Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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資料の整理
 連日、引っ越しの荷物の整理と、原稿書きとに追われている。
 仕事の資料を整理するのがもっとも時間がかかり、やってもやっても終わらない。雑誌や新聞の自分の記事を切り抜き、ファイルし、CDのライナーノーツの執筆分も整理していく。
 どうしてもっと前にきちんとやらなかったのだろうと後悔しきりだが、こういう事態にならないとやらないものなのかもしれない。
 同じ姿勢をして作業しているため、腰痛がまた悪化してきた。
 そういえば、ロジャー・フェデラーも腰痛に苦しんでいる。アスリートはどこかに故障を抱えていると、本来の力が出せないが、腰痛は見えないため、ちょっと負けるとすぐに「フェデラー、引退か」と書かれる。
 でも、本人いわく、「まだ引退は考えていない。テニスが大好きで、楽しんでいるから、よりいい試合ができるよう努力を重ねている」とのこと。
 そうですよ、ロジャーのいなくなったテニス界なんて考えられない。
 同じ腰痛だ、なあんて喜んでいる場合ではない。ごめん、ロジャー。
 さて、ひとつ連載原稿が終わったから、また資料整理をするかな。でも、大変なことばかりではなく、いいこともあって、まったく忘れていたような資料が見つかって役立つこともある。
「そうか、このアーティストの資料、こんなところに隠れていたんだ」とうれしくなることもしばしば。
 断捨離の本を読んだら、物を捨てるときには音楽などはかけないほうがいいそうだ。ひたすら神経を集中して捨てることに徹するべし、と書いてあった。
 そうか、音楽かけながらやっていると、つい楽しくなってはかどらないもんね。何の音楽もかけず、一気に作業をしていると、それだけに集中するから早いのは確かだ。
 さあ、もうひと頑張り…。
| 日々つづれ織り | 21:55 | - | -
かぼちゃの肉そぼろあんかけ
 先日、お隣からいただいたかわいいかぼちゃで「かぼちゃの肉そぼろあんかけ」を作ってみた。
 まず、かぼちゃの重さを量ると270グラム。ふだんは700グラムくらいの物を用意する。
 今回は、その分量の半分以下の調味料で作ることになったが、一応目安として700グラムのかほちゃの調味料を書いておきますね。
 かぼちゃは食べやすい大きさに切り、水カップ2、砂糖大さじ4、塩少々で煮汁が3分の1になるまで煮る。
 鍋に豚ひき肉100グラム、しょうが汁少々、酒大さじ1、砂糖小さじ2、しょうゆ大さじ1を入れ、はしでかき混ぜてそぼろを作る。
 かぼちゃの煮汁をそぼろに加えてのばし、水溶き片栗粉少々を入れる。
 お皿にかぼちゃを盛りつけ、上からそぼろあんをかけて完成。
 今日は、これにきのこごはんをつけ合わせた。ちょっと涼しくなって、秋の味覚が恋しくなったからだ。
 しめじ100グラム、えのきだけ100グラムはほぐし、生しいたけ8枚は細切りにする。これを酒大さじ4でさっと煎る。これはとっておく。
 その鍋に水440CCを入れる。
 油揚げ2枚は細切りにし、みりん大さじ1と2分の1、塩小さじ2分の1、しょうゆ大さじ1でさっと煎り、すべてを米2カップに加えて炊く。
 炊きあがったら、きのこを混ぜ、少し蒸らす。
 これはおにぎりにしてもおいしい。
 今日の写真は、秋の味覚の2品。この写真、お隣さんに見せて「ごちそうさま〜」といおうっと。
 でも、引っ越し準備で滅茶苦茶忙しいのに、こんなことやっていていいんだろうか。やっぱりお料理が趣味だと、疲れていても作っちゃうんだよね。食い意地が張っているからかな(笑)。
 すごくシンプルでおいしいレシピだから、ぜひ作ってみてくださいな。


  
 
| 美味なるダイアリー | 22:24 | - | -
転居
 こんなにバタバタとしている夏も珍しい。
 仕事に加えて、急きょ引っ越しをすることになり、今日は膨大な数の人にメールで転居のお知らせを送った。
 すると、いろんな人から返信が届いた。
 以前は、ハガキを出していたのだが、いまはメールのほうが早いし、記録が残るから忘れられることもない。便利になったものだ。
 久しぶりにメールを送ってくれる人もいて、近況を知らせてくれるため、なんだか暑中見舞いを出しているような気分になった。
 というわけで、連日、仕事の資料やCDの整理に追われている。これがハンパではない。いまの家は収納が多いため、とんでもなく荷物が増えてしまった。
 それを分別し、ごみ収集の曜日に合わせて整理していく。もう腰は痛いわ、手はボロボロになるわ、からだ全体が汚れるわ、いいことはない。
 でも、いまじゃなきゃできない、と自分にいいきかせてごみの山と格闘している。
 引っ越しは9月7日。もう秒読みになってきた。ウワー、時間がないゾ。
 こういうときは、あまり深く考えず、目の前のことに集中するしかない。そして、物を捨てることにためらいは厳禁だ。いまは「断捨離」ということばがはやっているが、まさに私の毎日はこのことばがピッタリ。
 もちろん、引っ越し屋さんにおまかせコースで頼むのだが、それにしてもやることは多い。私の仕事って、こんなにも資料や音源が必要なんだと、もうあきれるしかない。
 いやいや、考えまい。悩んでいても始まらない。さ〜て、また整理するゾ〜(笑)。
| 情報・特急便 | 22:02 | - | -
家庭菜園のかぼちゃ
 以前から、お隣さんが育てている家庭菜園のかぼちゃが、ようやく食べごろになった。
「ふたつできたから、ひとつあげるよ」
 そういって、ひとついただいたのだが、なんともかわいいかぼちゃで、とても食べられない。
 お隣さんが長い時間をかけ、丹精込めて育てたかぼちゃだ。直径10センチほどで、真ん丸。小さい割には、どっしりと重みがある。
 さて、どうやって食べようか。ありきたりの料理法ではつまらないし、しばらくじっとながめてアイディアが湧くのを待つとしよう。
 それにしても、かぼちゃを育てるのは難しい。私もひとつ苗を分けていただいて、一生懸命育てたのだが、花が咲くのがやっとで、とても実はならなかった。なんでも、受粉させてやらないとダメだとか。ホント、難しいのねえ。
 今日の写真は、その貴重なかぼちゃ。
 レシピができたら、またその写真を公開しま〜す。

| 美味なるダイアリー | 22:05 | - | -
ラドゥ・ルプー来日
 昨年久しぶりに来日公演を行ったラドゥ・ルプーの演奏は、心に深く響くものだった。私が聴いたのは、オール・シューベルト・プロ。昨年の「音楽の友」のコンサート・ベストテンの第1位にしたリサイタルだ。
 そのルプーが、今年もまた来日することになった。10月12日から21日までの間にリサイタルとコンチェルトを披露する。
 今回のプログラムは、シューマンの「子供の情景」と「色とりどりの小品」、シューベルトのピアノ・ソナタ第20番という興味深い選曲。そしてクラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団との共演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番が予定されている。
 なんと充実した秋になることだろうか。
 先日、音楽事務所の担当の方から「アイ・ラヴ・ルプー」の記事を依頼され、今日はその原稿を入稿した。
 私はぜひアーティストレシピにルプーを加えたいのだが、なにしろ彼はインタビューをいっさい行わない。録音もやめたそうで、ナマの演奏を聴く以外、ルプーの音楽に触れる機会はない。
 だが、私の気持ちを察してくれ、担当者が今回は「ぜひ、楽屋にいらしてください」といってくれた。
 そこで少しでも会うことができれば、その印象でアーティストレシピが考えられるかもしれない。うーん、演奏もさることながら、これは楽しみになってきたゾ。ルプーは「神様のような演奏」をする人だから、きっと近寄りがたいだろうな。でも、そのオーラを感じ取りたい。
 今日の原稿は、KAJIMOTOのホームページに掲載される予定になっている。
 今秋は、ベテランのピアニストが相次いで来日。ピアノ好きにはたまらないシーズンとなりそうだ。
 そうだ、その記事も書く予定があったっけ。もうすぐ9月。本当にすばらしいシーズン到来となりそう。
 
| 情報・特急便 | 21:59 | - | -
樫本大進ライナー
 CDのライナーノーツの原稿は、本来は音源をじっくり聴いてから書くことになっている。
 しかし、最近はアーティストも超多忙な人が多く、なかなか音のOKが出ず、最終的な編集が済んだ音源が届くのがとても遅くなっている。
 今日は、樫本大進とコンスタンチン・リフシッツのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音のチクルス最終の第1番から第5番の録音の音がようやく届いた。
 だが、発売はもう9月25日に迫っているため、ワーナーの担当者からは「なにとぞ、なにとぞ」という連絡が入っている。
 昨日第1番から第3番の音が届き、今日は第4番と第5番「春」が届いたため急いで聴き、その後、猛スピードで原稿を仕上げた。
 いやあ、ようやく終わりました!
 すばらしい演奏ゆえ、原稿は悩むことなく筆を進めることができたが、いまや集中力がすべてなくなって、だたただ疲労困憊。
 毎日、毎日、どうしてこうなるのだろう。なんとか、ならないのだろうか。
 そんなところへ、「アーティストレシピ」の1枚撮り直さなくてはならない写真の催促が入ってきた。Wさん、すみませ〜ん。あと、1日待ってくださいませ〜。必死でいろいろやっているのに、まにあわないんですー。
 こりゃ、人間の限界だわな。もうあきません。どうにも頭もからだも動きませんワ。
 とまた、ブチブチ文句のブログが始まった(笑)。
 のどが渇いたから、ブラッドオレンジジュースでも飲もうかな。イタリアに行ってから、アリタリアで出たこのシチリアのブラッドオレンジジュースにすっかりハマっている私。真っ赤な色の濃厚なジュースは、疲労回復にはピッタリ。
 でも、飛行機での私の隣の席の女性は、オレンジジュースといったのにトマトジュースのような色のジュースが出てきたので、渋い顔。よっぽど説明してあげようかと思ったが、余計なお世話だと思って控えた。
 強い太陽の光を受けて育った栄養たっぷりのジュースなのに、もったいない。この女性、ひと口飲んで、残したんですよ。ああ、もったいない。やっぱり説明してあければよかったかなあ(笑)。
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 22:41 | - | -
佐藤卓史
 ようやく「クラシックはおいしい アーティスト・レシピ」の校正がすべて完了し、出版社に戻した。
 なんと長い時間がかかったことか。
 50人のアーティストでひとり4ページだから200ページあり、それにコラムや目次、プロローグとエピローグがプラスされているから、膨大な文字数である。
 どうもヴェローナから戻って集中力がにぶり、こまかい文字を長時間に渡って読むことが苦痛になっている。
 でも、なんとか集中しなくては、と自分にいいきかせ、ようやく全部の校正が終了した。
 今日は、午後から佐藤卓史のインタビューがあり、まったく異なる仕事に頭を切り替え、いざ青山へ。
 佐藤卓史とは、本当に久しぶりに会うことができ、話が弾んだ。
 彼はハノーファー、ウィーンでの留学を終え、今秋から日本で本格的な演奏活動に入る。10月3日から11月30日まで日本各地で全16公演を行う予定だ。
 プログラムはオール・ベートーヴェン。「悲愴」「ワルトシュタイン」「月光」「熱情」の4大ピアノ・ソナタを選曲し、デビュー10周年記念ツアーを敢行する。
「日本に戻ったら、ぜひベートーヴェンでリサイタルを開きたいと思っていたんです」
 こう語る彼は、ベートーヴェンの作品に寄せる熱い思い、各曲の取り組み方、それぞれの作品の思い出、ドイツとウィーンでの様子、コンクールを受けたときのことなど、多岐にわたって雄弁に語った。
 このインタビューは明日締め切り、来週29日アップのヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に描く予定にしている。
 佐藤卓史とは、さまざまな仕事で組むことが多く、昔から応援している若手ピアニストのひとりである。真摯で実直で知的で温和で礼儀正しい。
 特にシューベルトとベートーヴェンを得意とし、今回はベートーヴェンで実力のほどを発揮するが、今後は長い年月をかけてじっくりシューベルトのピアノ作品全曲と対峙したいと抱負を語ってくれた。
 若手アーティストは、演奏を聴くたびに若芽がぐんぐん空に向かって伸びていくように勢いのある姿勢と大きな伸びを見せてくれる。
 佐藤卓史も、きっとこのツアーで大きく成長するに違いない。それを見守りたいと思う。
 今日の写真は、インタビュー後の1枚。やっぱり演奏と同様、誠実で思慮深く、ひたむきな感じが表情に現れているよね。
 ハノーファーで師事したアリエ・ヴァルディに「自由に弾くことの大切さ」を伝授されたそうだけど、その成果がどう演奏に反映されているか、期待したいと思う。
 ぜひ、これから大きな一歩を踏み出す佐藤卓史の演奏に耳を傾けてくださいな。全国をくまなく回るコンサートになっていますから…。


 
  
| 親しき友との語らい | 00:01 | - | -
アイーダ・トランペット
 今回のアレーナ・ディ・ヴェローナにおけるヴェルディの「アイーダ」で、もっとも印象に残ったのは歌手たちのすばらしき歌声以外では、第2幕に登場するアイーダ・トランペットの響きだった。
 これは凱旋行進の場で奏される輝かしい調べで、日本ではサッカーの応援歌として非常に有名な曲。スタジアムでいつもサポーターがうたっているあの有名な調べである。
 このトランペットのテーマが夕暮れの空に向かって高らかに響き渡り、将軍ラダメスが闘いに勝って凱旋行進を繰り広げる。
 通常はホールやオペラハウスでの演奏ゆえ、多分にこのテーマが響きすぎることがあり、ここだけ少し音響的に異なった感じを受けるのだが、やはり野外オペラで聴くと、ヴェルディの印象的な旋律が天空に向かって飛翔していくようで、まさに祝祭的で晴れ晴れしい音楽に聴こえた。
 今回の演出では、広い舞台の左右上方に各6本ずつアイーダ・トランペットが配置され、交互に主題をうたい上げる。最後には12本がともに行進曲を響かせ、アレーナを埋め尽くした2万2000人以上の聴衆のひとりひとりの心に深く浸透するすばらしく感動的な音楽を奏でた。
 アイーダ・トランペットとは、1〜3個のヴァルヴを有する細長いトランペットで、変ロ調または変イ調のものがある。「アイーダ」で用いられてから、この名で呼ばれるようになった。
 今日の写真は、取材で楽屋や舞台裏を担当者に案内してもらったときに写したもの。大道具が並べられ、さまざまな舞台装置が出番を待っていた。そして、まだ観客の入らないアレーナは、夏の光を浴びて静かにたたずんでいたが、パンと手をたたくと、その音は石段の最後部まで響き渡っていった。
 実は、今回24年ぶりにアレーナを訪れたわけだが、初めてここに足を踏み入れたときとはずいぶん異なる印象を受けた。初めて訪れたときは、異次元ののような世界に大きな衝撃を受け、その広大さと保存のよさと音響のすばらしさに唖然としたが、今回はそのときよりも少し小さく思えたのである。
 よく、同じ場所を再度訪れると印象が違うことがあるが、まさに私のアレーナ体験もそれと同様、ただ驚くというよりも、もっと冷静にこまかいところまでじっくりと見ることができた。
 そして「アイーダ」も集中して鑑賞することができた。以前もキャストへのインタビューを行ったが、今回も5人にインタビューをすることができた。
 次回はそれを紹介します。お楽しみに。





| 麗しき旅の記憶 | 22:18 | - | -
ヴェローナから戻りました
 今日の午前着の便で、ヴェローナから帰国。現地滞在2日という強行スケジュールの取材がすべて終了した。
 いやあ、さすがに疲労困憊ですわ。まいりました。
 ヴェローナも日中は37度くらいで、湿度は少ないため汗をかくという感じではなく、5分も歩くとからだ中の水分が一気に奪われていくといった感じかな。とにかく、取材陣はみんな水分補給が大変だった。
 でも、収穫はとてつもなく大きいものがあった。
 写真もたくさん撮ってきたので、徐々に紹介していきま〜す。
 なにはともあれ、8月10日の「アイーダ」が最高だった。この日は、アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭が始まってちょうど100周年にあたる日。しかも同じ演目。朝からアレーナのまわりでは、当日券を求める人の長蛇の列ができ、夜9時に開演したら、石段の一番上のほうまでびっしり満員。しかも通路まで人で埋まっている。
 日本では消防法で規制され、絶対にこういうことは許されないけど、せっかく各地から聴きにやってきたお客さんだからというので、全員入れてしまったのだろう。
 今日の写真は「アイーダ」の始まる前のアレーナの様子と、最後のシーンのステージ。いやあ、感動ものでした。音楽的な記事は明日ゆっくり書きますね。
 まずは、ただいま!!

 

| 終わりよければ…取材奮闘記 | 23:12 | - | -
ヴェローナ出張
 あっというまに出張に出かけるときがやってきた。
 今日は、ヴェローナの「アイーダ」のプロモーション担当者からテレビでのコメンテーター(BS日テレの特番)の依頼があった。
 2月のナント出張のときもそうだったが、テレビの撮影は非常に長い時間を要すものの、放映されるのはほんの少しだけ。ナントのときも、あちこちで撮影したが、結局ほんのすこしだけ使われた。
 一番困るのは、出張の場合は長時間フライトの後で、すぐ翌日から仕事が開始されるため、時差と疲れで顔がボロボロになっていることだ。
 今度もきっとものすごくタイトなスケジュールゆえ、疲れきった表情になっているに違いない。
 ああ、それを考えるとゆううつになる。それから小さなキャリーバッグで行くため、洋服はごく少なくしてラフなものにしていたが、テレビと聞き、また最初からパッキングのやり直しとなった。
 そして、何度もロストパゲージを経験している私は、一日分くらいの着替えを機内持ち込みのほうに入れないと、荷物が出てこなかった場合、悲惨なことになる。
 とまあ、いろんなことを考えないといけないから、現地滞在2日といえども、音楽祭に行く格好、ホテルでアーティストにインタビューするときの格好、そして日中の酷暑のなかを歩く格好と、3パターン必要だ。
 さて、原稿はもうすべて完了したし、パッキングも終わった。あとはなんとか体調を整えて、出かける準備だ。
 それでは、明日朝早くから出かけま〜す。写真をたくさん撮ってきますね。ご期待くださいませ〜。
 
| 日々つづれ織り | 21:44 | - | -
単行本の校正
「クラシックはおいしい アーティスト・レシピ」の校正がドーンと送られてきた。
 さて、どんな感じになっているのだろうか。こういう瞬間は、何度経験しても、心臓がドキドキハラハラ、興奮と期待と一抹の不安が交錯し、特有の気分になる。
 最初のページから見始めたら、止まらなくなってしまった。出張直前で、やることは山積みなのに、ああ、どうしよう…。
 校正を戻すのは、出版社も印刷会社も夏休みに入るため、19日でいいことになっている。出張から戻って1週間は猶予があるわけだ。
 でも、見出すと止まらないんだよね。これは職業病だろうか。他のことはそっちのけで、読み始めてしまった。
 ふと気づくと、3時間経過。キャーッ、ヤ・ヤ・ヤバイ。こうしちゃおれんのだ〜。
 というわけで、その後は焦りまくってたまっている仕事に取り組み、「アイーダ」の打ち合わせを電話で行い、さまざまな用事をバタスタとかたづけた。
 今日の写真は、送られてきた初校。来週、じっくり見ないとね。でも、もうちょっと見ちゃおうかな、なあんて、また手が伸びる(笑)。

| 日々つづれ織り | 21:31 | - | -
ヴェローナの「アイーダ」
 1989年8月、北イタリアのヴェローナで開催されている野外音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナの取材にいった。
 このときの様子は以前にも書いたが、今年はその音楽祭が始まって100周年にあたり、ヴェルディ生誕200年ということもあり、9月に東京ドームにこの音楽祭がまるごとやってくることになった。
 そこで急きょ、現地取材に出かけることになった。
 8月8日出発、12日帰国。つまり現地滞在はたった2日という強硬スケジュールである。
 海外出張は、いつもこんな感じで、スケジュールがあまりにもタイトゆえ、時差ボケのまま過ごし、時差ボケのまま帰ってくる感じだ。
 一度はあの2万人以上収容のアレーナでの音楽祭にいったことがあるため、だいたいの感じはわかっているが、とにかく日中は35度くらいの猛暑、そして夜9時から始まるオペラとなると21度くらいまで下がる。というわけで、服装が大変で、3パターンくらい必要となる。
 でも、なんといってもヴェローナにいるのは2日だけだから、着まわしのできるものを小さなキャリーバックに詰め込まなくてはならない。
 これが結構至難の技で、今日はあれこれ考えながらパッキングしていたら、すごく時間がかかってしまった。
 私はみんなにいつも荷物が少ないと驚かれ、パッキングもほとんど前日に短時間で済ますことが多い。でも、今回はちょっと悩みながらの作業となった。
 出かける前には、まだまだ仕事が山積みで、取材の下調べもしなくてはならないし、ああ、時間よ、止まってくれ〜という気分。
 ヴェローナでは、「リゴレット」と「アイーダ」を観ることになっている。さて、またいろいろ下調べをしなくっちゃ。
| 麗しき旅の記憶 | 22:56 | - | -
アンドレアス・シュタイアー
 以前、まだチェンバロを弾いていたころ、特に愛していた作曲家がフランスのルイ・クープラン(1626〜1661)とドイツのヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616〜1667)だった。
 ルイ・クープランは、大クープランと呼ばれるフランソア・クープランの叔父にあたり、偉大な音楽一家、クープラン一族の基礎を確立した人物だ。作曲家として、クラヴサン奏者として活躍し、いくつかの舞曲をまとめて組曲になったクラヴサン曲を多く残している。
 私が魅せられたのもこの組曲で、ゆったりしたテンポ、フーガの採用、創意と工夫に満ちた主題に彩られた作品は、とりこになるほどだった。
 一方、フローベルガーは、作曲家としてオルガニストとして活躍。ローマに留学して、初期イタリア・バロックの大作曲家として知られるジローラモ・フレスコヴァルディに学んでいる。ウィーンに戻ってからは宮廷オルガニストとしての地位にあった。
 その音楽は、大胆な和声や幻想的な曲想が印象的で、「トッカータ」はJ.S.バッハに影響を与えたといわれている。
 そんなふたりの作曲家をすばらしいテクニックと表現力、音楽性で表現し、1枚のCDを作り上げたのが、1955年ゲッティンゲン生まれのチェンバロ奏者、アンドレアス・シュタイアーである。
 彼の演奏はこれまでナマもずいぶん聴いてきたが、常にその率直で自然で、流れるような美しさをもつ響きに魅了されてきた。
 シュタイアーが今回録音したアルバムは、「憂鬱をやり過ごすために―ドイツ、フランス・バロックの鍵盤作品集」(キングインターナショナル)と題されている。メランコリア(憂鬱)というテーマをもとに選曲されたプログラムで、シュタイアーの綴ったライナーノーツによれば、死者を悼む、墓を意味する「トンボー」と、嘆きを意味する「プラント」が取り入れられ、さらに静寂、空虚、孤独を象徴する瞑想的な空気を伴うという。
 そうした考えにより、このCDのジャケットの表紙にはジョルジョーネの2枚のポートレートが用いられている。さらに内部にはアルブレヒト・デューラーの謎めいた銅版画「メランコリア」など複数の絵が登場し、いずれも瞑想的な空気を編み出している。
 もちろん、演奏はさまざまな表情が幾重にも変容していく見事さで、シュタイアーの底力が発揮されている。
 こうしたひとつひとつのディテールにとことん凝ったアルバムは、芸術品といえるのではないだろうか。
 もちろん、チェンバロの音色はメランコリックなだけではなく、あるときは光彩を放ち、またあるときは疾走する指の動きに心が高揚する。
 もう何度聴いただろうか。このアルバムは、私の宝物のひとつである。
 今日の写真はそのジャケットと、シュタイアーの顔写真。なお、今回の使用楽器は、17世紀末にフランスで製造されたクラヴサン「Anonyme Collesse」で、2000年から2004年にロラン・スマニャックによって修復されたもの。スマニャックは2500時間以上の時間をかけて修復したという。
 すばらしい響きは、スマニャックの尽力によるところも大きい。





 
| クラシックを愛す | 22:48 | - | -
栄養補給
 月末入稿から月始めまでの入稿が重なり、かなり疲労が重なっている。
 今日は、そんなからだに栄養を補給しようと、有機野菜をふんだんに使ったお店にランチを食べに出かけた。
 私が頼んだのは、なすのくずし豆のせサルサソース添え。もうひとりは、イワシのフライの卵とじ。
 どちらも小鉢がいくつかついて、あさりのお味噌汁もついている。
 もちろんごはんは玄米を選んだ。
 こういう食事をすると、からだが喜び、一気に元気が出てくる。本当は毎日食べたいくらいだ。
 でも、時間がないときは自分で作ることができないから、こうしたお店に助けてもらうことになる。
 今日は暑かったので、宇治金時のかき氷まで食べてしまった。ああ、幸せ、極楽だワー(笑)。
 ということで、ガソリンをたっぷり入れたので、走らなくてはならない。
 夜までかかってさまざまな仕事を片付け、ようやくブログまでたどりついた。
 今日の写真は、そのヘルシーなオーガニックの定食2種。ねっ、おいしそうでしょ。
 こういうの、自分で作ると、ものすごく時間がかかるんだよね。私は時間がないときのお助けのお店をいくつか確保し、そこに駆け込む。
 今日も、朝から少し風邪気味だったけど、いまはケロリと直っている。やっぱり、食はすごいよね。薬よりも効くんだから。感謝、感謝。



| 美味なるダイアリー | 23:38 | - | -
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