Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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「リトル・ピアニスト 牛田智大」の原稿を入稿
 ようやく、「リトル・ピアニスト 牛田智大」(扶桑社、6月19日出版)の原稿を全部まとめて入稿した。
 ああ、疲労困憊だー。でも、肩の荷が下りたー。
 編集のかたからもご連絡をいただき、ほっとひと安心。
 でも、まだこれからこまかいところの訂正や加筆をしなくてはならない箇所が出てきそうだ。
 しかし、それはなんとかなる。とにかく終わったー。
 あとは「家庭画報」の特集記事と、ライナーノーツの執筆で牛田月間が終わる。
 今日も牛田くんは、ひたむきに録音をしているに違いない。それを思うと、私は終わったーなどとのんきなことをいっていては申し訳ない気がする。
 さて、少しは眼精疲労を癒したほうがいいよね。
 というわけで、ちょっとだけ、のんびりしよっと。おいしい物を食べて、ゆっくり寝て、また明日も頑張らなくっちゃ…。
 ああ、こういう瞬間が一番いいなあ(笑)
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:52 | - | -
牛田智大セカンドアルバム録音
 今日は、6月19日にリリースされる牛田智大のセカンドアルバム「セレナーデ〜リスト&ショパン名曲集」(ユニバーサル)の録音を聴きにHakuju Hallにいった。
 今回は彼がいま一番弾きたいといっているリストとショパンという同時代の作曲家ふたりの作品でプログラムが組まれ、盛りだくさんの内容。
「それぞれ曲の内容が深く、表現力も必要で、大変なんです」
 こういっていた牛田くんだったが、私にはとてもリラックスして演奏しているように見えた。
「ええっ、リラックスしているように見えますか。うーん、本当のところは、ムニャムニャ」 
 と、ことばを濁していた。
 リストの「パガニーニ大練習曲第6番:主題と変奏」や「リスト/サン=サーンス:死の舞踏」、ショパンの「バラード第3番」や「前奏曲第15番《雨だれ》」など、本当にさまざまな要素を必要とする作品がずらりと並んでいる。
 4時間ほど演奏を聴き、少しコメントを取り、まだ仕事が残っているため、録音会場をあとにした。
 思えば、1年4カ月前、初めてこのホールで牛田くんに会い、演奏を聴き、取材開始となった。
 今回、改めて演奏を聴き、一気に階段を駆け上がったような成長ぶりに胸が熱くなる思いがした。
 新譜ができあがるのがひたすら待ち遠しい。
 今日の写真は、差し入れのお菓子をもっているところ、録音の合間に好物のお漬物(メロンと青トマトという珍しい物を見つけた)をつまんでいるところ、そしてピアノの前で脱力しているところ。
 本当は、アーティストはみんなこうして疲れをほぐして脱力などをしているんだけど、なかなかこうした写真は撮れない。これって貴重でしょ(笑)。








  
| クラシックを愛す | 22:57 | - | -
月末入稿
 世のなか、ゴールデンウィークでみんなリラックスしているというのに、私はせっせと原稿を書き、締め切りをこなしている。
 月末入稿の連載と、レギュラー原稿がたまっているからだ。
 今日は、近くのスーパーに買い物に行ったら、ふだんは買い物など縁のないようなお父さんや子どもや恋人同士や男子数人組などでお店は満杯状態。
 レジの前も長蛇の列。連休って、こんなにお店が混むんだっけ、とぴっくり。
 みんなが出かけているわけではなく、家でゆっくり食事をするという人が多いんでしょうね。
 さて、私も体力をつけなくてはならないため、最近はしっかり食べることにしている。どんなに時間がなくても、食事だけはきちんととる。
 今日は、近くの親しくしている無農薬野菜の販売店から野菜をいっぱい仕入れてきて、温野菜サラダとサーモンとホタテを入れたシチューを作った。
 ワインを飲みながら、ゆっくり食事をする。これだけは欠かせませんな。
 こうしてまた、パソコンに向かう。
 それでも、なんとか牛田くんの単行本の原稿は峠を過ぎ、ゴールが見えてきた。やれやれ。
 まだ、いろんなものが残っているから、気をゆるめるわけにはいかないが、少しは気が楽になった。
 明日は、録音中の牛田くんを訪ねて演奏を聴き、その様子も書かなくてはならない。
 さあ、もうひと山だ。足腰鍛えて、登りきらなくっちゃ(笑)。
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 23:10 | - | -
牡蠣味噌
 先日、知り合いの編集のかたが仙台に出張し、そのお土産に「日高見の国 牡蠣味噌」(石巻の末永海産)をいただいた。
 しばらくこれをながめているだけだったが、ようやくお料理をすることができた。彼女が添えてくれたメモに、「なすに田楽のようにこの味噌を塗って、チーズをかけて焼くとおいしい」と書いてあったため、早速それを実践。
 まず、なす5本をスライスしてオリーブオイルで焼き色をつけ、それをオープン用の鍋に並べ、牡蠣味噌をところどころに少しずつ置いて、最後にチーズを振りかけ、オープンで20分ほど焼いてみた。
 お味噌が入っているためか、ちょっと焦げ目がついてしまったが、味は上々。お味噌の味はそんなに濃くなく、ほどよい感じでチーズと見事にマッチ。
 アツアツをほおばると、奥のほうから牡蠣の香りがしてきて、和と洋のなんともいえないコラボレーション。
 こんななすのグラタン、初めて食べたワ。
 Oさん、ごちそうさま、とってもおいしかったです。不思議な味の融合で、ちょっと癖になりそう(笑)。
 先日、仙台国際コンクールの原稿を2本書いたが、それがもうすぐでき上がり、送られてくることになった。
 コンクールの事務局のかたからは、6月のコンクールをぜひ聴きにきてほしいという依頼があったが、即答はできなかった。
 まだまだ原稿の行方がわからないからである。
 さて、どうなるか。牡蠣味噌を味わいながら、仙台のコンクールに行けるかどうか、思案中だ。
 今日の写真はできたての「なすのグラタン、牡蠣味噌風味」。すごく焦げているように見えるけど、実際はそんなにひどくないんですよ。なんといっても、味は最高なんだから。 


 
| 美味なるダイアリー | 22:14 | - | -
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 講演
 いよいよゴールデンウィークに突入だ。
 でも、私は原稿に追いまくられ、まったく休日の感覚はなし。
 今日は、「CDジャーナルweb」に「ラ・フォル・ジュルネ」の記事がアップされた。題して「憧れのスペイン〜パリで花開いたスペイン音楽」。
 今回、ナントに出張したライター仲間が交代で執筆している記事で、私の出番は最終回の第4回目。お時間があるときに、ぜひ寄ってくださいね。
 それからもうひとつ、「ラ・フォル・ジュルネ」の初日の5月3日(金・祝)の14時30分から15時30分までの1時間、ホールD1(コクトー)で講演を行う。
 以前にも書いたが、テーマは「天才はスペインから生まれ、芸術家はフランスで磨かれる」。実は、これは単行本を書いたときに、私が最初に提案したタイトル。でも、出版社とPR会社のかたたちの意向により、私の名前を記したタイトルになってしまった。
 今回は、本来のタイトルに合わせて講演を行おうと思っている。
 東京国際フォーラムのホールD1は、JRの有楽町駅からフォーラムに入ってすぐ左手にある、一番便利な場所。その1階なので、わかりやすいと思う。
 入場は無料で、有料公演のチケットの半券が1枚でもあればOK。ぜひ、聴きにきてくださいね。
 というわけで、まだまだそれ以前にやらなくてはならないことが山積みだが、時間はどんどん過ぎていく。
 焦らず、騒がず、自然体でと思いながら、やっぱり気は焦るんだよね。牛田くんの単行本、新譜のライナーノーツ、「家庭画報」の特集と、三つ巴じゃ。
 なんとか、体力と気力を充実させて頑張らなくっちゃ…。
| 情報・特急便 | 22:39 | - | -
東京クヮルテット
 1969年に結成され、幾度かのメンバーチェンジを行いながら44年(現メンバーでの活動も10年超)の長きにわたって国際舞台で活躍を続けてきた東京クヮルテットが、今年7月その活動に幕を下ろすことになった。
 彼らには何度かインタビューを行ってきたが、いつも率直な語りに感動を覚えたものだ。演奏も飾らず気負わず自然体。作品の内奥にひたすら迫っていく真摯な姿勢に貫かれ、聴くたびに新たな感動を覚えた。
 活動に終止符を打つにあたり、複数のCDが次々にリリースされている。それらを聴くたびに、芳醇な音色、緊密なアンサンブル、解釈の深さ、レパートリーの多彩さにこのクヮルテットの底力を感じる。
 インタビュー・アーカイヴの第49回は、その東京クヮルテットの登場。結成25周年を迎えた1995年のインタビューで、彼らは1993年から世界各地のホールでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を行っているときだった。

[アサヒグラフ 1995年2月24日号]

緊張感に満ちた一糸乱れぬアンサンブル

 わが国が世界に誇る弦楽四重奏団、東京クヮルテットが結成25周年を迎えた。この間、2度のメンバーチェンジを経て、現在は第1ヴァイオリンがカナダ出身のピーター・ウンジャン、第2ヴァイオリンが池田菊衛、ヴィオラが磯村和英、チェロが原田禎夫の4人からなる。磯村と原田が創立メンバーで、1974年に池田が加わり、1981年にウンジャンが参加した。
「ピーターが入ってきた段階で、ぼくらは会話をすべて英語に変えました。そのほうがお互いはっきり物をいえるので。練習中だれかの音が気に入らないと、遠慮なくノー・グッドっていいます。日本語の微妙なニュアンスだとかえって相手が傷つくから」
 ただし、これはお互いを尊敬し、信頼しあっているからこそできること。ここまでくるのに25年という長い歳月がかかった。
 東京クヮルテットは桐朋学園で学び、ニューヨークのジュリアード音楽院に留学した日本人の演奏家4人によって1969年にニューヨークで結成された。結成後まもなく数々の国際コンクールで優勝し、またたくまに世界的な注目を集めるようになる。
 この時点で日本に帰れば仕事には不自由しないし、それなりの生活も保証される。しかし、彼らは世界のステージで演奏したいと願い、日本への絆をなかば断ち切った。
「アメリカでやっていくのは正直いってきつい。日本に戻れば日本語で気楽に会話できるし、精神的にもラク。でも、ぼくらは歯をくいしばっても欧米で演奏していくほうを選んだんです」
 そんな彼らの間に不協和音が生じ、メンバー交代が2度行われた。そのつど音に微妙な変化が生まれ、音楽的にも一からやり直さなくてはいけないことになった。
 だが、彼らは屈しなかった。第1ヴァイオリンが交代すると、ふつうはクヮルテットの音楽そのものが変わるといわれる。だから慎重にヴァイオリニストを探し、最終的に自分たちと同質の音を持ち合わせているウンジャンに決めた。
「東京クヮルテットといえばジュリアード音楽院が生んだスター的存在。まさかぼくに声がかかるなんて思いもしませんでした。だから決まったときはキッチンを跳ね回って喜んだものだよ」
 こう語るウンジャンはジョーク好きで陽気な性格。音色も明るく、音楽的にも前向きで冒険心豊か。彼が加わったことでクヮルテットに新風が吹き込まれた。
 みんなが長い間弾き込んでいたものの、全曲演奏を行っていなかったベートーヴェンの弦楽四重奏曲をやろうよ、と声をかけたのも彼だった。
「ベートーヴェンのこれらの作品は、高い頂のようなもの。その山を制覇するためにはとてつもないエネルギーと完璧な技巧、深い音楽性が要求される。それに対してぼくらは慎重になっていたんです。でも、ウンジャンがポンとみんなの背中を押してくれた。それで一気にやる気になったんです」
 1994年から95年のシーズンにはニューヨークのカーネギー・ホールとエイブリー・フィッシャー・ホールでベートーヴェンのシリーズを行い、パリ、ブリュッセル、アムステルダム、ウィーンでも演奏することになっている。
 昨年はミラノ・スカラ座の歴史上初めてこの弦楽四重奏曲を連続演奏し、大センセーションを巻き起こした。
「最終日が印象的でした。すべてを演奏し終わったとき、会場は物音ひとつしない静けさに包まれ、だれも拍手をせずにじっと音楽の余韻に身を浸していました。そしてあちこちで目をぬぐう姿が見られた。ぼくら4人も涙が止まらず、音楽をやってきて本当によかった、とこのとき強く思いました」
 1月の日本公演でも、上質で研ぎ澄まされたアンサンブルを聴かせてくれた。ベートーヴェンはもちろんだが、ドビュッシーが残した唯一の弦楽四重奏曲は、抽象的な響きや幻想的な色彩感に彩られている。それを4人は各フレーズの微妙なニュアンスを弦で幾重にも変化させながら、夢幻的に演奏。第3楽章は官能的な美しさが際立っていた。
 ベートーヴェンの大きな作品を演奏し、録音も終えた彼らの次なる目標は現代作品。20世紀の作品に積極的に取り組み、委嘱も行っていく予定だ。
 いまはとてもチームワークがよく、音楽に没頭できるからこそ、こうした夢も生まれるという。
 クヮルテットは常に一緒に行動しなくてはならない。それが長い期間続くと、やはり息苦しくなってくる。
 だから最近はツアーに出るとホテルを変えたり、食事を別々にするなどの工夫を凝らしている。だれかがひとりになりたいときは、放っておくそうだ。
「みんな目標が同じだから、いざというときは気持ちがピタッと合う。いい演奏をしたい、とただそれだけを考える。音楽以外のことはギャラも2の次だし、教えることも極力抑えています。自分たちの音楽を磨く、それが一番大切…」
 そんな4人は日本にきてもゆっくりせず、公演が終わると翌日アメリカに帰国。音楽ひと筋の潔い時間配分は、ステージでの緊張感に満ちた一糸乱れぬアンサンブルに通じるものがある。

 今日の写真はそのときの雑誌の一部。東京クヮルテットの2013年最後の日本ツアーは、5月15日から21日まで東京ほか全6公演が行われる。これは聴き逃せませんね。

| インタビュー・アーカイヴ | 20:51 | - | -
ラジオ深夜便
 先日、NHKラジオ第1の「ラジオ深夜便」の「ないとエッセー」のコーナーで、「ラ・フォル・ジュルネ」のことを話したと書いたが、それが昨日から放送されている。
 夜11時20分からの番組で、「ないとエッせー」は11時半すぎである。昨日が第1回目で、木曜日まで4回連続の放送だ。
 自分の声を聴くというのは、あまり楽しいものではない。ディレクターにいわれて、ゆっくり話すことに集中したため、聴いてみると、かなりテンポが遅い。
 今日、友人のKさんがメールを送ってくれ、「いつものマシンガントークではなくて、落ち着いてゆっくり話している」と書いてあった。
 そうなんです、とにかくゆっくり話すことに集中したんです。ちょっとでも気を抜くと、私はすぐに早口になってしまうので。 
 それに加えて、この日はまた花粉症がぶり返して、ちょっと鼻声になってしまった。ラジオで聴くと、どうも風邪っぽい声に聴こえる。
 以前出演した他のラジオ番組では、ゆっくりとはいわれなかったため、いつもの調子で話し続けたが、きっと聴いてくれた人は、なんて早口なんだろうと驚いたでしょうね(笑)。
 これは夜の番組なので、あまりトーンを上げた早い語りはよくないのだそうだ。というわけで、今夜もゆっくりトークが登場します。
 ラジオ深夜便は、雑誌も出ていて、4月号の番組表にしっかり紹介されていた。
 実は、4回分の音源を持参したのだが、ディレクターによると、リスナーからCDに関する問い合わせがあるのだそうだ。そのために、CDの番号や詳細をお伝えした。
 今回も、リスナーから音源の問い合わせがあるのだろうか。
 問い合わせがあるということは、その音楽が気に入ってくれたということだから、選曲した私はうれしい限りだ。さて、どうなるかしら…。
| 日々つづれ織り | 22:05 | - | -
カティア・ブニアティシヴィリ
 昨年11月にインタビューしたグルジアの若手ピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの記事が「レコード芸術」誌に掲載された。
 今回は、表紙もカティアで、インタビュー記事は5ページに渡る巻頭を飾っている。これだけページ数があると、文字数も多く、取材した内容を存分に書くことができる。
 インタビューというのは、ほとんどの雑誌が取材時に掲載ページや文字数などが決まっていない。締め切りが近くなってようやく判明するため、インタビューのときはあらゆる角度からの質問を心がけ、できる限り多くの内容を聞くことになる。
 私は早口のため、インタビューでもれいの「マシンガントーク」が炸裂してしまう。
 しかし、締め切りが決まった時点で800字といわれると、「ああ、あんなにたくさんのことを聞いたのに、ほとんど書くことができないな」と、とても残念な思いを抱く。
 今回のカティアの記事はいろんなことを書くことができたため、彼女のことをより詳しく知ってもらうことができそうだ。
 でも、このインタビューは、当初できないかもしれないといわれ、しかも時間が押していて、結構ひやひやさせられた。最終的には、とてもフレンドリーな雰囲気で話を聞くことができたが、彼女はちょっと天然っぽくて、自分でも「私、時間にルーズなの。気まぐれだし」といっていた。
 だが、演奏は本物中の本物。そのピアノは、情感豊かで官能的で、詩的でエレガント。男性ファンも多く、彼女の弾くショパンは、男性の心をも引き付けるようだ。なんといっても、クレーメルに認められたのだから。そのいきさつは、しっかり紹介していますよ。
 今日の写真はその雑誌の一部。こうして見ると、やっぱりとびっきりの美女だよねえ。男性ファンの心をとりこにするのもわかるワー。女の私でも、ほれぼれしてしまうもの(笑)。


 
| 終わりよければ…取材奮闘記 | 20:17 | - | -
スペイン大好き
 先日の単行本にも、スペインをこよなく愛すことを長々と綴ったが、いつ訪れてもこの国は私を温かく迎えてくれる。
 ふだん、時間が許す限り、スペイン・サッカー、リーガ・エスバニョーラをテレビ観戦し、すばらしいチームワークと絶妙のパスに心が躍る思いを抱いている。
 2010年のW杯では、これまで無敵艦隊といわれているにもかかわらず優勝に手が届かず、常に涙にくれていたスペイン代表が、すばらしいパスサッカーを見せ、決勝ではオランダを1対0で下し、悲願の初優勝を遂げた。
 このときは、燃えましたなあ(笑)。いま思い出しても、熱いものがこみあげてくる。
 2010年暮れ、スペインに何度目かの旅をした。
 このときはどの町にいっても、W杯優勝の余韻が感じられた。町のあちこちにスペイン代表の優勝時の写真が飾られていたからだ。
 それを見ながら、ニヤニヤしている私は、いったい何なのでしょうね。
 でも、最近はなかなか時間がなく、サッカー観戦ができない。ああ、残念。
 私は特にリーガ・エスパニョーラのだれかを応援しているわけではなく、チームの戦いかたに惚れている。どんな国の出身者でも、リーガに入ると野性的な走りに変わる。それもたまらない魅力。
 監督が交代したときに、どんな変化がチームに現れるかを見るのもおもしろい。
 でも、以前からいっていることだが、サッカーはキーパーが一番興味深い。テレビでは、ボールをもった人しか映してくれないから、キーパーはゴールのときしか見られない。
 ナマのサッカー観戦にいくと、私はいつもキーパーをウォッチ。それゆえ目は両端に向けられるから大変だ。
 最近は、スタジアムにもいっていないなあ。寂しい限りだ。
 そういえば、フェルナンド・トーレスもしばらく見ていない。絶不調から抜け出せたのかしら。
 今日の写真は、2010年12月にグラナダで撮ったもの。この写真の前で、私はしばしニヤついておりました。





| 麗しき旅の記憶 | 22:05 | - | -
牛田月間
 4月は、牛田智大の原稿が目白押しだ。
 まず、6月の新譜リリースに合わせて出版される牛田くんの単行本、そのセカンドアルバムのライナーノーツ、そして「家庭画報」の牛田くんのインタビュー記事と3本立てである。
 まさに「牛田月間」である。
 いろんな資料を調べ、インタビューの内容を検討し、さらにこれまで書いてきたものの見直しや音楽を聴き直しと、さまざまなことを行っているうちに、なんだか頭のなかが「牛田ワールド」のようになってきた。
 このように、ひとりのアーティストの原稿が一度に集中するということも珍しい。寝ても覚めても牛田くんの原稿一色で、どうも他の原稿のことが考えられない状況に陥っている。
 それでも、他にも書かなくてはならないものがあるし、そういうときは一気に頭のなかのスイッチを切り替えないといけない。
 これがなかなか難しいところだ。
 こういうときは、まったく別のことを少しだけするに限る。
 今日は、少しの時間だけ庭の花の植え替えをした。気温の変化についていかれなかったのか、枯れてしまった花があったため、なでしことみやこわすれを買ってきて植え替えた。
 こういうことをしていると、神経が休まるというか、頭がすっきりする。
 もう、高原の仕事部屋にも長い間いってないなあ。季節が変わり、山の自然もすっかり様変わりしたに違いない。
 5月の連休後、「ラ・フォル・ジュルネ」が終わり、牛田くんの本を無事に入稿したら、いけるだろうか。
 ああ、高原の空気がなつかしい。なでしことみやこわすれをながめながら、気分だけは自然のなかへブーン(笑)。 
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:51 | - | -
文旦ちらし
 疲れがたまっているときは、ビタミンCを取るに限る。
 今日は、土佐の文旦が手に入ったので、文旦ちらしを作ってみた。
 まず、文旦は厚い皮をむいて果肉を出すのがなかなか困難なため、時間をかけてゆっくりむいていく。
 すべての果肉を準備するまでに、かなりの時間を要した。慣れないからかしら。
 すし飯を用意し、ごく薄味の甘塩鮭の切り身を小さくほぐし、文旦の果肉とともにごはんにまぜる。
 これでおしまい。
 お茶碗に盛り、焼きノリを散らせば、おいしい文旦ちらしのできあがり。材料もシンプル、作りかたもシンプル、もちろん味もシンプルだ。
 でも、ひと口食べれば、幸せいっぱい。鮭の塩加減が文旦の酸味とほどよく溶け合い、絶対におかわりをしたくなる。
 文旦はマーマレードを作ってもおいしい。オレンジや夏ミカンとは、またひと味異なる酸っぱさがなんともいえない。
 文旦は、あまり東京のお店では見かけないから手に入れるのが難しいけど、見つけると必ず買いたくなる。
 今日の写真はできたての文旦ちらし。これ、お酒を飲んだあとに食べると、口のなかがさっぱりしてすごくいい感じ。
 文旦を見かけたら、ぜひお試しあれ〜。


 
| 美味なるダイアリー | 21:15 | - | -
ハーブティ
 最近、疲れがたまっているからか、どうも頭がすっきりしない。
 昨日は、それを解消しようと、ホテルでハーブティをいただいた。
 よく、ティーバッグのハーブティがあるが、あれはあまり疲労回復にはつながらないようだ。
 やはり、いろんなハーブを入れたお茶のほうがおいしいし、なんといっても香りが違う。
 今回いただいたのは、カモミール、ローズマリー、ペパーミント、タイム、レモングラスが入っていた。
 ガラスのポットに入れられたこのお茶が運ばれてきた途端、馨しい香りがただよった。
「ああ、これこそ本物のハーブティだ」 
 お店のかたに、「1杯目はまだ味が薄いので、まず香りを楽しんでいただき、2杯目はもう少し味が濃くなりますから、ちょっと違った風味を楽しんでいただけると思います」といわれたため、その通りに異なった味わいを楽しんだ。
 ホテルの中庭の豊かな緑で目を休め、眼精疲労も少し回復。そして久しぶりに時間を気にせず、ゆったりとティータイムを楽しんだ。
 さて、また新たな1週間の始まりだ。
 今週は牛田くんの原稿に集中し、なんとか先へと進めなければならない。
 ハーブティの効用で、少しは元気が出たし、頑張らなくっちゃ。
 今日の写真は、その美しく馨しいハーブティ。これ見ていたら、ガラスのポットを買いたくなってしまった。ナマのハーブを手に入れれば、自宅でもできるもんね。探しに行こうかな。
 いやいや、楽しみはもう少し先にとっておこう。まずは、山積みの原稿と格闘しなくちゃいけないしね。お茶はひとつ峠を越えたら、その先に…(笑)。

| 美味なるダイアリー | 22:14 | - | -
NHK ラジオ深夜便
 今日は、NHKの「ラジオ深夜便」の「ないとエッセー」に出演するため、NHKに行った。
 これは「暮らしの潤いに音楽を〜私のおいしいクラシック案内」と題されたコーナーで、約10分間のトークを4回収録するというもの。
 事前に3000字の原稿を4本担当のディレクター、村島章惠さんに提出し、今日はそれをもとにひとり語りの形で収録が行われた。
 ただし、いつもの早口が災いし、「もっとゆっくり話してください。夜の番組ですから、ゆったりとしたテンポでお願いします」と再三再四いわれ、いつもの3倍ほどテンポを落として話した。
 でも、どうしても途中で早く話してしまいがちになる。それを極力抑え、「ゆっくりゆっくり」と自分にいいきかせ、なんとかテンポを守ることができた。
 内容は「ラ・フォル・ジュルネ」に関したことで、ナントとパリで取材したアーティストの紹介などを含め、インタビューした内容なども盛り込んだ。
 放送は、NHKラジオ第1の4月22日(月)から25日(木)の夜11時20分から0時までの間。お時間のある人は、ぜひ聴いてくださいね。
 今日の写真はディレクターの村島さん。
 村島さん、大変お世話になりました。早口ですみません。なにしろ、「マシンガントーク」といわれているものですから(笑)。
 
| 情報・特急便 | 22:35 | - | -
現代音楽入門プログラム
 5月3日から始まる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013」には、フランスの現代音楽の精鋭集団アンサンブル・アンテルコンタンポランが参加する。
 ピエール・ブーレーズが創設した31人の凄腕のグループで、彼らの来日は18年ぶり。
 そんな彼らが、いま内外で大きな話題となっている作曲家、藤倉大の「Fifth Station」の日本初演を行う。
 これは、「音楽の冒険スペシャル《Fifth Station》を体感!」と題した無料コンサートで、前夜祭の5月2日に開催される(19時から19時45分まで、東京国際フォーラムのホールD7)。
 現代音楽入門プログラムとして開かれるこの貴重なコンサート、ユース特別プログラムとなっていて、事前申込制。「ラ・フォル・ジュルネ」のHPで受け付け中だ(4月22日19時まで。高校生以上25歳以下200名。1回の応募で2名まで入場できる) 
 アンサンブル・アンテルコンタンポランのパリでのインタビューの様子は、今週11日アップのヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に書いた。ぜひクリックしてみてくださいな。
 25歳以上のかたはこの無料コンサートには入れないため、5月3日からのコンサートをお楽しみに。
 当日、取材陣は年齢不問とのことだが、若い人ばかりがいるところに行くのも、なんだか気が引けるよねえ、どうしようかなあと、内心ブツブツ(笑)。
 
 
| 情報・特急便 | 22:34 | - | -
エリック・ル・サージュ
 フランスのピアニスト、エリック・ル・サージュは、これまでレ・ヴァン・フランセや紀尾井シンフォニエッタなど、室内楽の演奏による来日公演が多かった。
 そのル・サージュが、5月16日(木)に紀尾井ホール・ソロ・デビュー・ピアノ・リサイタル(19時開演)を行うことになった。
 今日はおりしも来日しているル・サージュにインタビューし、そのリサイタルについて聞くことができた。
 今回のプログラムは、ドビュッシーの「子供の領分」「版画」から始め、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」に進み、後半はシューマンの「幻想曲」からスタート。最後にドビュッシーの「映像第1集」「喜びの島」で締めくくるという構成だ。
 これはル・サージュがいまもっとも演奏したい作品を選んだもので、ハ長調という調性のつながりを意識しているそうだ。
「私かゲストにもっともおいしい食事を提供したいと考えているようなプログラムなんです。自分が好きな食事を味わってほしいでしょ。ですから、オードブルからメイン、デザートにいたるまで、本当に自分が好きな作品を並べているんです」
 ル・サージュといえば、シューマンの得意なピアニストという構図ができあがっているが、シューマンは「もっとも心に近い作曲家で、自分の鏡のよう」と評す。
 そしてベートーヴェンはいま一番弾きたい作曲家で、最後の3作のピアノ・ソナタを録音したばかりだという。
 もちろんドビュッシーについても聞いたが、これはペダルの難しさと、クリアな響きが大切だと明言した。もやもやしたあいまいな演奏は避けたいと。
 ル・サージュは、メイエやパユやルルーら、管楽器の名手たちとの共演が多く、管楽器の響きが昔から大好きなんだそうだ。パリ音楽院時代は「音楽が好きではなかった」とはっきり口にするため、私はびっくりしたが、管楽器の奏者たちと知り合ってアンサンブルをすることで楽しさに目覚めたという。
 今日のインタビューは日経新聞の今月25日の夕刊に書く予定にしている。
 エリック・ル・サージュのピアノは、作品を深く掘り下げた思慮深さと、全体の構築感がすばらしく、いつも聴くごとに新たな感動を味わう。
 彼のリサイタルは本当に楽しみだ。ぜひ、ゆっくり音楽のフルコースを味わいたい。
 今日の写真はインタビュー後のル・サージュ。「ブログ見るからね」といわれたが、ムムム、日本語だけなんだよね、ごめんね、エリック。

| アーティスト・クローズアップ | 22:40 | - | -
牛田智大インタビュー
 今日は強風と雨が降りしきるなか、牛田智大の取材に出かけた。
「家庭画報」7月号の特集ページのインタビューで、まず六本木のスタジオで撮影があり、その後ユニバーサルに移ってインタビューとなった。
 牛田くんには、単行本の取材が先日全部終わったため、もうしばらく会うことはないかなと思ったが、会った途端ふたりでニヤニヤ。
 これまでいろんなことを聞いてきたため、その補足のような形で話を聞いた。
 彼はいつ会っても疲れも見せず、礼儀正しく、てきぱきとして感じがいい。
 これから6月19日にリリース予定のセカンドアルバムの録音のため、モスクワ音楽院の教授たちの来日を待ってレッスンを受けるそうだ。
 レコーディングは4月末から5月1日まで。直後に私の単行本の原稿に目を通してもらうためには、原稿を4月末までにアップしなければならない。
「伊熊さん、おからだ大丈夫ですか。寝不足じゃないですか。どうぞくれぐれもお大事になさってくださいね」
 牛田くんのお母さんに開口一番こういわれてしまい、恐縮してしまった。
 牛田くんだって、レコーディングに向けて目いっぱい頑張っているのだから、私もなんとか集中しなければならない。
 でも、彼に会って、また元気をもらった気がした。
「家庭画報」の編集長も担当の編集のかたもカメラマンも、みんな彼の素直で真摯で前向きな姿勢に驚き、感動し、笑顔あふれる取材となった。
 さて、4月はもう3週間ちょっとしかない。
 馬力をかけなくちゃ、ブルブル、ブルルーン(笑)。
| 親しき友との語らい | 22:27 | - | -
仙台国際音楽コンクール
 先日、5月から6月にかけて開催される第5回仙台国際音楽コンクールの事務局のかたからお電話があったことはブログに書いたが、その原稿締め切りが今日だった。
 コンクールにこれまで足を運んだことのない人、コンクールというものにあまり関心を抱いていない人、コンクールのおもしろさを知らずに多分に誤解している人など、コンクールの入門編のような原稿が必要とのことだった。
 さて、どうしたものか。
 事務局のかたといろんな話をするなかで、私が思っていることを率直に伝えたところ、「そういう聴きかたがあったんですか」「新しい視野ですね」「けっしてアマチュアの発表会のようなものではないことを書いてください」といわれ、思うがまま、コンクールの醍醐味を書いた。
 仙台コンクールはこれまで何度か取材に出かけている。このコンクールはヴァイオリンとピアノ部門があり、コンチェルト(協奏曲)を課題曲の中心に据えている世界でも珍しいユニークな特徴を備えているため、その魅力も綴った。
 今年はすでに出場者78名が発表され、ヴァイオリン部門に14の国と地域から38名、ピアノ部門に12の国と地域から40名がエントリーしている。
 ヴァイオリン部門は5月25日から、ピアノ部門は6月16日から始まる。
 ぜひ、また取材に行って新しい才能が誕生する瞬間に立ち会いたいが、そのころ抱えている原稿がどのような状態になっているか、まったく予想がつかない。
 そんな先のことを考えずに、まずは目の前の原稿に集中し、2本分書き上げ、無事に入稿を果たした。
 こういうふだんの原稿以外のものが飛び入りで入ってくると、頭のなかがそちらにシフトし、なかなか元の原稿に戻れなくなる。
 でも、まだやるべきことは山積み。
 といっている間にも、いろんなところからコンサートのお誘いが入る。「ごめんなさい、いまとてもそういう状態じゃなくて」と、あやまりまくり。
 ああ、もう今日は週末になってしまった。1週間たつのは速いなあ。
 もっともっとペースを上げないと、牛田くんの本が大変だ〜。
 
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 21:22 | - | -
コンサートに行かれない
 現在、コンサートシーズン真っただ中である。
 今日は、「東京・春・音楽祭」でワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」があり、なんとしてでも聴きたいと思っていたクラウス・フロリアン・フォークトがヴァルターを歌う日だった。
 それに加えて、フランス・ブリュッヘンが日本最終公演と銘打った18世紀オーケストラとのコンサートもあった。
 しかし、どちらも行かれない。目の前に締め切りが迫っているからである。
 ああ、どうしてこうなるの、と嘆いても始まらない。時間は止まってくれないし、締め切りも待ってはくれない。
 私は仕事机の前にメモを貼り、今日やるべきことを書いて終わったら消していく。ひとつずつクリアしていくわけだが、これがなんとも遅々として進まないことがある。
 体力と気力、集中力と持続力と、み〜んな総動員で頑張っているけど、ゴールが見えないことがある。
 こういうときに限って、どこかにパーっとおいしい物を食べに出かけたくなるから、困ったもんだ。
 そんな時間はないとわかっていても、気分転換したくなる。
 また、グチグチいい出した自分に愛想が尽きてきたゾ。
 さて、もうひとふんばりしますか。遠くのゴールを目指して…。
 
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 21:38 | - | -
はや新年号の打ち合わせ
 今日は、女性誌の2014年新年号の特集の打ち合わせで、雑誌の編集担当のかたたちと会った。
 ああ、もう新年号とは、なんとも時間のたつのは速い。まだ私は今春締め切りのものに追われているのに、新年号とはねえ。
 でも、いろいろと打ち合わせをするなかで、きっと取材が始まると、あっというまに時間が過ぎていくのだろうと思って、ちょっとドキドキした。
 まだ企画段階ゆえ、これからさまざまなことが具体的に進行していくわけだが、私が動けるものは少しでも先に動かなくてはならない。
 とはいえ、目の前に高い頂のように締め切りの山が立ちはだかっている。これをひとつひとつクリアしていかないと、先には進めない。
 原稿を書くという仕事は、実にこまかい作業で、資料を調べながら、またあちこちからいろんな物を引っ張り出しては確認し、ひとつひとつ文字を埋めていく。さーっとできればいいのだが、なかなかそうはいかない。
 でも、この特集の打ち合わせをしていたら、いろんなアイディアが次から次へと浮かんできた。疲労困憊している現在の状況からは想像もできないほど、あれこれ絵柄も浮かんできた。
 まだまだ捨てたもんじゃないな(笑)。取材というのは、アイディアが枯渇したらおしまいだもんね。
 というわけで、今日はようやく2本の原稿を入稿し、これから先ほどいただいた女性誌をゆっくり拝見しようと思っている。
 雑誌を見ているうちに、またまたアイディアが湧いたらどうしよう。うーん、これも元編集者のなせるワザかしらん。企画を考えているときが、一番楽しいんだよね。 
 
| 日々つづれ織り | 22:23 | - | -
生ゆば
 友人のKさんが、京都の生ゆばとくみあげ湯葉を送ってくださった。
 私がブログで「京都の味が好き」などと書いたものだから、みんながいろいろ心遣いをしてくれる。とってもうれしいけど、ちょっと申し訳ない…。
 でも、せっかくいただいたので、時間がないのにお店に買い出しに飛んでいき、一品作ることにした。
「豚肉の梅じそてんぷら、生ゆば風味」と題したこのお料理、微妙な味わいが特徴なんですよ。
 豚肉のヒレ肉を薄くたたいて用意し、梅肉に酒少々を入れたものを塗る。てんぷらの衣を作り、ここに大葉と生ゆばの千切りを混ぜ、豚肉につけて揚げる。
 できたてをハフハフいいながらほおばると、いろんな味が少しずつ押し寄せてきて、とっても美味。
 これもいつか、アーティストレシピのひとつに加えようかな。
 炊きたての白いごはんにも合うし、今日のように肌寒い日には熱燗のお供にもピッタリ。
 Kさん、ごちそうさま。まだまだいっぱい残っているので、いろいろ工夫してみま〜す。
 京都の「湯葉弥」というところの製品で、とってもおいしい。今度、京都に行ったら、探してみようっと。
 今日の写真はできたての「豚肉の梅じそてんぷら、生ゆば風味」。生ゆばがてんぷらの衣とふんわりと溶け合い、すこぶるクリーミー。ああ、たまりませんなあ(笑)。日本の食材の底力を感じます。

| 美味なるダイアリー | 23:13 | - | -
ラジオ出演
 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のアンバサダーの仕事として、ラジオ出演が続いている。
 事前にしっかり打ち合わせがあり、収録のときにかけるCDも用意し、いざ本番という番組もあれば、ほとんどぶっつけ本番の場合もある。
 いまは、原稿を事前に用意し、それを担当のかたがチェックし、収録のときは原稿を読んでいる感じではなく、マイクを通して自然な形でリスナーに話しかけるようにしゃべるという番組の準備におおわらわ。
 なにしろ、ひとりで10分話すという形で、それが4回分だ。1分に300字という計算だそうで、原稿は10分で3000字。それが4回分である。
 でも、私って早口なんだよね。3000字以上必要かも(笑)。
 各回ごとのテーマに沿って、いかにも話かけているような原稿を書いている。まだ、半分以上残っている。さあ、大変だ、締め切りは迫っているのに。
 こういう仕事と月末から月初めの連載とレギュラー原稿が束になって押し寄せているため、ちっとも牛田智大の単行本に集中できない。
 コンサートもほとんど行くことができず、もう4月にはいったため、心は焦るばかり。なんだか、去年の夏以降、ずっとこの調子のような気がする。
 いつになったら、落ち着いてゆっくりとした時間を過ごすことができるのだろうか。当分は、毎日心臓がバクバクの日が続きそうだ。
 さて、もう夜になってしまった。校正がいっぱい届いているから、それも見なくちゃ。でも、こういうときに限って、新譜をゆっくり聴きたくなるんだよね。時間がないのに…。
 ちょっと休憩したいから、パソコンから離れて紅茶でも飲みながら、今日届いたばかりのクラウス・フロリアン・フォークトの「ワーグナー・アリア」(ソニー)の官能的で幻想的な高音に浸っちゃおうかな。もうすぐ、彼の来日公演「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聴きに行くことだしね。
どんなに時間がなくても、彼のヴァルターだけは聴き逃せない。
| 日々つづれ織り | 22:28 | - | -
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