Yoshiko Ikuma - クラシックはおいしい -Blog

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おしんこピラフ
 親友のKさんは、私が忙しくて食事の用意をする時間がないのではと心配し、いつもすぐに食べられるおいしい物を送ってくれる。
 先日は、おいしいお漬物の詰め合わせが届いた。
 いま一番おいしい旬の野菜を漬けるというポリシーのお店で、多彩な野菜がそれぞれ異なる味わいで漬けられている。
 Kさんは、「忙しいときはごはんを炊いて、お味噌汁さえ作れば、お漬物で簡単に食べられるでしょ」といってくれたが、私はこの上質なお漬物を眺めていたら、あるレシピが浮かんできた。。
 それは「おしんこピラフ」という名前で、先日の宮崎国際音楽祭のときにみんなでいった居酒屋で初めて知ったお料理である。
「なにこれ、おしんこピラフってどんなの?」
「おもしろそうじゃない、頼んでみようよ」
 ということで、早速オーダー。運ばれてきたのは、大皿にこれでもかと盛られたおしんこが入った炒めごはん。まんなかに生卵が落とされていて、まぜながら食べる。
 フーン、こりゃ、本当に珍しい。でも、すごくおいしい。
 その味を記憶しておいて、自分でも作ってみようと思っていた矢先に、おいしいお漬物が届いたのである。もう、やるっきゃないでしょ。
 まず、大きな中華鍋で玉ねぎのみじん切りをバターで炒め、ここに温かいごはんを入れて炒める。そこに小さく切った7種類くらいのお漬物を混ぜ、コショウを少々。最後に鍋肌から酒とおしょうゆ少々を回しかける。
 お皿に盛りつけたら、真ん中をあけて生卵をポトン。
 今日の写真はいただいた色とりどりのお漬物。その下ができあがったばかりのおしんこピラフ。これ、お漬物が上等ゆえに、とても味わい深くできた。
 宮崎でも、男性に人気があったから、お酒の友に最適かも。
 でも、Kさんには「忙しいときに簡単に食べられると思って送ったのに、また手間のかかることして」と、いわれそうだ(笑)。Kさん、おいしかったで〜す、ごちそうさま。おかげで元気に仕事していますよ〜。

 


| 美味なるダイアリー | 16:37 | - | -
ばらの騎士
 R.シュトラウスの「ばらの騎士」は、大人のオペラである。音楽は官能的で幻想的で、天上の世界へといざなわれる。
 特に、第3幕の最後のオクタヴィアンとゾフィーの愛の二重唱は、えもいわれぬ美しさで、至福の時間を与えてくれる。
 今日は、新国立劇場で行われているシュテファン・ショルテス指揮、ジョナサン・ミラー演出の2007年6月6日にプレミエを迎えたプロダクションの再演を聴きにいった。
 今回は、元帥夫人にこの役を得意としているドイツのアンネ・シュヴァーネヴィルムスを起用、彼女は年齢を意識し、時代の変化を敏感に感じ取る大人の女性を見事にうたい、演じきった。とりわけラストシーンでは貫禄を見せ、潔い女性を堂々と表現し、歌唱も印象に残った。
 私が大好きな役柄、オクタヴィアンはウィーン出身のステファニー・アタナソフ。小柄でスリムな体躯の持ち主で、17歳という設定にふさわしいみずみずしさ。これにドイツの大柄なユルゲン・リンのオックス男爵と、同じくドイツのアンケ・ブリーゲルのゾフィー役が加わり、4人の主役がそれぞれ役になりきった集中力に満ちた歌声を披露した。
 この「ばらの騎士」は5日間の公演があり、今日は中日。あとは6月2日と4日の2日間の公演が予定されている。
「ばらの騎士」は、上演後、とても幸せな気持ちに満たされるオペラだ。18世紀のウィーンの貴族社会を描いているが、今回の演出は初演から1年後の1912年に設定しているとのこと。ふたつの世界大戦が間近に迫り、貴族社会が崩壊していく予兆を感じさせる時代である。
 元帥夫人は、自身の年齢のみならず、世界全体の時代の変化を肌で感じ取り、静かに舞台を去っていくと演出家は述べている。
 さまざまな意味で内容の深いオペラであるが、それを包み込む圧倒的な美質に貫かれた音楽は、すべてを忘れさせてくれる強烈な力を有している。
 今日の写真は、プログラムの表紙。このシーン、本当に印象的だ。
 ああ、いまでも序曲やワルツやいろんなアリアが脳裏に蘇り、つい口ずさんでしまう。やっぱりR.シュトラウスは偉大だ。

| クラシックを愛す | 22:50 | - | -
伊藤恵
 いま書店に並んでいる「レコード芸術」6月号の「先取り! 最新盤レヴュー」というページに、伊藤恵のシューベルト「ピアノ・ソナタ第18番《幻想》、第21番」(フォンテック)の記事を書いた。
 その最後のところで、「長年の研鑽の集大成か、またはこれが新たな道程への始まりか…」と綴っている。
 実は、今日、今度はその「レコード芸術」のインタビュー・ページの仕事で、音楽事務所に出向いた。
 すると、伊藤恵は第一声で、「伊熊さんのあの最後の文章、すごく心に響きました」といった。それからというもの、いつもながらのあちこちに話題が飛んでいく、ふたりの対話が始まった。
 彼女とは、感性が似ているのか、趣味が似ているのか、本や映画やさまざまな話題が尽きることはない。何かひとつの話題が出ると、一気にふたりで話がブワーッと、拡散していくのである。
 きっと編集担当のHさんも、カメラマンのAさんもびっくりしたに違いない。
「こりゃ、とんでもないふたりの会話だ。どこまで飛んでいくのだろう」と。
 ただし、私たちふたりはいつものことなので、あるところに飛んで、またそこからどこかに飛び、戻ってこなくてもまったく平気で話は続く。
 もちろん、新譜のシューベルトのことはきっちり聞きましたよ、仕事ですからね(笑)。
 伊藤恵は、今後少し精神的な休みを取り、次なる地平へと目を向けているようだ。とはいえ、次々に演奏が入り、実際はゆっくりサバティカルを取ることはできないという。
 今後の展望を聞いているうちに、またまた話が飛び、彼女の目は輝きを増してきた。というのは、自分がどう生きるか、という話に移ったからだ。
 こういう話は、とめどなくなってしまう。私もそういう話が好きなので、舌がなめらかになるし…。
 今日の写真は、カメラマンの撮影の合間にちらっと撮った1枚。
 恵さん、またゆっくりいろんなお話、しましょうね。大丈夫ですよ、「レコ芸」の記事はしっかり書きますからね、ご安心くださいませ。


 
| 親しき友との語らい | 22:00 | - | -
マルティン・シュタットフェルト
 久しぶりに、マルティン・シュタットフェルトのリサイタルを聴いた。
 今日は、ミューザ川崎シンフォニーホールに、「グールドの再来、究極のバッハ」と題したシュタットフェルトの演奏を聴きにいった。
 休憩なしのリサイタルで、まずJ.S.バッハの「イタリア協奏曲」が登場。次いで得意とするバッハの「ゴルトベルク変奏曲」が披露された。
 思えば、シュタットフェルトが「ゴルトベルク変奏曲」で鮮烈なデビューを果たしたのが2004年3月(ソニー)。その翌年、2005年8月にシュトゥットガルトで彼が演奏するというので、レコード会社の方たちとインタビューに出かけた。
 そのときも演奏を聴き、インタビューでは生い立ちからデビューにいたるまで、さまざまなことを聞いた。
 彼はバッハの音楽にどっぷりと浸っていて、バッハとは一体感を感じていると語っていた。
 6歳からピアノを始め、9歳の初リサイタルで「イタリア協奏曲」を弾いている。その後、自身が録音した「ゴルトベルク変奏曲」のテープをレコード会社に送り、それが認められてデビューにこぎつけたという逸話の持ち主だ。
 今回は、当初聴いたときの刺激に満ちた胸に突き刺さってくるような演奏ではなく、安定した弾き込んだ音楽となり、10年という年月の経過を強く感じさせた。
 彼のインタビューは、とても内容が濃かったので、ぜひ近いうちに「インタビュー・アーカイヴ」で紹介したいと思う。 
 
| クラシックを愛す | 23:34 | - | -
五嶋龍
 デビュー当初からひとりのアーティストを聴き続けていると、その人の人生の変遷とともに、演奏の変化を聴き取ることができて興味深い。
 今日はサントリーホールに五嶋龍のリサイタルを聴きに行った。
 先日リリースされたばかりの新譜(ユニバーサル)と連動したプログラムで、前半はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」から始まり、後半はフランクのヴァイオリン・ソナタとヴィエニャフスキの創作主題による華麗なる変奏曲」。前半の2曲目にサーリアホの「トカール」が組み込まれているのが新鮮で、この作品を完全に暗譜し、自分の音楽として奏でていた。
 最近の五嶋龍は、音がとてものびやかで自信に満ちている。今日の演奏も実に自然体で、録音を終えているからか、リラックスして演奏している様子がいかにも彼らしく、聴き手も作品自体を存分に楽しむことができた。
 もっといろいろ書きたいことはあるが、実は今日の締め切りが1本残っているため、これからまだ仕事をしなくてはならない。
 というわけで、今日のブログはここでおしまい。
 そうそう、もうひとつ特筆すべきことがあった。五嶋龍と録音でも組んでいるピアニスト、マイケル・ドゥセクの安定した、ヴァイオリニストにピタリと寄り添う味わい深いピアノを聴かせたことが、このリサイタルの成功につながったと感じたのである。
 やはり、ヴァイオリニストにとって、共演するピアニストは本当に大切である。
 
| クラシックを愛す | 23:50 | - | -
咳止めお助けマン
 コンサートの途中でなんだかのどがガラガラしてきたり、咳が出て困ったという経験をもつ人は多いのではないだろうか。
 私ものどが弱く、演奏の途中で咳き込むのをがまんするあの辛さは、何度も味わっている。
 これまでありとあらゆるのど飴や蜂蜜キャンディー、生姜入りやれんこんの絞り汁の入った飴を試したが、どれも即効性がなかった。
 でも、いまは「秘密兵器」を見つけたので、安心である。
 浅田飴のせきどめ、シュガーレスという丸い飴で、紙に包まれているわけではないので、ガサガサ音を立てて包み紙をむかなくても大丈夫。
 これは本当にスルッとなめると、途端に咳が止まる。
 以前、インタビュー中に咳き込んで困っていた海外のアーティストにさりげなく渡したら、あんなに苦しそうだったのにあっというまに咳が止まり、ものすごく感謝された。
 2年前、パリでフジコ・ヘミングのリサイタルにいったときも、彼女が大風邪をひいていて、顔を真っ赤にして咳をしていたのでこの飴を渡したら、缶ごと取られてしまった(笑)。
 まさに「秘密兵器」なのですゾ。平和な秘密兵器。私はいつもバッグに入れ、このお助けマンに救ってもらっている。
 咳で困っているみなさん、ぜひ試してみてくださいな。万人に効くという保証はないけど、きっと軽減しますよ。それに、シュガーレスだから太る心配もないし…。
 今日の写真はその咳止めドロップ。これはオレンジ味だけど、レモン味もある。お試しあれ〜。




 
| 日々つづれ織り | 22:08 | - | -
ジャンルカ・カシオーリ
 ピアニストのジャンルカ・カシオーリが現在来日中で、ヴァイオリニストの庄司紗矢香とのデュオを行い(5月23日〜6月9日全国9公演)、自身のリサイタルも予定している(6月12日、紀尾井ホール)。
 そこで、「インタビュー・アーカイヴ」の第61回はカシオーリを取り上げたい。彼に初めてインタビューしたのは1997年、18歳のときだった。ドイツ・グラモフォンから「カシオーリ・デビュー!」「アンコール!!」というアルバムがリリースされた直後のことだった。

[FM fan 1997年11月3日〜16日 No,24]

ベートーヴェンは、人間の喜怒哀楽をもっとも直接的かつ包括的に作品に投影させた最初の作曲家だと思う

 マウリツィオ・ポリーニに続けとばかりに、イタリアから新星が登場した。1994年にミラノで第1回が行われたウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールの覇者、ジャンルカ・カシオーリだ。
 彼はコンクール当時15歳。このコンクールはベートーヴェンと現代作品が2大柱となっており、審査員にはポリーニや作曲家のルチアーノ・ベリオらが顔をそろえ、ピエール・ブーレーズの新曲「ピアノのためのアンシーズ」が課題曲として含まれている。
「ぼくにとっては優勝することよりもポリーニに聴いてもらえる、そのことの方が大事だった。でも、優勝者はドイツ・グラモフォンに録音できると聞いていたので、これも大きな魅力だったことは確か。ただし、ブーレーズの曲はコンクール直前にようやく楽譜が仕上がったため、時間との戦いで大変だったよ」
 それにもかかわらず、この演奏は絶賛された。審査員は絶対音感をもち、初演演奏に優れ、技術的な困難なしに作品をどんな調にも容易に移調し、すぐに演奏できるカシオーリの才能を高く評価したといわれている。
「小さいころから、作曲らしきものをいつもしていたからだよ。ショパンを弾くとショパンのまねをして曲を作り、モーツァルトを勉強するとそれっぽい曲を作って遊んでいたんだ」
 カシオーリは、イタリアンらしく陽気な性格。シリアスな話でも途中からコメディのような様相を呈し、最後は大笑いになってしまう。
「でも、演奏はちゃんとやっているよ。録音もおもしろくて、もっとやってみたいと思ったし、今夏のザルツブルク音楽祭に参加したんだけど、すごく楽しめた。ぼくはピアノを弾くのを仕事と思っていないんだ。喜びというか、生きがいというふうに感じている。だって、大勢の前で弾くのって、すごく楽しいんだもん」
 8歳から自分の意志でピアノを始めたカシオーリは、現在18歳。たった10年でここまできてしまった。音楽を常に楽しみながら。
「ベートーヴェンは昔からぼくのあこがれ。一番心に近い音楽なんだ。ベートーヴェンは人間の喜怒哀楽の感情をもっとも直接的に包括的に作品に投影させた最初の作曲家だと思う。ベートーヴェンを弾いていると、ああ、ピアニストになってよかったって思う。すばらしいピアノ・ソナタをたくさん書いてくれたから。コンチェルトもね。それらをもっと深く勉強したい。20世紀の作品も大好きだから、レパートリーを広げたいし。でも、まだ学生だから、学校の勉強もたくさんあるんだよね。まあ、こっちも楽しみながらやるよ(笑)」

 あれからはや18年。いまや中堅の実力派に成長したカシオーリ。演奏の根幹に流れるものはまったく変わっておらず、顔もあまり変わっていない。
 デュオが終了してから庄司紗矢香とのサイン会では、彼女がさっと素早くサインをするのに対し、「ジャンルカ・カシオーリ」ときちんと書く彼は、とても時間がかかる。それゆえ、サインの列は長いまま。
 この性格の違いが、音楽面での個性の違い、音の対話のぶつかり合いを生み、ユニークなデュオが生まれる。今回は、どんな演奏が披露されるだろうか…。
 今日の写真は、その雑誌の一部。ホント、この顔の表情、いまも変わっていないよねえ。


 
| インタビュー・アーカイヴ | 17:51 | - | -
徳永二男
 2011年から宮崎国際音楽祭の音楽監督を務めているヴァイオリニストの徳永二男は、今年20周年を迎えた音楽祭に関し、万感の思いがあるようだ。
 今回の音楽祭では、宮崎国際音楽祭管弦楽団のコンサートマスターを務め、ソロや室内楽でも活躍し、さらにオーケストラの指揮も務めた。
 リハーサルの合間にインタビューを行ったが、いつもながらのおだやかな笑みをたたえながら、音楽祭に対する熱い思いを語ってくれた。
「私は船頭役で、ひとりで何でも決めているんですよ。その代わり、すべての責任も負っています」
 演奏者やプログラムからこまかいことまで、1年間かけてじっくり練っていくという。このインタビューは、ヤマハのWEB「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」に書こうと思っている。
 徳永二男は、生まれたときに双子で、もうひとりの男の子はすぐに亡くなってしまったため、ふたり分生きてほしいという親の願いで、「二男(つぎお)」と名付けられたそうだ。
 彼はとても人当りがよく、ひたむきな話し方で、音楽に対する限りない熱意を感じる。
 今回、私が楽屋の部屋におじゃましたら、「何か飲まれますか。どんな物がいいですか。ああ、これいいんじゃないかなあ。女性には向いていると思うけど」といって、宮崎特産だというポリフェノールたっぷりのグレープジュースに似た味わいのジュースを冷蔵庫から出してくれた。
 そのおいしいことといったら…。こういうこまやかな心配りがさらりとできるところが、みんなに好かれる理由ではないだろうか。
 こうした地方の音楽祭を20年間続けるというのは、大変なことである。当初は、アイザック・スターンが顔となり、華々しく開幕したが、その後ウラディーミル・アシュケナージ、シャルル・デュトワへと受け継がれ、2011年に徳永二男が音楽監督に就任した。ただし、第1回から彼は音楽祭のオーケストラのコンサートマスターを務め、その人選も行っている。
 これから21年目に向かって、また新たな歩みを続けることになるわけだが、すでに新しいプロジェクトも考えているとか。
 今日の写真は、ことばを尽くして音楽祭の今後の展望を語る徳永二男。ごちそうになったジュースがあまりにもおいしかったため、いろんなところで探したが、ついに手に入れることはできなかった。
 銘柄を聞いておけばよかったなあ。食いしん坊の私は、後悔しきり(笑)。

 
 
 
| アーティスト・クローズアップ | 22:16 | - | -
仕事仲間
 いろんな仕事仲間がいるが、お互いに心から信頼し、仕事の仕方に共感し、しかも一緒に仕事をしたいと思う人はそう多くはない。
 昨日は、その意味で大切な仕事仲間のひとり、Eさんと吉祥寺のカフェロシアで食事をしながらさまざまな話をした。
 おいしいロシア料理をいただき、グルジアワインを飲みながらプライベートなことも話しているうちに、彼女とは多くの共通点があることに気づいた。
「どうしてこんなにいろいろ共通項があるのかしら」
 夜も更けるにつれ、ふたりでその部分に驚き、より会話が弾んだ。
 そして、何か一緒に仕事ができないかという話になり、新しいことをやりたいという気持ちで一致。もうひとり、私の親しい友人Uさんを加え、3人で新たな仕事をしようということで盛り上がった。
 早速、Uさんに電話。
「いまねえ、Eさんとこれこれこういう話になっていて、あなたに参加してほしいと思っているのよ」
 こういうと、いつも前向きでやる気満々のUさんは、「これからタクシー飛ばして、そっちに行くわ」という。
「いやいや、もう遅いし、もっとEさんと話を詰めてから、また連絡するから」
 ひとまずこういって電話を切った。
 でも、それからまたEさんと話し続け、結局カフェロシアの最後のお客となり、12時をまわってから解散となった。
 今日もふたりとその新しい仕事の件でメールと電話のやりとりが続き、3人ともテンションが上がりっぱなし。でも、仕事を始めるには経費の問題もあり、いろいろ考えなくてはならないことが山積みだ。
 しかし、女3人で前向きに突っ走れば、なんとかなる。私はこう考えている。
 これからしばらく、3人の情報交換が続きそうだ。
 今日の写真は、先日食べられなかったカフェロシアのペリメニ。




 その前に、とっても豪華な前菜が運ばれてきた。キャッホーッ、これで一気に元気になるよねえ。グルジアワイン(いまはジョージアワイン)も、すばらしい味と香りだったし…。おいしい食事は頭の活性化につながるようだワ(笑)。



| 親しき友との語らい | 22:48 | - | -
「日経新聞」の親睦会
 今日は、「日経新聞」のマンスリー・ミュージック・サロンの関係者が集まって、麻布十番の中華の人気店で親睦会が行われた。
 10人以上が円卓を囲み、10年続いている連載ページの祝賀会のような形になった。
 最初からクラシック・ページを担当している私は、もう10年も続いているのかと、またまた月日の経つ早さを思い知らされた。
 この間、新聞社の担当者や書き手のメンバーが多少変わったものの、ほとんど同じ顔触れである。
 会が進むにつれ、みんなほろ酔い気分になり、見ればテーブルの上には紹興酒の空瓶がズラリ。
 紹興酒をグラスになみなみとついで、表面張力だといって飲んでいる人がとてもおもしろく、写真を撮ったが、帰宅してからよく見るとあまりにも酔っぱらったスゴイ顔をしているため、ブログにアップするのは控えることにした。
 おふたりさん、せっかくポーズとってくれたのに、ごめんなさいね(笑)。
 お開きになった後、これから二次会に繰り出すといって、大半のメンバーは移動したが、私とバレエのページを担当しているMさんは、明日の仕事を考えて帰ることにした。きっと、あの調子では、あと3時間くらい飲んでいるんじゃないかな。
 この新聞のページの関係者は、みんないい人ばかり。仕事がとても楽しくできる。もっともっと長く続いてほしいと願っている。
 このお店の中華料理は本格的な食材を使った味わいで、薬膳のようなスープもあった。最後に出てきたのが、中国の真黒なお醤油を使って作るという炒飯。初めて食べる味で、とても香ばしくておいしかった。今日は、酔っ払いの写真は外し、この炒飯の写真で〆。




 
| 親しき友との語らい | 23:26 | - | -
ミッシャ・マイスキー
 5月のミッシャ・マイスキーは大忙しである。
 6日に宮崎国際音楽祭の「マイスキー・スペシャル〜親子で奏でるハーモニー」に出演し、ヴァイオリニストの息子サーシャ、ピアニストの娘リリーと共演。13日には別府アルゲリッチ音楽祭の「ベスト・オブ・ベストシリーズVol.3 アルゲリッチ&マイスキー 室内楽コンサート」に出演し、すぐにまた宮崎に戻り、15日には「饗宴」〜20周年記念ガラ・コンサートに参加した。
「本当に、今回は行ったり来たりで、大変だった。でも、リリーやサーシャと共演できたし、マルタとはいつもながらの熱い演奏ができたので、満足しているよ」
 宮崎国際音楽祭のリハーサルの合間を縫って、話を聞くことができた。
 つい先ごろ、現在の奥さまとの間に女の子が生まれ、4人の子どもたちの父親となったため、その話題になると相好を崩す。
「以前の結婚のときのふたり、リリーとサーシャを合わせると、6人の子持ちになったんだ。この数はすごいでしょう。私が数にこだわるのは知っているよね。なんと、バッハの無伴奏ソナタの6曲になったわけだよ」
 ここで大爆笑。
 マイスキーは、最近チェロ・ケースにそのバッハの「無伴奏チェロ組曲」をプリントし、それを大切に持ち歩いている。
「これまでもソロ、コンチェルト、室内楽と幅広く演奏してきたけど、最近は家族でトリオを演奏する機会が増えたので、そのレパートリーを広げようと思っている。レコーディングに関しては、いままで家族ひとりひとりに録音を捧げてきたけど、新たな子が誕生したから、いま彼女に何の音楽を捧げようかと考えているところなんだ」
 マイスキーに会うと、最近はパソコンに入っている子どもたちの写真を見せてくれる時間が長く、ほとんどインタビューにならない。
 でも、昔から彼のことを知っているため、こんなに明るく幸せそうな表情になったマイスキーを見て、感慨ひとしおだ。
 今回のガラ・コンサートでは、ベートーヴェンのヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 作品56より第1楽章だったが、演奏はいつもながらの集中力に富む、ほの暗い情熱をただよわせるものだった。
 今日の写真は、バッハの作品がプリントされたケースとチェロを抱えたマイスキー。
「髪がちょっと変だねえ」
 こういいながら、3度も写真を撮り直し、ようやくOKが出た1枚。でも、撮り直した写真は、どれも同じような髪型に見えたんだけどなあ。本人だけが、こだわっているのよね(笑)。

| 親しき友との語らい | 22:17 | - | -
五嶋龍
 五嶋龍の演奏は、12歳のときにカザルスホールで2週間に渡ってリサイタルを行ったときから聴き続けている。
 取材やインタビューもずっと行い、さまざまな記事を書いてきた。
 今日は、次号の「CDジャーナル」のインタビューで、レコード会社に行った。すると、久しぶりに会った龍くんは、ジムで鍛えたようなマッチョなからだに変身していたのである。
「えーっ、すごいからだしているわねえ。運動しているの?」
「ええ、ジムに通っていろいろやっているんですよ」
 笑いながら答える彼は、特に腕の太さがハンパではない。それから新譜のベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」とフランクのソナタ(ユニバーサル)の話題に移ったが、以前とは別人のようなからだつきで、エネルギッシュに話す。
 このCDはライナーを書いたため、何度も録音を聴いている。それゆえ、ベートーヴェンの作品から作曲家に関することまで、さまざまな質問を投げかけた。その詳細を記事に綴ろうと思う。
 次なる録音はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。いま勢いに乗るコロンビア出身の指揮者、アンドレス・オロスコ=エストラーダと彼が音楽監督を務めるフランクフルト放送交響楽団との共演で、6月にドイツでレコーディングするそうだ。
 この指揮者&オーケストラとは、11月17日にサントリーホールで共演することが決まっている。曲目はもちろんチャイコフスキーのコンチェルト。この曲はとにかく「出だしが勝負だ」と語っていた。
 デビュー当初から取材を続けていると、そのアーティストのさまざまな変遷を目にすることができるが、五嶋龍も会うたびにいろんな側面を見せてくれる。彼はクラシックの演奏家らしからぬ一面もあり、とにかく好奇心が強く、音楽以外のさまざまなことに興味を抱く。
 今日の写真は、アスリートのような鍛えたからだになった龍くん。すごいよねえ、この筋肉。私はテニスのラファエル・ナダルの腕を思い出してしまった(笑)。

| 親しき友との語らい | 21:36 | - | -
宮崎国際音楽祭
 今年の宮崎国際音楽祭は第20回という記念の年を迎え、4月29日から5月17日まで多彩なプログラムが組まれ、充実したフェスティヴァルとなった。
 5月15日には「《饗宴》〜20周年記念ガラ・コンサート」がメイン会場であるアイザックスターンホールで開かれ、広上淳一指揮宮崎国際音楽祭管弦楽団と内外のソリストによる演奏が3時間余りの長時間にわたって行われた。
 記念のガラ・コンサートとあって、ソリスト陣は非常に豪華な顔ぶれ。ヴァイオリンのピンカス・ズーカーマン、ジュリアン・ラクリン、ピアノの横山幸雄、ヴァイオリンの三浦文彰、テノールの福井敬、ヴァイオリンの諏訪内晶子、漆原啓子、漆原朝子、チェロのアマンダ・フォーサイス、ピアノのアンジェラ・チェン、ヴァイオリンのボリス・ベルキン、フルートの高木綾子、ハープの吉野直子、ヴァイオリンの徳永二男、ピアノのリリー・マイスキー、ヴァイオリンのサーシャ・マイスキー、チェロのミッシャ・マイスキーがさまざまな作品を奏でた。
 5月16日には同ホールで、「チャイコフスキー 激情のシンフォニー」と題されたコンサートが行われ、ズーカーマン指揮、同オーケストラによるチャイコフスキーの交響曲第5番ほかが演奏された。
 そして今日、午前中の便で宮崎から羽田に移動し、その足でオペラシティに直行。レイフ・オヴェ・アンスネスがマーラー・チェンバー・オーケストラを弾き振りして行っている「ベートーヴェンへの旅」(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会)の最終日に駆け付けた。
 今日のプログラムは第1番と第5番。このメンバーで録音も行っているアンスネスは、指揮もすっかり板につき、充実したベートーヴェンを披露した。
 というわけで、週末からすばらしい音楽を山ほど聴いたが、からだはもう疲労困憊。また少しずつ宮崎国際音楽祭の様子を綴っていこうと思っている。
 今日の写真は、ガラ・コンサートの楽屋で会ったアーティストたち。みんな祝祭的な雰囲気のコンサートゆえ、明るくのびやかな表情をしていた。
 上から、リハーサル中のズーカーマンとフォーサイス、広上淳一、福井敬、諏訪内晶子、ジュリアン・ラクリン、三浦文彰、吉野直子。













| クラシックを愛す | 22:37 | - | -
出張準備
 すべての仕事が終了し、さて、出張の準備をしなくちゃというとき、一番最後になるのが化粧品と洗面用具である。
 翌日、まだぎりぎりまで使うからだ。
 女性はだれでもそうだと思うが、携帯用の化粧品の用意はとても面倒である。ふだん使っている瓶やチューブを全部もっていくわけにはいかないし、携帯用の小さな容器に入れ替えるのも面倒。以前は、それでも全部入れ替えていたが、いつのころからか、旅行用の小さな物に変えた。
 私はみんなに驚かれるが、出張にいくときは、海外でも国内でも、荷物を作るのが本当にぎりぎりの時間。まず、仕事を片付けることに集中するため、荷造りはどうしても後回しになってしまう。
 その代わり、荷造りはとても素早い。そしてこれも多くの人に驚かれるが、荷物がとても少ないのが特徴だ。
 洋服などは着回しのできる物を最小限もっていけば大丈夫。
 ただし、もっとも苦手なのが、強い冷房。仕事柄、飛行機はまだしも、ホールのなかはとても寒い。外が暑いからといって薄着をしていくと、コンサートが終わるころにはぞくぞくしてくる。
 というわけで、これからの季節は冷房対策が最重要課題。今日も、準備段階で、ひとつ夏のジャケットを入れた。
 さて、原稿はすべて終わったし、用意もできたし、あとはなんとかなるだろう、国内だからね。
 今日の写真は、いつも私の出張に一緒にいってくれる化粧ポーチ。大は化粧品、小は洗面用具が入っている。
 人の荷物をのぞいたことがないのでわからないけど、みんなどんな物に入れているのかな。だれか、ちょっと見せてくれない(笑)。



| 麗しき旅の記憶 | 22:24 | - | -
栄養つけなくちゃ
 原稿が重なって体力が落ちたときは、おいしい物を食べるに限る。
 最近は、海外出張に行くと、特にヨーロッパ各地でBIOやEQUOという文字が目立つ。
 みんなエコに感心が高く、有機栽培の野菜やオーガニック食品を使用した料理に人気が集まっている。
 ビオも有機農産物や有機加工食品を意味し、いまの健康ブーム、自然志向を表している。
 私もできる限り自然な食材を使用するようにしているが、最近ちょっとしたこだわりのパスタを見つけた。
 LA TERRA E IL CIELO(ラ・テラ・エ・イル・チェロ)という有機スパゲティで、イタリア語で「大地と空」という意味の名がつけられている。ローマ北東部、アドリア海沿岸の地域で4代にわたって小麦の製粉とパスタの製造を手がけている会社の製品である。1980年に有機栽培を導入し、加工のさいもいっさいの化学的処理を施していないそうだ。
 いまやこうしたこだわりの製品が広く出回ってきて、うれしい限りである。
 このパスタはこしが強く、アルデンテにゆでると歯ごたえがよく、味わい深い。今日は行きつけの魚屋さんに新鮮なあさりがあったため、ボンゴレにしてみた。
 栄養つけて、もうひとふんばりしなくっちゃ。
 写真は、バスタの袋。裏には石臼を用い、湧き水を使っていると表記されてい。う〜ん、その気概、十分に感じます!



 もう1枚は、出来上がったばかりのボンゴレ。今日はミニトマトで味を加え、わがハーブ園のイタリアンパセリをバラリ。私はあさりが口を開くと、アマルフィ産のレモンチェッロをひと振りする。とてもさわやかな味わいに仕上がるので。





 
| 美味なるダイアリー | 23:35 | - | -
音楽祭の取材
 今週の金曜日から日曜日にかけて、宮崎国際音楽祭の取材に出かけることになった。
 その前に、たまっている原稿をすべて入稿していかなくてはならない。
 それに加えて、明日も明後日もコンサートが入っている。さて、どうやって時間のやりくりをすべきか。
 いつもながら、出張の前はドタバタの状態になる。
 先日、京都から戻った翌日、仲良し3人組の「末っ子トリオの会」を久しぶりに行い、近況を報告しあった。本当は、今日も友人のEさんと、彼女のご主人がオーナーシェフを務めるカフェロシアで会っておしゃべりをするはずだったが、あいにくの台風で、延期となった。
 というわけで、私は朝からパソコンにしがみついている。
 でも、仕事のストレスは友人とのおしゃべりと食事会で発散しているためか、仕事は結構はかどっていて、なんとか出かけるまでにすべて終わりそうだ。
 ただし、日曜日の午前中の便で宮崎を発ち、羽田に着いたら、その足でオペラシティまで飛んでいき、レイフ・オヴェ・アンスネスのベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴かなくてはならない。
「後半だけでも顔を出してくださいね」
 マネージメントの方にこういわれ、なんとか14時開演にすべりこもうと思っているが、何かあると、後半だけになってしまうかも…。
 どうしてこうなるのかよくわからないが、私のドタバタ状態はしばらく続きそうだ。
 こんなときに限って、テニスのイタリア国際(ローマ)が始まった。ロジャー・フェデラーは、どうもクレーコートが苦手なようだ。モンテカルロもマドリードもよくなかったが、なんとかイスタンブールだけは優勝できた。これは250の小さな大会だから。
 もうすぐ全仏オープンが始まるし、頑張ってもらわないと…。でも、テレビ観戦している時間もないし、やれやれ、困ったな。
 
 
| 日々つづれ織り | 22:25 | - | -
きをん梅の井陶泉房
 小学生のころから、両親の仕事の関係で京都に連れて行ってもらった私は、敷居の高い割烹料理や老舗の京料理のお店に気軽に出入りしていた。
 ところが、大人になってからは、そうしたお店は伝統と格式があるとわかり、そうそう気軽に訪ねることができなくなった。
 最近は、そうしたお店のなかで、自分の身の丈に合った、気張らずにゆったりとした気分で食事をすることができるお店をいろいろ探索している。
 今回は、ぎをん梅の井陶泉房で鰻割烹を楽しんだ。
 このお店は八坂神社の裏手の静かな場所に位置し、あたりは一面の緑に囲まれ、祇園の喧騒とは一線を画している。



 100年続く鰻の名店で、昨年夏、祇園・縄手から店主の生家である円山公園内の一軒家に移り、メニューも創業当時のスタイルに一新された。
 板長さんが仕事をするカウンターのうしろはガラス張りで、美しい庭が見えるという斬新な店内。テーブル席も落ち着いた感じで、ゆっくりと旬のお料理を楽しむことができる。



 やはり、おいしい和食は心身が癒され、季節を感じることができ、京都にきたことを実感させてくれる。
 今日の写真は、旬の野菜を使った前菜と桜の香りただよう一品。





 今回は、東寺の特別拝観を見て、愛する河原町の永楽屋で鰹でんぶやお漬物、一と口椎茸、えび豆などを購入し、とらやのカフェで抹茶の水ようかんをいただいた。
 すべてが心に染みる味わいであり、旅の記憶となる。写真は混んでいるところを外して撮った東寺の五重塔。



 先日、錦小路がものすごい混雑で身動きができないほどだったと書いたが、それでも私は人をかきわけかきわけ、お目当てのにしん甘露煮と木の芽をゲットした。
 にしん甘露煮はにしんそばにし、木の芽は木の芽味噌を作ろうと思っている。
 この木の芽、東京で買うと2、3枚で結構高いのに、錦小路では袋に山ほど入って、なんと100円だった。こういうのを見ると、ウワーッ、いっぱい買わなきゃと思ってしまう私。まだまだたくさん買いたい食材はあったけど、なにしろとてつもない人ごみゆえ、途中であきらめて脇道へと逃避してしまった。なさけないですなあ(笑)。
 


 
| 美味なるダイアリー | 16:33 | - | -
宇治探訪
 今回の京都の旅の目的のひとつ、宇治は、昔から大好きな場所である。
 ただし、ここもものすごい混雑で、平等院はどこも人、人、人。
 2012年9月から建立当初の姿に近づけようと大規模な改修工事が行われ、昨春から拝観が再開されたとあって、満員御礼の状態だ。
 その改修工事の様子が映像で流されている部屋があり、細部にいたるまでオリジナルの姿に近づけようと努力する職人さんたちの様子が映され、詳細がよく理解できた。
 写真は、当初の姿を取り戻した色彩感豊かな鳳凰堂。金箔を貼った鳳凰が日の光に輝く。オリジナルの鳳凰は平等院ミュージアム鳳凰館に置かれ、間近に見ると、その圧倒的な存在感に驚くばかり。



 宇治はお茶で有名だが、今回は中村藤吉本店で「挽き茶とお茶席体験」に参加した。これは日に4回行われ、私が参加したのは2席目で、約1時間で終了する。
 まず、お茶の葉を石臼で挽いて抹茶にすることから始まり、その後は茶室に移動して生茶ゼリイ、濃茶、自分で挽いた薄茶をいただく。
 それぞれの作法を教えていただき、いろんな興味深いお話も聞くことができた。
 写真は、石臼で挽き茶を作っているところ。ひとりずつ体験するのだが、結構重かった。もう1枚は奥の茶室に通じるお庭。ぞうりに履き替えてそろそろと移動する。





 体験が終了してからお店でショッピングをし、貴重な時間を過ごすことができた。写真は中村藤吉本店の入口。ここはカフェも併設しているが、すごい行列で、とうとう入ることができなかった。



宇治は駅前の郵便ポストもお茶に因んだユニークな形。


 
| 麗しき旅の記憶 | 23:17 | - | -
gomacro Salon
 連休の最後を利用して、京都を旅した。
 ところが、どこに行っても超満員で、特別拝観の神社仏閣は3時間待ち、ちょっとお茶をしようと思ったら、カフェは名前を書いて45分並ぶ。
 食材を買いに錦小路に行ったら、ここは東京の電車のラッシュ並の混雑で、身動きが取れない。
 そのなかで、なんとかお目当ての寺院やお店に入り、目的を達成することができた。
 最初の日にランチをしたのは、約80年前からごま油を作り続け、伝統の香りと風味、コクを大切に食品添加物、保存料、着色料、化学調味料、化学製品をいっさい使用せずにごまかしのないごま油を製造している山田製油のカフェ。
 ここは地下鉄の烏丸御池のすぐ近くに位置し、gomacro Salon(ゴマクロサロン)と名付けられている。
 店内はさまざまな製品が展示されていて、購入ができるようになっている。





 ランチでいただいたのは、その日の限定10食というスペシャルランチボックス「胡麻手箱」。ごま豆腐やあえ物、揚げ物、煮物、ごまご飯、汁物、デザートにいたるまで、ごまづくし。からだが一気にヘルシーになる感じだ。







 食後は、重くてたまらなくなる一歩手前まで買い物し、それから町歩きに出た。
 今日の写真は、胡麻手箱。ひとつずつお店の人が説明してくれ、感動しきり。なかなか家では作れない物が多かったが、レシピ帳をいただき、挑戦しようと思い立った。
 
 
| 麗しき旅の記憶 | 22:21 | - | -
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015」のメイン会場である東京国際フォーラムのすぐそばに、三菱一号館美術館がある。
 ここでは、現在ワシントン・ナショナル・ギャラリー展が開催され(5月24日まで)、アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションが来日している。
 ラ・フォル・ジュルネの開催時は、連日とても混んでいて、音楽と美術の両面で芸術を楽しむ人が多い。
 ルノワール、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガン、ボナール、ヴュイヤール、ブーダン、スーラ、ルドン、ピサロ、ロートレックらの作品が展示されているが、ゴッホの初期の作品もあり、とても興味深かった。
 このゴッホの作品は、1883年ころに描かれた「オランダの花壇」と題されたもので、整然とした花壇が並ぶ構図。色ごとに分けられて植えられているチューリップの花壇を描いたもので、不思議な静けさがただよっている。
 私はゴッホの初期の作品では、「ジャガイモを食べる人々」がもっとも好きな絵だが、これはその2年前の作である。
 やはり絵は実物を見ると、そのすばらしさに感動する。
 今日の写真は、絵画展のポスターやチラシになっているルノワールの「猫を抱く女性」。ルノワールでは、「アンリオ夫人」もとても美しい絵だった。

| 情報・特急便 | 22:00 | - | -
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015
 例年、この時期は「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」で有楽町から東京、大手町、丸の内周辺は大賑わいである。
 今年のテーマは「PASSIONS パシオン 恋と祈りといのちの音楽」。5月2日から4日までの3日間、東京国際フォーラムを中心にコンサートと関連イベントが多数行われている。
 私はプラジャーク弦楽四重奏団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルをはじめ、さまざまなコンサートを聴いているが、ホール以外でもユニークな人に会った。
 いろんなホールの開演前に聴衆を楽しませたり、一緒に写真に納まったりしているパフォーマー、ムッシュPである。
 この人、きれいにメイクをして、とてもキュートな服装をし、愛想がいい。額縁をもっていて、自分が肖像になっている。
 今日の写真は、その肖像画になっているムッシュP(フィリップ・エマール)。もうひとつ、蝶々を棒の端につけてひらひらと一緒に舞いながら人々を楽しませるパフォーマンスもある。
「ラ・フォル・ジュルネ」は、これまで毎年のようにいろんな人たちと出会ってきたけど、こんなに温かな気持ちになったのは初めて。
 この音楽祭は、いろんな楽しみ方があるのね。

 
| クラシックを愛す | 22:27 | - | -
美しい5月に
 シューマンが歌の年に書いたハイネの詩による「詩人の恋」は、「美しい5月に」という繊細なピアノ伴奏を伴うおだやかな曲で始まる。
 この曲を音大で学んだとき、その美しい旋律と、ある若者が5月に恋をし、やがて失恋し、のちにそうした青春を回想するという内容にとても心が動かされたものだ。
 いまでも、5月になるとこの歌曲の旋律が脳裏に蘇り、詩と音楽のすばらしい融合に心が震える。
 今日から5月である。先日までの曇天や肌寒さが嘘のように晴れ渡り、薫風が気持ちいい。
 まさに「美しい5月に」をうたいたくなる清々しさだ。
 とはいえ、私は月末から月初めの締め切りに追われ、散歩に出る余裕もない。なんとか、本格的な連休が始まる前にすべて終わらせたいと思っている。
 ああ、美しい5月、早くその季節を楽しみたいなあ…。
 
| ああ愉しき(?)、締切り地獄 | 23:27 | - | -
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