。今回は、日本を発つときの真夏の洋服、寒さや雨などに適応する洋服、そしてちょっと涼しいくらいの気候に合わせた洋服。
 これだけでもかなり多くなると思ったが、やはり夏物なのでトランクはスカスカ。私はよくみんなから「荷物が少ない」といわれるが、応用の効くものを持っていくため、かなり荷物はコンパクト。
 さて、一番大切なこまかい地図と、行きたい場所の印をつけた資料を入れれば、それで出来上がりだ。
 明日はとっちらかっている部屋を少しでもきれいにお掃除し、仕事の資料を整理し、和食をたらふく食べますか(笑)。
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:22 | - | -
ジネット・ヌヴー
 最近は歴史的な名演でも、非常に安い価格で販売され、手に入れやすくなっている。
 今日は、フランスの天才女流ヴァイオリニストのジネット・ヌヴーの名盤とされるブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いた。EMIからリリースされた999円の限定盤で、最新マスター音源使用というディスク。録音はブラームスが1945年、シベリウスが1946年である。
 ジネット・ヌヴーは1919年パリ生まれ。幼いころから非凡な才能を発揮し、7歳でブルッフのコンチェルトを弾いてデビューした。
 11歳でパリ音楽院に入学し、その後カール・フレッシュに師事。15歳のときにワルシャワで開かれたヴィエニャフスキ国際コンクールで優勝。このときの第2位は27歳のダヴィド・オイストラフだったというから、その才能には計り知れないものがある。
 以後、ピアニストの兄ジャンとともに世界中をツアーして回り、録音もいくつか残している。
 そんな彼女は1949年10月、5度目のアメリカ公演に行く途中、搭乗した飛行機がアゾレス諸島の山に激突し、兄とともに帰らぬ人となった。
 30歳の短い生涯のなかで、ヌヴーの残した録音はいくつかあるが、なかでもこのブラームスとシベリウスのコンチェルトは永遠不滅の魅力をたたえている。
 もえたぎるような情熱、深々と歌う詩情あふれる旋律、陰影に富んだ濃厚な表現、凛とした音色、突進するようなはげしいリズム、何もかも類まれなる才能を示している。
 もちろん音質は現在のクリアなものとは異なるが、音楽の奥にヌヴーの熱きパッションが潜み、はるかなるときを超えて聴き手に作品のすばらしさを訴えかけてくる。
 以前、庄司紗矢香がこのLPをパリで見つけ、「私の宝物」だといっていたのを思い出す。
 彼女はヌヴーに関してこう語っていた。
「LPで聴くと、ヌヴーのいろんなことを超越した精神性の高さが音の向こうに見えるのです。音楽は日常から解放されて高いところへと連れていってくれるものだと思いますが、ヌヴーの演奏はまさしくそれです。私もいつもそうした高みに自分も上り、聴いてくださるかたもそうした場所にいくことができる演奏をしたいと願っています」
 庄司紗矢香のことば通り、ヌヴーのブラームスとシベリウスは別世界へと運んでくれる。彼女がもっと長く生きてくれたら、20世紀のヴァイオリンの世界が大きく変わっていたかもしれない。
 でも、彼女はこんなにもすばらしい録音を残してくれた。このことに感謝すべきだと思う。
 今日の写真はそのCDのジャケット。何度も繰り返して聴きたい、名盤である。

| クラシックを愛す | 22:35 | - | -
スティーヴン・コヴァセヴィチ
 先日、ルドルフ・ブッフビンダーの演奏するベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いて深い感銘を得たばかりだが、16年前には、1940年ユーゴスラヴィア系アメリカ人としてロサンゼルスに生まれたスティーヴン・コヴァセヴィチが、すばらしいベートーヴェンを聴かせた。
「インタビュー・アーカイヴ」の第41回は、そのコヴァセヴィチの登場だ。

FM fan 1997年4月21日〜5月4日号 No.10

ベートーヴェンの作品には人間的感情が存分に現れ、
情熱や優しさ、恋心などが感じられる


 1994年にベートーヴェンのピアノ・ソナタでグラミー賞にノミネートされた実力派ピアニスト、スティーヴン・コヴァセヴィチが昨秋18年ぶりに来日。得意とするベートーヴェンやドイツ・ロマン派の作品で底力を見せつけた。
 1975年まではスティーヴン・ビショップと名乗っていたが、これは母親が再婚した相手の姓で、その後考えるところがあって父親の姓である旧姓に戻し、現在は生まれ変わった気持ちで演奏に臨んでいるという。

モーツァルトも難しいですけど、
ベートーヴェンはとにかく難しい


―現在ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲の録音が進んでいますが、いま全集に踏み切ったのは何かきっかけがあったのですか。
「私は以前EMIで録音していたことがあり、その後しばらく離れ、また4年ほど前に戻りました。そのときに企画が出たんです。ただし、全集というのは正直いってキツイ。ベートーヴェンは大好きですが、全部のソナタが好きというわけではないんです(笑)。それをどう克服し、質の高い演奏にもっていくか、それが鍵ですね。ベートーヴェンはとにかく難しい。モーツァルトも難しいですけど、まったく違った意味での難しさがある。ベートーヴェンは冒険的ですから。
 でも、こうして2002年までにひとつの全集を作り上げるというのは、とても大きな意味を持ちます。以前は落ち着きがなく、すごくアガるピアニストでした。よく恩師のマイラ・ヘスにいわれたものです。そんなに焦って速く弾くなって。安っぽいといわれました。そんなときは私も若かったせいか『フンッ、お高くとまって』なんていい返しましたけど。それがいまやゆったりした気分で音楽と向かい合えるようになった。これは指揮を始めたことが影響しています」
―ベートーヴェンは冒険的とおっしゃいましたが、それは曲の斬新さを意味しますか。
「《ハンマークラヴィーア》を見てもよくわかります。これはとても個性的な曲で、非常に高度なテクニックを要求している。当時のピアニストが本当にうまく弾けたんでしょうか。ベートーヴェンの目指す新しさが理解できたのかな。そういうことを考えると、作品が意味深く、楽譜からもっと多くのことを読み取らなければという気持ちになります。
 冒険的とは、従来のピアノ曲では考えられない書法を取り入れているからです。でも、私はベートーヴェンは偉大な作曲家だから尊敬の念を抱き、神のように崇め、姿勢を正して立派な演奏をしなくてはいけないとは思いません。作品には人間的感情が存分に現れ、情熱や優しさ、恋心などが感じられます。それを自分なりに表現したいと思っています。
 ベートーヴェン自身、相当荒っぽい、まちがいだらけの演奏をした人みたいですよ。人間らしくていいじゃありませんか。心が熱くなりますね」

指揮をしたことで大きな変化を。
音楽の見かたが変わったんです


―指揮をしたことが、ピアニストとしてのコヴァセヴィチさんにどう影響しましたか。
「これはもう大きな変化をもたらしました。音楽の見かたが変わったんですから。以前はコンチェルトや室内楽でも、ほかの演奏家にあまり注意がいかなかったのですが、指揮を始めてから全体を考えるようになりました。
 でも、ピアノを弾くよりも指揮のほうがよっぽど楽です(笑)。自分のからだを使いながら演奏するというのは、本当に大変なんです。決してミスは許されないし。ただし、指揮は決して簡単なものではないということも学びました。いい加減な譜読みではオーケストラがついてきてくれません。
 初めてベートーヴェンの《第9》を指揮したときのことをよく覚えています。これは《皇帝》を弾くことより数段精神的に楽でした。それはあくまでも精神的な面でということです。だって、この私が全然アガらなかったんですから。奇跡でしょう。《皇帝》なんか、もう50回は弾いているのに、いまでもアガるんですから…」

ベートーヴェンの録音が終わったら
指揮とピアノの割合を半々に


―それでは、これからは指揮にかなりの比重がかかることになりますか。
「ベートーヴェンの録音が終わったら、指揮とピアノの割合を半々にしようと考えています。夢は《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を振ること。もうワーグナーが好きで好きで、これが振れたらほかに望むことはないですね。もちろん《カルメン》も《ラ・ボエーム》も好きですよ。でも、ワーグナーの引力は強い」
―指揮を始めると、ほとんどの人がピアノを弾かなくなってしまいます。絶対それはないですよね。ピアノは弾き続けてください。
「ハッハッハ、もちろん大丈夫。じゃ、ピアノの予定を話しましょうか。つい先ごろリン・ハレルと組んでブラームスのチェロ・ソナタを録音しました。実は、ファスベンダーとヴォルフのリートを入れる話があったのに、彼女の引退までに話が進まなかった。残念でたまりません。リートの伴奏はとても興味があるのに。ソロでは、ショパン、リスト、ラヴェルに重点を置いていきたい。それからシベリウスの交響曲第4番を振る計画もあります。いま常任指揮者の話もきているし。あっ、また指揮の話にいってしまった。マズイなあ」

 コヴァセヴィチは、アルゲリッチのパートナーだったことでも知られている。その話題になると、途端に顔を赤らめ、「私は、生涯彼女を愛しているんですよ」と少年のような表情を見せた。
 うーん、アルゲリッチの魅力はやはりすごいのね、と彼のはにかんだ顔を見て感じ入った。
 今日の写真はその雑誌の一部。彼、純粋な目をしているでしょう。


| インタビュー・アーカイヴ | 22:39 | - | -
フェデラー、銀メダル
 ロンドン・オリンピックのテニス決勝戦は、マレーが圧倒的な勝利でフェデラーを下し、金メダルに輝いた。
 フェデラーは準決勝のデル・ポトロ戦ですべてを使い果たしてしまったのか、アンフォースドエラーが多く、最後まで波に乗ることができなかった。
 4度目のオリンピックでようやくシングルスの銀メダルを獲得したことはすばらしいが、本人はさぞ心残りだろう。
 でも、マレーは先月のウィンブルドンの決勝でフェデラーに破れて大粒の涙を流したが、今回は見事なリベンジ。第1セットからすばらしい試合展開だった。やはりここは勝者を称えるべきだと思う。
 まだまだオリンピックは続いているが、私はそろそろ仕事に集中しないとならない。
 仕事部屋のデスクの前にはパリにいくまでにやることを書き出して貼り、それをひとつずつ消していくようにしている。
 この「ひとつ消す」という作業がなんとも楽しいんだよね。「あー、またひとつ終わった」と、線を引いていく。
 すべてが線で消されたときの開放感を思い描くと、ひとりにんまりしてしまう。
 それから一気に荷造りだ。
 今日を入れてあと6日。自分にエンジンをかけ、ひたすら前進だ。
| ロジャー・フェデラー | 16:23 | - | -
フェデラー死闘を制す
 オリンピック観戦で、連日寝不足という人は多いのではないだろうか。
 私も昨夜はライヴストリーミングでテニスのフェデラー対デル・ポトロの準決勝を見て、完全に寝不足。
 しかし、すごい試合だった。オリンピックでは、3セット目にタイブレークは設けられていないため、ふたりは2ポイント差がつくまで延々試合を続けなければならなかった。
 最後はようやくフェデラーが勝ち、メダルを確定したが、4時間半の大接戦。いやあ、疲れましたなあ。終始、ハラハラドキドキの試合だった。
 フェデラーがあとで語っているように、一時は負けるかと思った。
 いよいよ、明日はマレーとの決勝だ。絶対に金メダルをとってほしい。
 そんな寝不足でも、パリにいくまでにやらなくてはならない仕事が山積みだから、気を抜いてはいられない。
 今日はある雑誌の編集長からインタビューの依頼が入ったが、事情を話してお断りした。最近は、連載以外はほとんどお断りせざるを得ない。
 もっとチャッチャカと原稿を仕上げていく人なら苦労はないのだろうが、ひとつひとつ時間をかけてじっくり集中しないと書けない私は、結構時間がかかってしまう。
「でも、すごく速いほうだと思いますよ」
「一気に書く感じだから、あまり時間かからないでしょ」
 こんなことをよくいわれるが、とんでもない。あれこれ調べながら、ときには音源を聴きながら、資料を探しながらとなると、「なんで、なんで、どうしてこうひとつのことに時間がかかるの」と自分に腹が立つのは毎日のこと。
 この一番の理由ははっきりしている。すべての資料が、図書館のようにきちんと整理されていないのが原因。次から次へとたくさんの物が送られてくるため、私の整理能力を完全に超えてしまっているのである。
 時間に余裕がなくなってくると、より部屋が散らかってきて、それを見るたびに落ち込み、さらに仕事が遅くなる。
 なんとかならないものか。父も母も教職に就きながら物を書いていたため、我が家は部屋や廊下や玄関の横まで本や資料が積み上げられていた。
 これって、遺伝かしら。資料を必要としない仕事っていいよなあ。
 私の夢は、壁一面に天井まで棚があり、そこにきれいに本やCDや資料が整理されていて、原稿を書くときにパッと関連した物が見つかる部屋に住むこと。まあ、しょせん無理よね。まわりを見渡せば、これは夢のまた夢。
 さて、また探し物しなくちゃ。明日のフェデラーの決勝戦に備えて、その前に仕事を終わらせたいんだよね。
 いったい何が主体の毎日か、わからなくなってきたゾ(笑)。 
 
| ロジャー・フェデラー | 23:20 | - | -
真夏のパリへ
 今日から8月。いつも思うけど、月日が経つのは本当に早い。
 いま書いている単行本の調べ物のために、12日から1週間パリにいくことにした。
 やはりオリンピックの時期は飛行機が取れず、終わってからも結構混んでいる。夏休みの時期だから、みんなヨーロッパに羽を伸ばしにいくんだろうな。
 私は集中していくべきところだけ効率よく回り、1週間フル回転で動き回りたいと思っている。
 でも、いつもパリにいくとあっちのお店、こっちのお店とついつい買い物三昧。今回もいきのトランクはガラガラ、帰りはいっぱいいっぱいになるような気がする。
 この前いったスペインでは、10日間ロストパゲージでひどい目に遭ったけど、なんとか乗り切ったから、今回も多少のアクシデントは目をつぶることができそう。
 まあ、いく前からあらぬ心配をしていても仕方がないから、いつも通り「なんとかなるさ」の精神でいこうっと(笑)。
 とにかく、出かける前にいま抱えている原稿のメドをつけ、気持ちを楽にして出発したい。そのためには、できる限りオリンピックは見ずに、仕事に集中しなくては…。
 といいながら、「ああ、今日もウィンブルドンは雨だわー。フェデラーは今日シングルスとダブルスの2試合があるのに、いったいいつ始まるのかしら」とネットをチェックしている私。いやいや、あかんなあ。
 以前にも書いたが、いまはピアニストの山本貴志の須坂市でのショパン・チクルスの第5回と第6回のプログラム原稿を書いている。これがもうすぐ終わりそうだから、その後は「モーストリー・クラシック」の連載と特集記事に取りかからなくてはならない。
 今回の特集は「ヴァイオリン協奏曲」。そこまでいったら、少し荷物でも作らなくちゃ。私はいつも海外出張のとき、荷物を作るのは前日なので、何かしら忘れ物をしてしまう。
 さて、今夜はテニスがなさそうだから、仕事に集中しようかな。でも、雨がいつ止むのか、気になるんだよねえ(笑)。
| ロジャー・フェデラー | 20:53 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2012 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE